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自己愛の強い男友達の恋愛相談を聞いていたときの話

自己愛の強い男友達の恋愛相談を聞いていたときの話

恋をすると、その人と付き合いたいと思う。

けれど、「どうしたらその人と付き合えるか?」ばかりを考えるのは本当に恋なのだろうか。

相手のことがどうしようもなく気になって、いつも考えてしまう。会えると嬉しいし、会えないと会いたくなる。姿を見るとドキドキして、ときには胸が苦しくなって眠れなくなる。

私は、そんな気持ちが恋だと思う。

 

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男友達の恋バナに違和感を覚える

「好きな人ができたんだよね」

数年前、友人のあー君が言った。

 

当時の私は山小屋で働いていて、あー君は同僚だ。30代半ばだけど童顔だから20代に見える。おとなしく気弱だけど、いい奴だ。

「おぉ! 誰だれ?」

「のりちゃん」

のりちゃんは一週間ほど前から山小屋で働きはじめた女性だ。

 

あー君と同世代の垢抜けた美人。サッパリしていて話しやすいし、仕事ぶりも一生懸命で好感が持てる。

「そうなんだぁ! のりちゃん、素敵だもんね」

「すごい美人だよねー」

あー君はキラキラした目でのりちゃんの魅力を語りはじめた。

 

いいねぇ、恋って素敵だねぇ。

……と聞いていたけど、途中で「ん?」と違和感を覚える。

 

あー君の話がどうにも薄っぺらいのだ。

それもそのはず、あー君の語るのりちゃんの魅力は「脚が細い」「髪がサラサラ」「若く見える」など、見た目のことばかり。内面やしぐさ、言動にいっさい触れない。

いや、別に見た目で好きになるのは悪いことではない。

 

だけど、もうすでに一週間も一緒にいるのだから、見た目以外の魅力も見つけているはずだ。私はすでに、のりちゃんの魅力をたくさん見つけている。

「……見た目以外では?」

「うーん……あ、年が近い。やっぱり年が離れてると、付き合ったとき話が合わないから」

 

……お前さては、のりちゃんのこと、見ているようで何も見てないな?

 

その後、のりちゃんに彼氏がいるかどうか聞いてみた。すると、「いない」とのこと。

それをあー君に伝えると、彼は目をキラキラさせて「マジか!」と喜んだ。

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吉玉サキ

吉玉サキ

北アルプスの山小屋勤務を経てライター・エッセイストに。好きな執筆ジャンルは季節労働と生きづらさ。だけどなぜか恋愛コラムを連載することに。お笑いが好き。

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