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ごはんを食べなさい

ごはんを食べなさい

ごはんを食べなさい。

 

苦しくて、辛くて、悔しくて、泣きそうだけど、

だけどまずは、ごはんを食べなさい。

 

食欲がなくて、なんの味もしなくて、涙がにじみ出るかもしれないけれど、

ごはんを食べなさい。

 

ごはんはね、明日からのあなたのために、食べるの。

生きるために、生きていくために食べるの。

 

消えてしまいそうな貴女。

 

明日なんて来なくても良いといいながら、

しっかりとお腹が鳴ることに嫌になるけれど。

 

だけど、それで良い。

 

 

小学生の頃、17時のまぬけなチャイム。

友達との喧嘩、うまくいかなかったテスト、

回れなかった鉄棒の、錆びた鉄の匂い。

 

あなたはどんな時だって、家に帰って、ごはんを食べた。

悔しかったかもしれないけれど、

テレビで流れるしんちゃんにすら、腹が立ったかもしれないけれど。

 

だけど、ごはんを食べた。

 

悔しい味を噛みしめながら。

 

そして、ちょっとだけ、泣いた。

 

あなたは気づかない間に、そうやって、

小さくて大きな痛みを、ちゃんとちゃんと、超えてきたんだよ。

 

だからね、ごはんを食べなさい。

一口だけでも、吐き出してしまっても良いから、

ごはんを食べなさい。

 

 

ごはんを食べることは、前を向くことだから。

 

 

明日綺麗な顔で泣けるように、

凛とした顔でさよならできるように、

美しい顔で怒ることができるように。

 

そしてちゃんと、自分のための決断ができるように。

 

ごはんを食べなさい。

 

もしも今ちゃんと食べられたら、今泣いていたとしても。

 

貴女はちゃんと、すすんでいける。

 

『泣きながらご飯食べたことがある人は、生きていけます』

by カルテット 真紀

yuzuka

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yuzuka

編集長。元精神科、美容整形外科の看護師で、風俗嬢の経験もある。実体験や、それで得た知識をもとに綴るtwitterやnoteが話題を呼び、多数メディアにコラムを寄稿したのち、peek a booを立ち上げる。ズボラで絵が下手。Twitterでは時々毒を吐き、ぷち炎上する。美人に弱い。

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