記憶に新しい、栗原心愛ちゃんの母親も、同じだった。
裁判長が「拷問と言っても良い」と断言した、たった5歳の心愛ちゃんを殺すに至った父親の壮絶な暴力を、
彼女は無視し、ときに加担した。
心愛ちゃんは死ぬその直前まで、食事を抜かれ、暴言を吐かれ、
真冬の浴室で肌着だけの状態で冷水を浴びせられた挙句、何時間もスクワットさせられていた。
倒れこむと容赦なく、床に叩きつけられる。彼女のか弱い胸骨は、この時に骨折している。
長時間に及ぶ虐待の中でトイレにも行かせず、我慢できずに浴室で大便をした心愛ちゃんに対し、
父親はその大便を拾い上げさせて、そして写真をとっていた。
「家族に入れてよ」「まま、助けて」
大声で助けを叫ぶ彼女の声を、母親は、無視した。
参考:https://bunshun.jp/articles/-/36383
詳細を知れば知るほど怒りがこみ上げてくるこの事件に対して地裁は、
父親 懲役16年 母親 懲役2年6カ月保護観察付き執行猶予5年 の判決を言い渡した。
あまりにも短い、と、私も思った。
一番信頼できるはずの「家族」という存在に命をおもちゃにされた挙句に奪われた心愛ちゃんを前にして、
どんな判決も、きっと誰のことも納得させられはしない、と、思う。
母親は父親側の裁判での証人尋問で
「できる限り重い刑にしてほしい。理由は言いたいが、言葉にならない」と話した。
yuzuka
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