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一生涯、無職として躁と鬱を生きることにした話

一生涯、無職として躁と鬱を生きることにした話

僕は現在、「約170万円の借金」と「双極性障害」を抱えており、YouTubeのみで生計を立てている。

参考<Vtuber青髪ピピピfeat.黒髪ピピピ>

 

はっきり言うと、いつ破滅してもおかしくない状態で、人生を切り売りする毎日だ。

それでも、下記写真のような視聴者さんからの贈り物、そして雑談生放送中のスーパーチャット(投げ銭)のおかげで、今がある。

断言しておくと、フリーランサーとして食い扶持を得られなくなったら、まず間違いなく自己破産し、生活保護を受給して生きてゆく。

 

結論としては、無職として寿命を全うすることにした。

とはいえ今に至るまで、少なくとも100社以上にて、契約社員やアルバイトといった様々な形態で働いてきた。

 

だが、どこも無断欠勤からのバックレ、遅刻や業務怠慢と判断されてのクビなどにより、すぐさま辞めることになった。

それらの最もな理由としては、心の弱さである。

 

具体的には、躁と鬱が回転する双極性障害、それから突然眠りこけてしまうナルコレプシーなどで、どちらも数年前に確定診断された。

ひとたび鬱になると、掃除すらも億劫になり、写真中央のように油でベタベタなチャーハンを落としたまま一週間が経過したりする。

酷かった時代だと、上階からの水漏れが起き、部屋がべちゃべちゃになろうとほったらかして、まるでアメンボのごとく水上で生活した。

 

さらに、「ADHDの可能性あり」とのことで、『成人期の発達障害』専門クリニックを紹介してもらったのだが、寝坊したゆえ、ぱぱっと着信拒否にしてそれっきりだ。

昔から、物事の切り替えができず、一度一つのことに取り掛かるとスケジュールを崩壊させてしまうところがあるため、上にあるような時計やタイマーを部屋の至る所に設置し、ジリリリリだったりピピピピピだったりする音で自分を取り戻せるように気をつけている。

中でも極めて危険なのは、自分を止められなくなる躁状態である。

 

たとえば営業会社に所属していた際、クレームを付けてきたお客さんに開口一番で暴言を吐いてしまったり、奇声を上げるように電話売り込みをして上司に怒鳴られたり、派遣組スタッフと酷い口論になり一夜で十数人が辞めてしまったりした。

つまるところ、躁になると、ふだん抑圧されている怒りのすべてが、本能剥き出しで登場するのだ。

 

それでも、不健康で絶大な自信に満ちあふれているため、成績は群を抜いて良いことが多く、短期間はチヤホヤされる。

そして、鬱になれば評価は急降下、「ちゃんとやれよ」「やる気ねぇだろ」「舐めてんの?」など、人間性を疑われはじめる。

 

それも無理はない。

躁と鬱は、数字でいえば100と0だからだ。

 

極端にいえば、鬱へと移り変われば最期、入社1日目の人間より使えない社員に落ちぶれてしまう。

そうなると極限まで心が蝕まれ、「おはようございます」と挨拶をされても、その言葉を音としては認識できても、とっさに意味を掴めなくなって、無言で立ち尽くすなんてことが発生する。

 

僕の会社人生はいつだって、『躁で入社、鬱で退社』で終わった。

出社するたび、精神病ロシアンルーレットが発動して、躁か鬱か不眠か過眠か赤面症か視線恐怖症か、そのどれかあるいはいくつか同時に病状として現れてしまい、業務どころではなくなる。

 

さすがに懲りた。

幸せになるため、働くのを諦めることにした。

 

世の中に良く出回る言葉として、「切羽詰まってないからだよ。甘えがあるからだよ。本当に食えなくなったら、お前は死ぬ気で働くはず」といったものがある。

 

しかし僕はその昔、「すぐに収入を得なければ、賃貸アパートから夜逃げするしかない!」という退路を断たれた状態になっても、いつも通り病んでいた。

それどころか、お爺ちゃんお婆ちゃんが愛情込めて買ってくれた品々を全部売り払って、逃げるように格安ゲストハウスに住み始め、そんな生活すらも維持できなくなり、窓なしの違法建築物件へと墜ちていった。

 

そうして、ひたすらに借金を重ねた。

終いには、クレモナロープとぶら下がり健康器具、それから飲めない酒を買って、あの世へ逃亡しようとした。

 

つまり、「切羽詰まると頑張れる」ってのは心が壊れていない者の話で、そうでない者は自殺か犯罪に走る可能性すらあるのだ。

 

当時の僕は、もはや死人の境地に達していて、道徳や理性どころか、感情すら消え失せてしまい、24時間無意識で生きていた。

いわゆる廃人という奴で、墜ちるところまで墜ちると、自分を自分と認識することもやめてしまう。

 

ぼわ~っと視野が狭まった状態で、ゾンビのように荒々しく呼吸するだけの日々を送った。

東京のブラックな住処には、ハミガキしながら壁を蹴り壊す半グレの男や、早朝から理由もなく発狂する女がいた。

それって、常識では考えられない行動だけれど、「僕もいずれはそうなるだろうな」という確信があった。

 

なぜかといえば、絶対的に希望が潰えると、理性をキープする必要性がゼロになるからだ。

ケダモノとして暮らした方が、むしろ心豊かなのである。

 

空気の淀んだ窓なし物件にいると、仮に逮捕されて刑務所に入っても、住まいのレベルは大差ないと思えてしまう。

金も地位も名声もない不自由な暮らしだと、言ってしまえば、豚箱にぶっ込まれても、似たような不自由が待っているだけだから、「別におんなじか~」となる。

 

人間、真に絶望すると、ここまで心がこじれる。

映画やドラマで、異常者が急に「うっひゃひゃひゃ」と高笑いをするシーンがあるけれど、ああいう、突然に感情が壊れることも良くあった。

不幸が一周回ると多幸感じみてきて、完全にラリってしまうのだ。

 

そんな頃合いにもしも、変な喧嘩の売られ方をしたら刺してしまうのではないかという、己に対する恐怖心が芽生えた。

 

しかも厄介なことに、そんな状況にいる癖して僕は、「強い人間」でありたいと思っていた。

そのため、精神科にて、薬の処方や生活指導をしてもらっていたのだが、「メンヘラになったら負け犬。人生終わり」という不健康な極論を掲げて、すべてをはね付けてしまった。

 

薬は草むらに投げ捨て、「精神科医は口を動かして作文を書いているだけ」と野蛮な考えを膨らませていた。

「死にてぇ死にてぇ」と呟きつつ、まずは日銭を稼ぐべく、ホストクラブの体入荒らしをしたり、日払いのコールセンターに入っては飛んでを繰り返した。

 

すっかり負のループに入ってしまい、仕事を継続できないのに『履歴書、証明写真、交通費』にお金が掛かる訳だから、稼ぐどころかマイナスとなり、サラ金で自転車操業をするしかなくなった。

自暴自棄になるたび、ぶら下がり健康器具とクレモナロープを買って、もやい結びの練習をし続けた。

 

だけれど、あの世へ旅立つ勇気などはなかった。

生存は才能。自殺も才能。

 

そのどちらにも属さない僕みたいな奴は、親のすねをかじるか、犯罪者になるか、生活保護を受給するか、恥も外聞もなく人生を切り売りして稼ぐかしかない。

藻掻いても藻掻いても、果ては海の藻屑。

 

そんなこんなで、僕は完全に開き直ることを決意した。

人間性だ道徳だ倫理だの前に、自分が幸せになることを最優先する。

 

躁も鬱も不眠も過眠も、情けなさも愚かさも甘えも――己の短所の一切合切すべてを売り物にする。

極限のがめつさを持って生き延びることにした。

 

そうした理念の元、YouTubeをはじめとした配信サイトにて、全人格で限界まで商売して、それでも生活がままならなくなったら、最後の手段として100%生活保護を受給する。

くだらないプライドをかなぐり捨て、己の安全と幸福を追求してゆくことに決めたのだ。

 

なので、若き時代には忌避していた精神科にもきちっと通い、自分の病状、しょうもなさの全部と向き合うことにした。

という訳で僕は、この身尽きるまで無職として生き抜いてゆく。

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ピピピピピ

ピピピピピ

リボ払い借金120万円。Fラン大学除籍処分の高卒、職歴なし、免許なし、資格なし、彼女なし。ここ数年、親の経営コンサル会社にて社内ニート(職場でゲーム・映画視聴など)をしていたが、事業縮小に伴い、30歳にして自活せざるを得なくなった。えぐい手数料の借金を自力返済しながら、YouTubeやブログにて、自分の壊れた人生をそのままに投稿している。

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