恋愛 考え方

幸せがゴールだとおもうから

2020年2月23日

「幸せ」を感じることを恐れていた時期があった。

何かが起きるたびにその先の暗さを想像して怖気付いたりもした。

だけど今は、ひとつひとつの幸せをその瞬間に、これでもかってくらいに噛み締めたいって思ってる。

 

幸せはいつでもやってくるものじゃない

ふとした時にふってきて、噛みしめるよりも先に通り過ぎてしまったりもする。

 

それは口に入れた瞬間にほどける綿菓子のようで、

ふわっとした瞬間に驚いているうちに原型をなくして、口に残る微かな甘みだけが「夢じゃなかったのかもしれない」って、おぼろげに語りかけてくるんだ。

 

いくつもの幸せを無駄にしてきたなって、今になって思う。

慎重になりすぎて、先を見据えすぎて、僕たちはいつも幸せを幸せのままで味わないままだった。

 

ああ、違ったんだよ。慎重になんてならなくてよかった。

もっともっともっともっと、ひとつひとつをちゃんと、喜ぶべきだった。

 

裏切られたって良いさ。派手に転んで擦り傷になったって良い。

 

だって、このくらい暗いクライ世界で生きる僕たちにとって、

その微かな、ひとつひとつのほんの小さな幸せこそがゴールだから。

 

それ以上に大切なものなんて、どこを探したって見つからない。

確かで崩れない簡単で安定的な幸せなんて、この世で探すのは難しい。

 

だからひとつひとつのそういった瞬間をいちいち味わって、しつこいくらいに飛びはねて、大げさに大げさに、感じていたいんだ。

好きな人と目があったとか、はじめて食べたランチのB定食がおいしかったとか。

 

そんなので良い。

そういう微かな幸せを、ちゃんとちゃんと喜べる心を作ることこそがぼくたちの素敵な人生のピースになる。

 

未来なんてわからない。この世界はまだまだ明るくない。

だからこそ感じるんだ。今日見つけた小さくて大切な幸せを。

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yuzuka

作家、コラムニスト。元精神科、美容整形外科の看護師で、風俗嬢の経験もある。実体験や、それで得た知識をもとに綴るtwitterやnoteが話題を呼び、多数メディアにコラムを寄稿したのち、peek a booを立ち上げる。ズボラで絵が下手。Twitterでは時々毒を吐き、ぷち炎上する。美人に弱い。

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