恋愛 考え方

坂元裕二作品の名言・セリフ集!おすすめの作品4選

2020年3月29日

コロナの影響で引きこもりがちな皆さん。

ひとりで部屋の壁を眺めていると、頭の中のモヤモヤが暴走を始め、気づけば頭の中の大半を、苦しさが支配しはじめてしまいます。

 

それでいて普段から「夜中」って、起こしちゃいけない行動を起こしてしまいがち。

 

やっとの思いで縁を切ったセフレに「何してる?」なんて送っちゃったり、

わざわざ彼氏の元カノのSNSを監視するのにギガバイトをつぎ込んだり、

最低だった元彼との思い出を美化する作業にあけくれ、ついつい電話に手がのびそうになったり……。

 

………待った!待った待った待った!

だってね、思い出してみてほしい。

 

深夜、ひとりぼっち、考えに考えて……。

そんな時にしてきた決意って、実はだいたい間違っていたんじゃない?

 

さて。猛威を振るうコロナ、心の中で湧き上がるマイナスな感情。

そんなブルーな気分の中で、気分転嫁もできず、自宅に引きこもらなくてはならない。

 

そんな時にするべき行動は、

一緒になって湧き上がる恋愛への誤った行動を抑え込むためにするべき行動は、

 

脈なしのセフレにラインスタンプを誤爆することでもなく、ひたすらお酒を飲んで泣いちゃうことでもなく、

「名言のたくさん詰まった恋愛映画、もしくはドラマを見る」こと、なんじゃない?

 

目次

名言頻発の脚本でおなじみの、坂元裕二!おすすめ作品とは

さて、突然ですが、ドロドロした恋愛に、いや、人生に悩んだら是非、坂元裕二作品を見てください。

カルテット、WOMAN、mother ……。

 

坂元裕二作品はそのストーリーもさることながら、言葉選びがヤバイ。

 

彼の作る作品は、劇中、ずっと言葉が飛び交い続ける会話劇が特徴なのですが、

「え?ドラマ放映中ずっとこのレベルの名言をぶちかまし続けるの?」ってくらい、胸の奥の柔らかい部分をグリっとえぐる、なんというか、エグい言葉に溢れているんです。

 

ひとつのドラマや映画につき、一言二言の名言が出てくるなんてのはよくある話なのですが、

坂元裕二作品は、発するセリフ、全てが名言といっても過言ではない。

 

ここぞとばかりの名言が、実力派俳優の口から、バンバン飛び出ます。

 

彼は言わずもがな男性なんですが、

とにかく「女のズルさ、汚さ、悲しさ、どうしようもなさ」を書くのが最高にうまいんです。

 

どんな生活をしたらこんなものが書けるようになるのか、ちょっとこわいくらい。

彼の作品は、「女」という「女」に、がっちりハマるものばかりんなんですよね。

 

ということで、今回はそんな坂元裕二作品の中でも、FODで見られる4つの物語に登場する名言を紹介していきます。

関連記事:2020年最新版!VOD(動画配信サービス)の徹底比較と歴6年野郎がおすすめVODを紹介

 

あえてあらすじには触れていないので、「この言葉……!」とピンときた方は、是非、タイトルにあるドラマを見てみてください。

あなたの悩みに、カチっとハマる答えが、そのドラマの中には隠されているかもしれません。

 

最高の離婚

キャッチコピーは、「なぜだろう。別れたら好きになる。」

 

あらすじ

何が「結婚」で何が「夫婦」なのか?

迷える二組の男女が、結婚と離婚の狭間で成長していく等身大のラブ&ホームコメディ。

 

名言

  • 女は好きになると許す。男は好きになると許さなくなる。
  • 女は許した分だけ母親にされちゃうんだよ。
  • 「浮気はやめて」とか、「嘘はやめて」とか、負けてる方は正しいことばっかり言って責めちゃうんだよ。正しいことしか言えなくなるんだよ。正しいことしか言えなくなると、自分がバカみたいに思えるんだよ。
  • こんな素敵なミスユニバースみたいな奥さんいるのに、こんなテラスハウスに出てきそうな女性と浮気して。

 

こんな人におすすめ

  • 彼氏に対して不満はあるけれど、ずーっと我慢して、笑顔を保っている。
  • 最近、「良い彼女」を演じるのに疲れて来た。
  • 綾野剛が好き。
  • 優しいんだけどヒモ化して、浮気を繰り返すクズ男を演じる綾野剛が見たい。

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問題のあるレストラン

坂元裕二って、男女差別や虐待等、ちょっと難しい問題にも全ての当事者の心情を汲んでストーリーを描くんですよね……

いつも決して一方的じゃない。このドラマは見ていて苦しくなる部分も多いけれど、だからこそ響く言葉も多い。

 

あらすじ

男社会で理不尽な目に遭った主人公が、問題を抱えた女性たちとゲイによるビストロレストランを開店し、ライバルの男性たちに勝負を挑む。

何が「結婚」で何が「夫婦」なのか?迷える二組の男女が、結婚と離婚の狭間で成長していく等身大のラブ&ホームコメディ。

 

名言

  • 勘違いしてると思うんですけど、私別に川奈さんがキラキラしてるから嫌ってるんじゃないんです。バカなふりしてるから嫌いなんです。女はバカなふりするのがベストっていうの実践してるから嫌いなんです。信じてもないくせに得意料理は肉じゃがですって言わなきゃいけない宗教に入ってるから嫌いなんです。浮気はバレなきゃいいって言わなきゃいけない宗教に入ってるから嫌いなんです。彼氏に殴られても私のほうが悪いって思う宗教に入ってるから嫌いなんです。
  • 稚園の時に「セーラームーン」っていうアニメがありました。園庭でよくそのごっこをしてたんですけど、皆はだいたいセーラームーンとかセーラーマーキュリーを選んで、私はいつも最後まで残ったセーラージュピターで。セーラージュピターのイメージは緑でした。色には順番があったんです。女の子が、赤とかピンクとか色分けされたものを分けるとき、わたしはいつも緑を選ぶ係でした。選ぶっていうか、選んだふりで緑を取るんです。素直に赤とかピンクを選べる人が不思議でした。「あなた人生何回目?」って思いました。わたしまだ一回目だから、赤が欲しいって言えない。アニメのセーラームーンは敵と戦ってたけど、女の子たちのごっこは、セーラームーン同士で戦うんです。大人になって、それを別の言葉で知りました。「女の敵は女だよ」って。私は初めからそこで負けていたから、他の子がファッションとか恋とか選ぶとき、私は勉強を選びました。好きじゃなかったけど、残ってたから勉強を選びました。同期の子が言いました。「男は勝てば女に愛されるけど、女は勝ったら男に愛されなくなる。女は勝ち負けとか放棄して男に選ばれて初めて勝利するんだ」あれ?じゃあ私一生勝てないじゃんって思いました。だって緑だもんわたし、って思いました。赤もピンクも緑も全部黒ければいいのに。黒いセーラームーンがいたらよかったのにって。

 

こんな人におすすめ

  • イヤな上司がいる
  • 「女」ってなんだろう、と、うんざりすることが多い

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いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

このドラマ、やばいです。

有村架純×高良健吾×坂口健太郎‎の最高タッグ。

 

だけど一番胸が痛くなるのは、西島隆弘が演じる切ない「完璧な男性」の末路なんですよね……。

花より団子の花沢類が好きなら、絶対にハマります。一番おすすめかも。

 

あらすじ

それぞれに辛い過去を背負っているにも関わらず明るく前向きに生きようとする主人公の音(有村架純)と練(高良健吾)の二人を中心としながら、彼らを取り巻く四人の男女の想いが複雑に絡み合いながら物語が進んでいく群像ラブストーリー。

 

名言

  • 恋愛ってさ、衣食住の順番でくるの。恋愛は最初は着るものなの。で次に恋愛は食べるものになって、最後に住むものになるの。私もう着る恋愛はいらないの。恋は食べるの。恋って会ってる時間じゃなくて、会わない時間に生まれるものなんじゃないんですか?
  • 片想いなんて扁桃腺とおんなじだよ。何の役にも立たないのに病気のもとになる。

 

こんな人におすすめ

  • いつもどこか、無理をしている
  • 彼氏と新たに現れた男性、どっちを選ぶべきか悩んでいる
  • きゅんきゅんして、そして泣きたい

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それでも、生きてゆく

出ましたよ。瑛太x満島ひかり×坂元裕二。

もう、説明はいらない。見て欲しい。

割り切れない気持ちを持って恋愛をしたことのあるあなたに、きっと刺さると思う。

 

あらすじ

1996年夏、深見洋貴(瑛太)の妹が、洋貴の友人である少年Aによって殺害された。

この事件によって深見家は家庭崩壊し、洋貴は父とともに釣り船屋で働いて過ごしていた。

 

一方、少年Aの家族は密告者からの嫌がらせをいたるところで受け、そのたびに引っ越しを繰り返していた。

そして、2011年夏。洋貴の前に一人の女性が現れる。

 

その女性こそ、少年Aの妹、双葉(満島ひかり)だった。

双葉のことを知らなかった洋貴は初め、「自殺志願者」と感じ、自分の境遇・殺害された妹のことを話そうとするのだが…。

 

名言

  • 希望って、誰かのことを思うときに感じるんじゃないかなって。希望って、誰かに会いたくなること なんじゃないかなって
  • 人って、逃げてばっかりいると、命より先に、目が死ぬんだなって
  • 悲しい話ばかりで逃げたくなる。だけど、逃げたら悲しみは残る。死んだら、殺したら、悲しみが増える。増やしたくなかったら、悲しいお話の続きを書き足すしかないんだ。

 

こんな人におすすめ

  • 好きになってはいけない人と恋に落ちた
  • 恋愛の正解がわからない
  • とにかく泣きたい

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おわりに

ドラマを見て得た価値観って、どんな友達からのアドバイスよりも、そんなり自分の中に根付いたりする。

 

なぜか。

 

それって多分、都合の良い内容しか頭に入ってこない友達からのアドバイスに比べて、恋愛映画やドラマは、じっくり時間をかけて主人公の境遇に感情移入しているため、ちょっと厳しいセリフも、「たしかに」って、素直に飲み込めたりするからかもしれません。

 

今まで、叩いても曲げても変わらなかった価値観さえ、映画一本見るだけで、180度変わっちゃってることも、よくある話です。

 

こんなことを書いている私もその昔、セフレ問題に悩んでた時、

 

「なんでいつも連絡くれないんだろう」

「自分から誘ってばっかりだな……」

「だけど会うと優しいしな……」

「もしかして、すっごく忙しいのかな……」

 

そんな風にぐるぐると回転するぼんやりとした問いに、ジニファーグッドウィン主演の「そんな彼なら捨てちゃえば?」の劇中での名言で、答えを出したことがあります。

 

「彼があなたに連絡をしないのは、忙しいからでも用事があるからでもなく、あなたに興味がないからよ。本気で会いたきゃ、男は行動に出る」

 

私はその言葉を聞いた瞬間にぽんっと膝を打ち、

なるほど!彼から連絡がこないのは、忙しいわけでも考えすぎているわけでも重大な理由があるわけでもなく

 

私に興味がないからなんだ!!って、当たり前のことを再認識し、一瞬で視界が開けたんですよね。

 

このように、映画やドラマでの名言って、普通にかけられる言葉よりも、なんだか説得力があって、心に響きやすいと思うんです。

 

自宅で時間があり余っている、それゆえ考えすぎて、大切な答えを見失ってしまった……。

そんなあなたはこの週末に是非、坂元裕二作品に触れてみてください。

 

きっとあなたの心に寄り添う名言の中に、その問いの答えを見つけられますよ。

 

ps.因みにこれらの作品は全ドラマ全話、FODで見られるんですけど、ちょっと胃もたれしそうな苦しい作品も多いので、たまに息抜きに、キュンキュン恋愛ドラマを挟みんで、箸休めをすることをおすすめします。(FODでは、リッチマンプアウーマン・ラストシンデレラ等の最高にかわいい恋愛ドラマが全部見られます。最高。因みに、私的石原さとみが可愛いドラマランキング一位がリッチマンプアウーマン、二位が失恋ショコラティエ、三位が私に恋したお坊さんなんですけど、失恋ショコラティエ以外は、このFODで見られます。むしろフジテレビで放映された失恋ショコラティエが配信されていないことが不思議です。はよ配信しろ。あ、余談の中の余談ですけど、篠原涼子が出てくるオトナ女子も見れるんですが、視聴率最低だったわりに篠原涼子のファッションとメイクがくっそ可愛いので、女子にはぜひ見ていただきたい。フジテレビ全盛期のドラマ強い。)

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yuzuka

作家、コラムニスト。元精神科、美容整形外科の看護師で、風俗嬢の経験もある。実体験や、それで得た知識をもとに綴るtwitterやnoteが話題を呼び、多数メディアにコラムを寄稿したのち、peek a booを立ち上げる。ズボラで絵が下手。Twitterでは時々毒を吐き、ぷち炎上する。美人に弱い。

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