新人には「新人にしかできないこと」があるから大丈夫!
先輩も新人の進行状況によって指導が変わるし、新人も同期の中で進行状況が遅いと焦るし、申し訳なさがあります。
私は新人と新人教育の先輩を両方経験し、新人には新人の辛さ、先輩には先輩の辛さがあるのだと感じました。
- 新人→新しい環境に慣れるのが大変、新社会人何もかもが新しい学び、覚えることがたくさん、人間関係を1から構築、気疲れが半端じゃない
- 先輩→業務に加えて新人指導、初めての新人教育で手探り、新人のミスは自分のミスなので責任が重い、伸びる残業、自分の仕事も終わらないのに新人を早く帰らせなければならない
それぞれがそれぞれの立場で大変だなぁと感じました。新人看護師時代は誰もが平等に通る道です。
今、新人時代の「役に立たなくて申し訳ない」と感じていた私に声をかけるとしたら「新人には新人にしかできないこともあるから大丈夫だよ。」と言う励ましの言葉です。
仕事がめちゃくちゃできて、患者さんや医師の信頼も厚くて、知識豊富な先輩にないもの、それは「新人らしさ」です。
できないなりに頑張って奮闘している姿は患者さんや家族の励みになりますし、先輩看護師から見ても「素敵だな」と思います。
つい仕事の慣れからテンプレートのようになってしまう検査の説明も、新人の子が一生懸命丁寧に説明して患者さん不安を取り除こうとしている姿に「時間かけすぎかな。時間配分気をつけよう」と声をかけることはあっても、その新人らしい姿はとても素敵です。
そう伝えるようにしています。
実際に患者さんからも実習生や新人の子が担当すると「なんか一生懸命で、俺が勇気もらっちゃったよ。」なんて声を聞くこともしばしばあります。
どんなに仕事ができる先輩も師長さんも誰もが通ってきた「新人」という道。
中には新人時代が遠い昔になっちゃって、忘れちゃったのか、新人を潰すようなとても厳しいことだけをいう先輩もいるかもしれない。
けれども、そうじゃない先輩も、温かく見守ってくれている先輩も絶対にいるので、そっちに耳を傾けてくれたらいいなと思います。
yuna
最新記事 by yuna (全て見る)
- 看護師新人時代に1番辛かったのは〇〇だった...。エピソード紹介!! - 2018年12月31日
- 看護師志望必見!看護師の実態と、看護師になるためのプロセスを順を追って解説! - 2018年11月10日