こんにちは。きじ田とらみと申します。
実はこの度、結婚をしまして、晴れて人妻になりました。つい数年前、ライター活動を始めた当初、こちらのメディアでモテないOLの婚活奮闘記を連載していた身からすると、大変感慨深いものがあります。
さて、結婚するにあたり、色んな準備や心構えが必要だったりします。
花嫁修行だったり、結婚式の準備だったり、引っ越しをしたり、、
私の場合は、すでに同棲もしていて、式もコロナ禍未定、ということで、特に準備することはなく、、ただ何故か漠然と、「独身最後に自分のためにお金を使いたい！」という気持ちが大きくありました。
そこで、折角記念に買うのであれば、消耗品ではなく、ずっと大切に使えるものを選びたい。そんな思いが芽生えてきました。
そんな時、ふと思い浮かんだのは、バブル期に青春を謳歌しつつ、若くして私を生み育ててくれた母のことでした。
目次
自分の子どもに自信をもって貸せるものを買いたい。
母はバブル期を謳歌してきたので、所謂ブランド品が大好きで、実家が裕福だった頃は、いつも質のいいものを身につけていました。
ただ、沢山持っている訳ではなくて、お気に入りのものを大切にずっと使っていました。
ヴィトンのキーケースは20年以上も使っていましたし、丁寧に手入れされたディオールのエナメルバッグは華やかで上品で、パーティの時にはいつも借りていました。
質のいいパシュミナのストールは、本当に温かく上品に見えて、社会人になった記念に譲って貰いました。デパートで何度新しいものを新調しようとしても、なかなか満足するものに出会えず、少し色褪せてもずっと大切に使っています。
裕福な訳ではないので、こうやって自分の人生に寄り添いつつ、自分に娘が出来た時にはそっと手を貸せるような、特別なものを選びたい。
意思を固めた所で、リサーチを開始しました。
私が定めた一生モノの条件
世の中には質のいいバッグなんて、星の数ほどあるわけで、まずは条件がブレないようにしっかりと定義を持つことにしました。
多数持ちではなく少数精鋭 ずっと使える定番アイテムであること
私はごく普通の中堅OLです。稼いでいないとは言いませんが、実家が裕福ではないし、近いうちに子どもも授かりたいし、将来に備えて資産運用もしなくちゃいけないし、キャリアアップの勉強もしたいし、趣味の舞台鑑賞にはお金を惜しみたくないし、、と自分の浪費に潤沢にお金を割けるほど資金に余裕はありません。
ということで、流行を追いかけた斬新なデザインは避けて、すでに定番になっている長く持てるデザインを選びたいと思いました。
ミニマリストにはなれない女… 読書家、メモ魔、節約家に優しいバッグ
最近インスタやYouTubeでよく見かけるwhat’s in my bag 。
大好きなモデルさんや女優さんのバッグの中身を見るとときめくし、同世代のOLのものは親近感があってとても楽しめます。
見ていて気づいたこと、それは、、
私は常に持ち歩く荷物多いということ。本が2、3冊常に入っていない落ち着かないし、いつもアイデアをメモするノートは欠かせないし、節約家なのでウォーターボトルを持ち歩きたいし、、ということで、容量が少なかったり、カバン自体が重いものは持つことがストレスになる、、
そこから導き出した条件はある程度容量が大きくて、軽いことでした。
いろんなシーンに馴染むバッグであること 冠婚葬祭参観日...
沢山買える訳ではないし、持つことに魅力感じないので、大事なシーンではある程度きちんと感が出て、自分に自信を与えてくれるアイテムが欲しいと思いました。
私がヒストリーや作り手の想いに心を動かされることが多いので、歴史あるブランドで今の自分の立ち位置に合ったコンセプトのアイテムを選びたい...。
1か月の調査期間を経て 見つけた運命のバッグ
雑誌、ネット、人づて、ありとあらゆる調査を得て、上記条件から導き出したアイテムは、
ロエベ アマソナ28 ブラック×パラジウム でした。
ちなみに最後まで残った候補はこんな感じです。
- セリーヌ ラゲージ
- エルメス ガーデンパーティー
アマソナは私定めた条件をばっちり満たしてくれていました。
すでに定番になっているデザイン
1975年に誕生し、スペイン王室御用達名門ブランドの顔ともいえるアイテムです。
最近では、ハンモックやパズルといった最近デザインのバッグが若い人たちの間でとても人気ですが、あえて定番を持ちたいという気持ちがある私にはピッタリのアイテムでした。
容量が大きくて軽い
アマソナは直方体の形状をしています。資格なので、ノート類を持ち歩く私にとってはスペースの無駄がなく、必要としている容量はばっちり満たしていました。
また、ショルダーストラップも付いていたので、持ち歩きも楽ですし、余計な装飾がなく、色々と比較してきた本革バッグと比べるととても軽く感じました。
色んなシーンに馴染むバッグであること
地味すぎず、派手すぎず、且つ機能的なデザインに惹かれました。
また、名前の由来にも強く惹かれました。
アマソナの名前由来は、ギリシャ神話に登場する勇敢な女性「アマゾネス」から由来し、新しい時代にはばたく女性に向けて作られた、こと。
れから、社会の荒波にもまれながら、自分の家庭を築いていく、強い勇敢な母に女になりたい。そんな気持ちで結婚前夜を迎える私にピッタリのバッグでした。
憧れのバッグを枕元に置いて寝る
沢山吟味して選んだバッグ、近所のデパートではなく、神戸大丸へ買いに行きました。
結婚指輪を作ってくださる神戸の作家さんとの打ち合わせを夫と済ませた後、少し緊張しながら向かいました。
こんなに高い出費を自分の趣味の為に使う、節約家の私には大きな決断でしたから。
どこかぎこちない感じの私を、店員さんは丁寧に接客してくれました。
「アマソナは着物にも合わせても素敵ですし、ずっと長くお使いいただけますよ。お客様の人生に寄り添ってくれるバッグだと思います。」
30万円の支払いをカードで済ませると、大丸ポイントが3万ポイント近く貯まっていました。オプションで無料でタグに刻印を入れて貰えるサービスがあるのですが、迷わずお願いをしました。リセールバリューを考えるのであれば、入れるべきではないですが、一生持つ決意があったからです。名前の頭文字を入れました。
その日の夜は、バッグを袋から出して、枕元に置いて寝ました。
小学3年生のころ、はじめて買ってもらったトウシューズを枕元に置いて寝たことを思い出しながら、いくつになっても変わらないなあ、と思いながら幸せな気持ちを味わいました。
結婚から数ヶ月経った今、とっておきのタイミングでいつも私ことを助けてくれます。これからも、夫とバッグと人生を歩んでいきたいと思います。
もし、一生モノのバッグをこれから選ぼうと思っている方がいらっしゃれば、参考になれば嬉しいです。
きじ田 とらみ
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