今回、11月23日に公開された映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」のキャラクターや用語の紹介を、ライターサマーさん(@summe51r)に書いていただきました。
まだ映画を見ていない方はもちろん、すでに見たよ!って方もぜひぜひご覧ください。
目次
キャラクターと魔法動物&用語紹介
どうもサマーです。では、さっそくいきましょう。
ホグワーツ卒業生のちょっととぼけた魔法動物学者ニュートを主人公に、とっておきのファンタジーハリポタのウィザーディング・ワールドをさらに強力に展開する「ファンタスティック・ビースト」通称「ファンタビ」シリーズ。
ついに最新作「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」が11月23日(金・祝)に公開されました!
ハリポタシリーズの時代設定である1990年代から約70年さかのぼるファンタビの世界観、そしてキャラクターの個性やバックグラウンドの導入章となったシリーズ1作目「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」から、物語のブーストは全開に!
非常に高い前評判に世界が盛り上がりを見せています。
待ちに待った「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」の公開を機に、予習&復習をかね登場人物と魔法動物、そしてキーとなる魔法界の大切な用語をご紹介します。
- 「ファンタビ1」=「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」
- 「ファンタビ2」=「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」
キャラクター大解剖
ニュート・スキャマンダー
ファンタビ主人公。ハリー・ポッターも通っていたホグワーツ魔法魔術学校卒業生。シャイでおっちょこちょいで事件に巻き込まれがちな魔法動物学者。ハリーたちが授業で使っていた「幻の動物とその生息地」の著者でもある。
相棒はボウトラックルのピケット。持っているトランクの中には無限の世界が広がっていて、ニュートが保護した魔法動物たちが住んでいる。演じるのはエディ・レッドメイン。
アルバス・ダンブルドア
ホグワーツ魔法魔術学校で闇の魔術に対する防衛術を教える先生。ニュートのことも教えていた。ハリーたちが通っていた頃には校長先生になっていた。原作者であり、ファンタビ脚本も手がけるJ.K.ローリングはダンブルドアを同性愛者だと考えて物語を書いていたことを明かしている。
ハリポタシリーズでは最も偉大な魔法使いとして豊かな銀色のひげをたくわえたおじいちゃんの姿だけれど、ファンタビでは現役で教鞭を執る渋い先生時代の姿が描かれる。演じるのはジュード・ロウ。
ゲラート・グリンデルバルト(黒い魔法使い)
非常に強い魔力、桁外れの才能とカリスマ性を持ち、魔法使いが非魔法族(マグル、ノーマジ)を支配すべきだという考えを持っている。
ダンブルドアとは若い頃に類いまれな魔法の才能を持つもの同士、友情を育んでいたが、ある事件をきっかけに別々の道を行くことになった。二人の歴史には知られざるドラマが隠されているらしい。
「ファンタビ1」でニュートたちに捕らえられたが……。演じるのはジョニー・デップ。
ティナ・ゴールドスタイン
正義感が強くて生真面目。アメリカ魔法議会MACUSA(マクーザ)で働いていて、クリーデンスが養母に虐待されているのを魔法で止めたためその時就いていた職、闇祓いを解任されていた。
「ファンタビ1」で グリンデルバルドの逮捕に貢献したので闇祓いに復職。
クイニー・ゴールドスタイン
ティナの妹。自由奔放で人の心が読める特殊な能力を持っている。
勇敢な一面もあり、「ファンタビ1」ではティナとニュートが処刑されそうになっているところを、機転を利かせて救い出した。心を読む能力のせいで他人と関係を築くのに苦労することもある中、裏表がなくお人好しな人間ジェイコブに恋をする。
ジェイコブ・コワルスキー
ポーランド出身のノーマジ、普通の人間。「ファンタビ1」でニュートたちと出会い、魔法界を知ることに。
クイニーに一目惚れをしていて、二人は両思いだが、魔法界では魔法使いとノーマジの恋愛は禁じられている。パン屋を開くことをずっと夢見ていて、ニュートから名前を伏せて贈られた純銀製のオカミーの卵を元手に念願を叶えパン屋を開業。
クリーデンス・ベアボーン
非常に引っ込み思案な性格で傷つきやすい。
魔力を持たない魔法使い、スクイブだと思われていたが実は非常に強い魔力を持っていることが判明する。魔法族を撲滅しようとしている新セーレム救世軍の指導者メアリー・ルー・ベアボーンの養子として育てられ、養母からの虐待によってオブスキュラスを宿すようになる。
〈「ファンタビ2」からの登場人物〉
ナギニ
マレディクタス(自分の意思と関係なく動物に変身してしまう体質)の女性。
リタ・レストレンジ
イギリスの魔法省の最高責任者のアシスタントを務める。ニュートの兄の婚約者。
テセウス・スキャマンダー
ニュートの兄。とても社交的。イギリスの魔法省で闇祓いとして働いている。
大事な魔法界用語を解説
死の秘宝
ハリポタシリーズにも登場した伝説の秘宝。史上最強の杖「ニワトコの杖」〈|〉、死者の魂を呼び出す「蘇りの石」〈○〉、着るものを透明にする「透明マント」〈△〉の3つ。
それらすべてを手にしたものは死を退けるほどの絶大な力を得ると言われる。〈|〉〈○〉〈△〉の3つを合わせたマークが死の秘宝を表す。
マレディクタス
母から娘へと生まれた瞬間から受け継がれる血の呪い。自身が望まないにかかわらず動物に変身してしまう。自分の意思で動物に変身することができる魔法使いはアニメーガスと呼ばれ、ハリーの父親やシリウス、ルーピン、マクゴナガル先生もアニメーガスだった。
今回登場するマレディクタスの女性の名前が「ナギニ」だったことは、ハリポタファン、通称ポッタリアンの間で大きな興奮を呼んだ。ヴォルデモートが常に傍に置いていた蛇こそナギニだったからだ。J.K.ローリングはマレディクタスという設定を20年前から決めていたと明かしている。
オブスキュラス
魔法族の子どもたちが虐待やいじめなどで身体や精神を苛まれた時に抑圧された力が具現化したもの。それを宿すものは「オブスキュリアル」と呼ばれる。非常に強い闇の力のため宿主の身体を蝕み、オブスキュリアルとなった子どもは10歳を超えて生きられない。
クリーデンスがオブスキュラスを宿したまま青年となっていることは彼が非常に強い魔力を持っていることを証明している。
マグル/ノー・マジ/ノン・マジーク
すべて非魔法族、つまり魔法が使えない普通の人間のことをあらわす言葉。
マグルはハリーたちも使っていたようにイギリスの魔法使いたちの非魔法族の呼び方で、ノー・マジはアメリカでの呼び方。そしてノン・マジークは今回「ファンタビ2」の舞台としても登場するフランスでの呼称だ。
ファンタビシリーズは全5部作になる予定で、作品によって舞台となる国も変わるそう。もしかするともっと他の国の呼び方も出てくるかも!
魔法動物たちを一挙紹介
ボウトラックル
最大で背丈20センチほどの小枝のような姿が特徴で、非常に見つけるのが難しい魔法動物。おとなしくて内気だが自分が住んでいる木が切られたりすると尖った小枝の指で目を突いて攻撃する。
その指でどんな鍵も開けてしまう特技も持っているため闇市場では高値で売買されている。ボウトラックルのピケットはニュートに懐いていて、木ではなくてニュートの胸ポケットに隠れているのが好き。
ニフラー
いたずら好きでふわふわした毛に覆われたカモノハシとモグラを足したような見た目をしている。
キラキラしたものが大好きで、見つけると盗み出しておなかに貯める。普段はおとなしくて性格も優しいがキラキラに目がなくて目を離すと集め出してしまうのでペットには向かないかも。
ベビーニフラー
ニフラーの赤ちゃんでいろんな色の毛色の種類がいる。キラキラ光るものが大好きな性質はおとなのニフラーと変わらない。ニフラーは最大8匹の赤ちゃんを産むことができるので、ニフラーが出産したら周辺からは宝石やアクセサリーなんかは全部消えてしまうに違いない。
ケルピー
水の中に棲んでいる魔法動物。水中では昆布の束のような見た目をしていて、ほとんど人に懐かない。強靭な顎を持ち、噛む力が非常に強い。魔法動物学者のニュートなら手なずける方法を知っているか?
オーグリー
とってもシャイで表情豊かなフクロウに似た鳥。鋭い爪と尖ったくちばしを持っていて、土砂降りの時だけ飛ぶそう。頭に生えている羽が数本カールしているのがチャームポイント。
ズーウー
巨大なネコ科の魔法動物で、なんとゾウほどの大きさもある。縞模様でモジャモジャしたたてがみがあり、立派な牙と爪を持つ
マタゴ
毛のない猫スフィンクスに似た姿で青い目をしている。フランスの魔法省で使い魔として単純労働をさせられている。マタゴから攻撃してくることはないが、怒らせるととても恐ろしいらしい。
セストラル
ハリポタシリーズにも登場した骨ばった大きな翼を持った魔法動物。
馬のような姿だが、大きなコウモリのような翼と立派な尻尾を持つ。セストラルは死を目撃したものの目にだけ見えるため、姿が見えないのに背中に乗せられたロンはとても乗り心地が悪そうだった。
まとめ:世界的大ヒット公開中
紹介は以上です!
1作目を上回る勢いで大ヒット中の「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」。ハリポタの世界との繋がりはより濃くなり、魔法戦闘シーンはよりド迫力、ストーリー・ラインにも驚きの展開が待っていて、リピーターが後を立たないそう。
ぜひ、劇場の大スクリーンにて魔法をたっぷり堪能してください。
〈クレジット〉
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サマー
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