看護師ライターのユナです。こんにちは。
わたしは現役看護師として6年働いているのですが、実習にこられた学生さん等から、「〇〇って本当なんですか?」みたいに、看護師の噂について聞かれることが多々あります。
今回はそれの回答記事だと思ってください。
つまり、みなさんがよく疑問視される事柄(看護師の働き方)について私なりの経験から答えていく、ということです。これから看護師として働こう!と思っている方などは、ぜひご参考ください。
目次
看護師と言っても、働き方は様々!私の場合
さて、「看護師」と一口に言えど、その働き方はさまざま。
まずは、わたしの場合を紹介していきます。改めて振り返ると、自分でも色々動いた6年間だなあと思いました。
まずはじめ、公立病院に看護師として入職をした私。
ただ2年後、電撃的に結婚をし、たった2年でその職場を退職します。
そして結婚生活が落ち着いた頃、再び常勤での就業先を探し始めたのですが、じっくり決めたかったので、とりあえず派遣看護会社へ登録。結果、保育園や外来、デイサービス、有料老人ホームなどを転々とすることに。
今現在は落ち着いており、三次救急の総合病院にて約1年半働いています。
ね?年々職場が変わり、全然落ち着かない私ですが、これは看護師という職の特徴ですよね。
看護資格さえ持っていれば、全国どこでも好きなタイミングで働けるのは、私みたいに落ち着かない人にぴったり。
常勤としてガッツリ稼ぐことができるのは当然、フリーランスとしてのんびりマイペースに働くことも可能なのです。
ちなみに今後は、育児にあわせてカレンダー通りに働ける場所へ転職しようと思っています。
看護師としての働き方!嘘と本当
看護師は給料が高いって本当?
日本看護協会というところが、看護師の給与についてのレポートを出しています。
そちらを参考にすると、新卒看護師(大卒)の給与が年収316万円と、女性の平均年収272万円(国税庁のレポートから)を上回ることがわかります。(母数が圧倒的に後者の方が多いので、単純比較はできないが...)
参考URL:日本看護教会による給与に関するレポート
また看護師は、年齢(経験年数)の上昇とともに平均年収が上がるのに対し、一般的な職業に就く女性年収は、年齢とともに下がっていくという特徴があります。
このことから、看護師の給与が一般的な女性の給与よりも比較的高いことがわかりますよね。
ただね!ここを気をつけてほしいのですが、看護師の給与が高いのには、「夜勤をする」ことが前提になっています。
つまり、日勤のみの看護師では、正直ここまで高くはなりません。
これについてもどこかでレポートが出されていると思いますが、日勤のみであれば、だいたい勤続10年目くらいで女性の平均年収を上回ると言われています。
なので日勤のみで考えれば、そこまで高い給与ではないと言えますが、まあ夜勤をしない看護師はなかなかいないので、トータル稼げる職業ではないかと個人的には、そう思うのです。(ちなみに、夜勤の方が楽なので、どんどん夜勤をしたい)
ブラック体質?どういったところを避けるべきなのか?
看護師という職の悪い噂に、「ブラック体質ではないか?」というのがあります。
これについては、「言われるほどでもない」という答えを出しておきます。
確かに忙しいのは確実ですが、例えば「有給を取れない」とか、「残業代が出ない」とか、こういったあからさまなブラック感は、どんな病院にいったとしてもあり得ないことだと思います。
夜勤はあるし、責任が思いし、昼間は忙しいですが、その分、休みがあるし引越ししやすいし、再就職しやすいし、なんといっても給与が高いので、やっぱりブラックとは言えませんよね。
ちなみに働きやすい職場を見つけるなら、「年間休日と基本給、離職率(もしくは勤続年数)、有給休暇消費率」を見るできです。
というのも、先ほど言った通り、看護師という職は(総合病院で働くのなら)、ある程度の忙しさを覚悟しなければなりません。
なので、休日の日数や有給休暇の消化率はとても大事。
およその目安ですが、年間休日120日くらいあれば、余裕を持って働くことができると思いますので、ぜひご参考に。(あと賞与額は、基本給により決まってくるので、そういった点からもよく吟味するように)
またこれは看護師ならではですが、ほとんどの病院が何度も言う通り、「夜勤によって給与を高くしている」といっても過言ではありません。
なので夜勤が出来なくなった時など、手当がつかなくなった時にどれくらいの給与がいただけるのか、その額で生活を営んでいくことが可能なのかを想像しておくことが重要です。
よくあるのが、手当てなどで月給を高く見せている病院です。
こういうのは要注意ですよね。
そして最後に離職率について。
これについては、公表していない病院があったりするので、自分で調べるのはなかなか大変だと思います。
なのでプロにアドバイスをもらうしかないですよね。
例えば、「看護師求人サイト」などに登録し、担当コンサルタントさんに調査代行をしてもらいましょう。
絶対とは言えませんが、様々なお願いを聞いてくれるため便利です。ちなみに利用料は、無料どころか祝い金をもらえる可能性すらあるので、必ずやった方がいいです。
関連記事:看護師転職の裏事情!転職サイトを使うメリットと使うべきサイトをランキング形式でご紹介
いじめが激しいって聞くけど、どう?
「看護師の世界はいじめが激しい」と耳にしたことがあるもしれません。
正直、女性社会ならではの独特な雰囲気はありますが、特別、他の業種に比べて「いじめがある」、というわけではないと思います(今のところ)。
これはまあ悪い方面からいうと、一般的な職場にでもあるような「いじめっぽい何か」は存在します。
仕方ないですね。全員、人間なので。
またよく言われるのは、看護学生や新人ナースに対して当たりがキツイという点です。
これは正直、よく目にします。
当の本人たちは命が関わる職場のため、学生だろうと容赦無く指導する、といった感じでしょうが、相手はまだ学生ですからね。
そのギャップが、「いじめられた」と認識するのでしょう。
あくまで私個人の経験からですが、上記のようないじめっぽい何かはよくみますが、表立っての、いわゆるいじめは見たことがありません。
裏でハミられてるとか、悪口言われているとかは女子特有のものだと思っているので、「看護師ならでは」とかではないと思います。
また現代の世の中では「ハラスメント」に厳しい風潮があり、病院でもハラスメント委員会を立ち上げたり、指導する部署を設けているところも少なくなく、こういうのも減少傾向にあるのではないでしょうか。
ということで、看護師の世界だからこその、理不尽ないじめは存在しないと考え頂いて大丈夫です。
美容外科や精神科など、少し特殊なところへも楽々転職可能?
美容外科、精神科、小児科、オペ室などは成人分野に慣れている看護師からすると、特殊な業務に感じるかもしれません。
結論から言うと、同じ看護師免許を持っていればできる業務なので、転職は可能です。
しかし、中には「該当科の経験者のみ募集」という求人もあるので、注意が必要です。
「未経験OK」の求人を探して応募してみましょう。
転職後は今までの分野とは全く違う勉強をたくさんしなくてはいけないので、転職後の方が大変かもしれません。
がんばって!
看護師の恋愛と結婚は実際どうなのか?
これはマイナビウーマンの調査からですが、男性が結婚したいと考える女性職業の第1位は看護師らしいです。
(ほんとかよ!)
参考URL:マイナビウーマンの調査
しかし正直なところ、看護師は他の業種の方に比べ、独身率が高いと思います。(私調べ)
理由は、病院内で人間関係が完結してしまっているのが大きいでしょう。つまり、職場以外に出会いがないのです。
関連記事:看護師はモテる?看護師の恋愛事情を紹介!出会いの作り方は…
またシフト制の職業であり、カレンダー通りになかなか休めないというのも原因の一つだと思います。
一般の会社員の方とはすれ違い生活で、そもそも夜勤などに理解して貰えないこともあると聞きますからね。
よく「女性一人でも食べていけるくらい稼いでいるから焦ってないのでは?」とか言われますが、私や私以外の友人をみていても、そのように捉えている方は1割もいません。
全員が毎日必死に合コンへいってますし、婚活万歳!です。
看護師は子どもを育てやすい?
さっきの話にも出ましたが、看護師は世の中の女性よりも給与が高いとされています。
そのため金銭的に育児が困窮することは、まあ比較的少ないでしょう。なのでお金の面的には子育てはしやすいと思います。
また総合病院などには、院内託児を受け付けてくれる場合もあり、これがめっちゃ便利です。
子どもに何かあっても、そもそも病院なので安心安全。
ただ、シフト制の仕事のため土日や年末年始の出勤を拒否できません。
この点はマイナスですよね。また夜勤なども考慮すると、子どもが大きくなるにつれ、子育てをしづらい印象があります。
これらを総合的に考えたとき、子育てしやすい職業!とまではいかないものの、他の職業よりかはまだマシなのかな?という感じですね。
とくにお金の面は大きいです。堂々と旦那を捨てることもできますし。
プライベートにて、仕事柄得することってあるのか?
看護師という職業をしていると、1番得するのは、やはり社会的信頼が厚いというところです。
社会的信用が厚いと、クレジットカードや携帯電話、車などの審査に通りやすくなります。家のローンとかもまさにそう。(不景気に関係なく安定した収入を得られることが理由らしい)
そして友人の家族や初対面の人に「看護師」と伝え、嫌な印象を持つ人は少ないことでしょう。
それほど社会的には自立したイメージのある職種なのかもしれませんね。
まとめ:看護師へなりたい人へ
看護師になりたい方のなりたい理由はどんなものが多いでしょうか。
人命救助、生活援助、もしくは収入面の安定など、これら様々な理由があると思います。
現在の日本では看護師になる方は増加傾向にはあるらしいですが、まだまだ不足している現状があります。
看護師になりたい、看護師になろうかなと考えている方の力が、今後の日本を支えていく原動力となります。
看護師になりたいと思ったきっかけを大切にしてぜひ志してください。
世間では看護師というと様々な噂がとりまきますが、そんなことよりも「やりがい」の優る職業だと思います。
ぜひ一緒に働ける日が来ることを望んでいます。
寄稿者
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