はじめまして。ライターのかしなもです。
軽く自己紹介しますと、映画にはじまりミュージカルやパン作り、健康や美容オタクなど、非常に多趣味な普通女子です。そして今回からpeek a boo さんにて、女の子におすすめしたい映画評論というものをしていくことになりました。どうぞ、よろしく。
はい、ということで今回紹介する映画は「今夜、ロマンス劇場で」。
2018年2月10日公開の、綾瀬はるかさん、坂口健太郎さんが主演の映画となります。
その内容は、映画監督を目指す坂口健太郎演じる青年、牧野健司(以下、健司)が、モノクロ映画の中のお姫様である綾瀬はるか演じる美雪に恋をするという何ともコミカルな内容。
しかし、その中で心を動かされ、涙までするようなオススメシーンがいくつも織り込まれています。
さて、そんな今回は絶対に見て欲しい私的オススメシーンを紹介していきます!(ネタばれを大いに含みます!)
どうぞ!!
今回の「今夜、ロマンス劇場で」は、U-nextさんで視聴可能です。
U-nextは今回の映画以外にも約14万本もの動画が視聴できるようになっており、月額料金が高い分、満足できるサービス内容になっています。個人的に一番おすすめの動画視聴サービスなので、この機会にどうぞ!
視聴はこちら:U-nextで視聴が可能!今夜、ロマンス劇場で
目次
「今夜、ロマンス劇場で」のあらすじ紹介
健司は映画監督を目指しながら助監督として働く青年であり、彼の最高の趣味は「ロマンス劇場」という映画館に通いつめ、大好きなモノクロ映画を再生し堪能することであった。彼は毎日のように見るうちに映画のヒロイン美雪に恋をしていた。
そんな中、その映画のフィルムを「ロマンス劇場」の支配人が収集家に売ってしまうことに。
これが最後かと健司は映画を見ていたが、会いたい思いが募りすぎたのか、なんと爆発音とともにそのモノクロのヒロイン美雪が目の前に現れる。彼女の登場にも驚いたが、健司は美雪のおてんばさにも驚いた。
美雪は初対面の健司に突然”しもべ”と言い放つ。彼女のおてんばさに振り回されながらも一緒に住むことを決意。
互いに心を許しながら、美雪は健司のやさしさに、健司は彼女のおてんばさや明るさにと、惹かれあっていく。しかし美雪には健司に隠している秘密があった。
それは美雪は誰にも触れられないこと。彼女は人のぬくもりに触れると消えてしまうというのだ。
恋人と触れ合わずに共に生きて行けるのか。互いに葛藤し悩んだ末の結末とは。。。。
おすすめシーン1:美雪のお守りを健司が探すシーン
健司は美雪と出会ってからというもの、彼女のおてんばさに面食らっていました。
そして彼女に少しうんざりしていたところに彼女から「大事なお守りを落としたので探してほしい」と頼まれるのです。いや、頼まれるというよりは命令されます。。。「しもべ、大事なお守りを探してくれ。さっさと動け。」という具合に。
これ、綾瀬はるかの外見じゃなかったらなかなかイライラするだろうな。。。。もちろん美雪に少しうんざりしていた健司は、反抗して断ります。しかし、やはり美雪が気になる。次第に雨も降ってくる。更に気になる。
いてもたってもいられず、健司は雨が降る中芝生の上でお守りを探す美雪に傘をさしてあげ、自らがお守りを探し出すのです。
ずぶ濡れになりながらお守りを見つけ美雪に渡すも、彼女はお礼も言いません。だが、美雪は次第に笑顔になり健司に、「しもべ、誉めてつかわすぞ。」と一言。
えーそんだけ?と私は思ってしまったが健司は初めて誉めてもらえたことが嬉しく笑顔に。そして、その直後雨がやみ、空には虹がかかる。
健司は、「2本の虹がかかると願いが叶う」ことを美雪に伝え、「その時は2人で見よう。」と。美雪はそれを聞いて、「考えておく。」と嬉しそうに答えるのです。
っで、ここ!このシーン!
二人が初めて信頼し合ったシーンだと思うんですよね。
美雪は健司に対して、「この人はいくらわがままも言っても、自分の事を大切にしてくれる人だ。嫌いにならない人だ。」と。
対する健司も美雪のおてんばさにはうんざりもするけど、「この人のためならいくらでも動ける。尽せる。大好きだ。」と。(大好きは言いすぎかな・・・?)
健司は、美雪と出会う前から彼女にスクリーン越しに恋をしていたが、実際に恋に落ちたのはこのシーンなのではないか。
そして2本の虹を一緒に見ようと誘った健司に対する美雪の「考えておく。」という笑顔の返事。もう「一緒に見ようね。」と言ったのと同じ意味じゃない?とも捉えられるその反応。美雪の健司への恋も本格的に始まったのはここからなんでしょう。
なんと言っても、二人が雨の中不安そうな表情から空が晴れ虹と共に明るくなっていくその様子は未来に希望しか感じられない明るいシーンになっています。
何ともかわいい二人の純粋な恋が始まる瞬間のこのシーンをぜひ見て欲しいですね。見所です。
おすすめシーン2:映画の脚本を作っていくシーン
健司が働く映画会社の社長は、健司含める若手の助監督に「映画の脚本を書いてみろ。」と提案します。
そのうちの1つを映画にするとのこと。そこで、健司は「ロマンス劇場」の支配人のアドバイスを聞き、美雪とのロマンスを脚本に書くことにしました。
そして二人はたくさんの綺麗な花を見たり、いろんな色のシロップがかかったかき氷を食べたり、テーマに沿った単語を言い合うゲームをしたりと様々な経験をします。
その経験と共に、健司の脚本も書き進められていくのです。
このシーン、正味10分もないような短いシーン。
しかし、とにかくシーンがころころと移り変わり、テンポ感や様々な色が出てくる映像の綺麗さが心地いい。
まず、健司に対する支配人のアドバイスがなんとチャップリンの名言!
「もし本当のロマンスに巡り合えたら、この世界も映画みたいに輝くだろう。」この言葉に健司は美雪とのロマンスを綴ろうと決意します。
健司にとっては美雪がロマンスなのね!!と、なんだかこっちまで嬉しくなってくるようなシーンが始まる。
いろいろな経験を初めてする美雪と、彼女と過ごすことがとにかく楽しそうな健司がなんともほほえましい。モノクロの世界から出てきた彼女に、いろんな色を健司が教えているように見えるシーンだが、実は反対で。
健司の人生に美雪が彩りを加えているように見えるこのシーン、お互いがお互いに色づけあっていて見ていて明るい気持ちになれます。
そんな明るいシーンだが、美雪は健司に一切触れない。
健司が「脚本ではここでキスをします。(概略)」と言っても、美雪は電話ボックスのガラス越しにしようとするほどの徹底ぶり。始めは、素直になれず健司に触れないのかと感じていたが、ここまで徹底してくると、ん?と少し疑問を持ってしまうほど。
さらに結末はまだ決まっていないという健司に見せた美雪の表情。憂いを込めたような、何か言いたげな、何かを希望するような、、、、何とも切ない表情に、ここからどうなるの!?とさらに気になってしまうようなシーンです。
ひたすらにほほえましいシーンから、何か起こってしまうのでは?と少し不安になってしまうようなシーンに変っていきます。
この10分をある意味ワクワクドキドキしながら見て欲しいです。
おすすめシーン3:結末・健司の孫とは?
美雪の秘密を知った健司は、美雪と恋人として共に生きたい気持ちと、触れずに恋人として生きて行けるのかという気持ちの間で激しく葛藤する。葛藤の末、健司は美雪と生きていくことに。
「あなたがいなきゃだめなんです。あなたのことが大好きなんです。」とまっすぐに思いを伝えます。
しかし美雪は「何もしてやれない。」と食い下がる。
更には、「一度だけ抱きしめて。」と。
ここでシーンはこの映画の脚本を現代で話してきた入院患者、健司のシーンに。そしてその健司の前にお見舞いに来た孫が現れます。
その孫とはなんと、姿形何も変わっていない、美雪でした。二人は触れずに二人で生きていく結末を選んでいたのです。
そして健司は入院しながらまだ完成していなかった脚本を最後まで書くことに。
健司は美雪に脚本の中で、美雪の1番欲しいものを上げることを約束します。脚本に書かれたその1番欲しいものとは、美雪の周りの鮮やかな色と健司に触れられ感じられるぬくもりでした。
もうここで全て回収したな!!という感じで、いい意味でしてやられたな!というシーン。
葛藤の末二人はともに生きていく事を決意。触れ合えない運命を背負っても共にいたいと思える相手に出会えたこと、それはまさに「ロマンス劇場」の支配人が言う通り、もうそれこそロマンスだなと。
モノクロから始まった二人の人生だったけれども、その本質はキラキラと虹色に輝くようなロマンスでした。
最後に脚本の中で美雪の欲しがっていたものをあげた健司。
その中では確かに色もぬくもりもあげていたけれども、実際に人生の価値的には健司は美雪に色もぬくもりもあげていたなと思い起こされ、感動でいっぱいになるシーンです。
この映画の全てが分かり、その起こったこと全てに感動できるこのシーンをぜひ見て感じて欲しいですね。
まとめ:彼女の姿に、見る価値あり
素直に笑えるシーンもたくさんある中に、これだけ心が動かされ、キャストとともに色んな感情を持つことが出来るこの映画、誰が見ても最後まで楽しく見ることが出来るんじゃないのでしょうか。
楽しい中にものめり込めるポイントがたくさんあるので飽きもしません。
内容もオススメポイントがたくさんあるが、なんと言ってもとにかく綾瀬はるかが美しすぎる。映画から出てきたヒロインという姿もはまり役であるし、少しわがままなところがある強い面も何の嫌味もなく演じています。
彼女の姿を見るだけでもこの映画を見る価値はあるでしょう。
この「今夜、ロマンス劇場で」を見たい場合はU-nextで!
今回紹介した「今夜、ロマンス劇場で」はU-nextさんで視聴可能です。
TSUTAYAやゲオで借りてみるのもいいですが、お家にいながら映画やドラマをみることができる動画視聴サービスは画期的。ぜひ、使ってみてください!では。
かしなも
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