まえがき
現地時間6月18日の夜、ふたつの場所で、銃撃事件がおきた。
フロリダ州で銃撃を受けたのは、今年3月にリリースしたアルバムがいきなり全米チャート1位を記録したXXXテンタシオンとして知られるジャセー・オンフロイさん(20)。
同じ日のピッツバーグ市内では、同所を拠点に活動していたジミー・ウォポさん(21)が、銃撃される。
両者とも、まもなく死亡が確認された。
ジャセー・オンフロイさんが最初に注目されたきっかけとなったのは、XXXテンタシオンとしてリリースした楽曲、「Look At Me!」のミュージックビデオ。過激な内容ながらに、米国の人種差別問題を直視した作品が話題を呼んだ。同曲では、白人警官による黒人への暴行事件などが取り上げられている。
同じ日に死亡したウォポさんは18歳の時に受けた銃撃のショックがきっかけで、ラッパーに。音楽を通して社会へメッセージを訴えていた。
未来ある二人の若者の命が奪われた。
ふたりが「黒人であったこと」は、たまたまだろうか?
私はその事件を目にした時、どうしても、そうは思えなかった。
その後、ジャセー・オンフロイさんを殺害した男は逮捕され、
犯人は、彼と同じ黒人男性であったことが分かる。
少なくともジャセー・オンフロイさんが殺害されたのは、差別的な動機ではなかった。
「まさか黒人男性だから、殺されたの?」
では、どうしてあんな疑問を抱いたのか。
私がその疑問を抱いたきっかけとなったのが、
ここから先に書かれている、インタビューだ。
このインタビューを実施したのは、数ヶ月前。
内容は、人種差別だけではない、もっと包括的なものであったが、この事件を受けて、
【前編】と【後編】に分け、前編では、人種差別についてのみを扱おうと決めた。
そしてこのハッシュタグを付け、多くの人に届くよう、英訳された記事も、同時公開する。
#black lives matter
黒人の命は大切
※本来このハッシュタグは、警察官による黒人に対する過剰防衛、不当な暴力に抗議する運動に用いられるハッシュタグである。この記事でもその内容について触れられているので、読んでみてほしい。
人種差別。ピンと来ないかもしれない。
実際、私もそうだった。
だけど、とにかく知ってほしい。
この記事には、難しいことは書かれていない。
あえて、歴史を掘り下げたり、深い知識を書き連ねたりは、しなかった。
ただ、この記事をきっかけに。
人種差別について考える誰かが、増えれば良い思う。
命を奪われたふたりの、ご冥福をお祈りします。
yuzuka
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