お金がないのに子どもを産む。
その選択を、どう受け取りますか?
皆さんは、痛快!ビッグダディというテレビ番組を覚えているでしょうか?
8年にわたり、ある大家族に密着した、ドキュメンタリー番組です。
番組の主人公は、一家の父親である、林下清志さん。
結婚して数年で八人の子どもをもうけた挙句、多額の借金を背負い、妻とは離婚。
シングルファザーとしてそれだけの人数の子どもたちを育てているだけでも珍しいのに、彼は番組放送中、何度も何度も結婚や離婚、そして出産を繰り返しました。
最終的にもうけた子どもは、実子だけで10人。
結婚と離婚を繰り返した回数は、なんと合計、7回。
ちょっと非常識すぎやしないか。
その奇行ともとれる行動の数々に、世間は黙っていませんでした。
番組の人気が高まれば高まるほど、林下さんへの批判が殺到。
それでも彼の勢いは留まることをしらず、書籍を出版し、舞台にも出演し、挙げ句の果てには、AVへの出演まで果たします。
有名なタレントも、世間の人たちも。みんなが彼を指差し、こう言います。
「十分な経済能力もないのに、子どもを産むのは無責任だ。子ども達が可哀想だ」
経済状況が不安定なまま、出産を繰り返す。食事だって、満足にはとれない。
まだ心が未発達な幼い子供達がいる状況で、離婚と結婚を繰り返す。
私自身、彼の子育てが子どもたちの心に与える悪影響は、著しいのではないかと懸念していました。
だけど、放送されている番組に映る子どもたちは、そんな私の思いを吹き飛ばす勢いで、なんだか楽しそう。
世間、そして私自身の思いと、子どもたちの笑顔の間に生じたギャップは、
私の心に、モヤモヤとした不信感を抱かせます。
テレビの前だから、ビッグダディが怖いから、無理してたんじゃない?
「ビッグダディの子育ては間違えていた」もしも本当にそうだとしたら。
彼に育てられた子どもたちは幼少期、テレビには写っていないどこかで、涙を流していたのでしょうか。
そして今、どうしているのだろう。もしかして、自分勝手な父親を恨んでいるのでは?
それから、肝心のビッグダディは?
自分がしてきた子育てについて批判された彼は、
子ども達が手を離れた今、自分自身の子育てを振り返り、どう思っているのでしょうか?
yuzuka
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