どうもライターのサマーです。突然ですが、あなたは自分の魅力を最大限に生かせていると思いますか?
それとも他人を前にすると尻込みしてしまうような気持ちになったり、自分の長所をアピールすることよりも恥ずかしさや、コンプレックスを見られたくないという気持ちの方が先立ったりしてしまうでしょうか。
もしもあなたが後者だという場合には、そのせいで恋愛にも積極的になれていないのかもしれません。
それって、とてももったいないことだと思いませんか?
なぜなら、自分自身では自分のどんなポイントが他人に魅力的に映るかを知るのは大変難しいことで、自分では欠点だと思うようなことが、人からは意外にも美点に捉えられる場合もあるからです。
自分のここがダメだなぁ...。見られたくないなぁ...。という点が、まさかの他人からは高評価!なんてことがあるってことです。
自ら閉ざしてしまうことでそもそもあった可能性を失くしてしまうのは嫌ですよね。
そこで今回は一言でコンプレックスと言えど、中には魅力になり得る要素や素質があるので、それについて少しでも知ってほしいと思います。
それを知ることにより、自分でコンプレックスと思っている部分を勢いで矯正してしまう...なんてことなく、あなたらしさを伸ばしながら自分の魅力を最大限発揮できるかもしれません。ではいきましょう。
目次
人はどんなところにコンプレックスを感じてしまうのか
持っていない人などいないと言っていいほど、コンプレックスは大抵の人が持っています。それは人と比べて、見劣り、優れておらず、好まれないと感じる性質や、特徴に対する劣等感です。
人は自分のどんなところにコンプレックスを感じてしまうのでしょうか。まずはよくあるコンプレックスの例を見ていきますね。
体型や身体の特徴、身体的要素
太っている、痩せすぎている、脚が短い、顔が大きいなど、持って生まれた、または後天的な身体的特徴の中で一般的に美しいとされるモデルから外れている箇所について、激しい劣等感を覚える人は大変多いですよね。
私、デブだから...。と、勝手に自分自身で決めつけてはいませんか?
性格や考え方
引っ込み思案であったり、前に出たくない性格だったり、口下手なタイプの人に多く、思っていることや考えていることをオープンに人に伝えることが苦手な人は、そうした自分の性質が他人に受け入れられないと感じる場合があります。
趣味や嗜好
一般的にオタクと呼ばれるような王道ではない趣味の持ち主や、インドアで社交的でないことをしている方が落ち着くという人、スポーツやレジャーよりも一人で何かに熱中する方が楽しいと感じる人など、特にその好みがマイナーであればあるほど、共感を得られることが少ないと感じてしまう傾向があります。
さて、これらのコンプレックスになりやすい要素は、本当に劣等感を持たなければいけない特徴なのでしょうか。順を追って考えてみましょう。
対処の前提:"あなた"よりもあなたを見ている"他人"はいない
まず前提として知っておいてほしいことを伝えます。
あなたが自分の身体のどこかについて、思い悩んでしまうくらい劣等感を抱いていたとします。わかります。辛いですよね。
ただですね、あなた「本人」よりもそれを気にして注目している人ってこの世にはいないんです。
人は特に長く付き合っている人間のことについてそこまでこだわりを持つ生き物ではありません。
簡単に言うと、そこまで皆、他人に興味がないってことです。
あなたもそうじゃないですか?気になるのは自分のことばかりで、他人のコンプレックスなんて24時間考えないと思います。
恋愛面で考えた場合に、例えば肉体的な好みというのは確かにあるのはあるんですが、それらのフィジカル要素が全く当てはまらないにもかかわらず、フィーリングなどそのほかの面で惹かれて恋に落ちるというパターンは多く存在します。
顔はなんだかタイプじゃないけど、内面が素敵だから好きになった。あれっ?元々、好きじゃなかった顔のはずなのに、内面が好きで付き合っていくうちに顔もカッコよく見えてきた!なんて経験ないですか?
実は、人はその人の身体の特徴自体よりも、その人が身体的特徴に対して持つコンプレックスそのものの方をより敏感に嗅ぎわけます。
つまり、コンプレックスの原因となっている身体的要素よりも、それについて思い悩み、隠したい、と感じている心の方があなたを判断する要素としてより重要視されます。
だから外形的に見えるコンプレックスが原因で恋がうまくいかないのではなく、その外形的悩みを自分で考えすぎてしまうあまり内面がよどんで見えてしまい上手くいかないのです。
例を挙げて言うと、太っていること自体よりも、太っていることを気にしてファッションを楽しめていないだとか、髪の毛が薄いこと自体よりも、髪が薄いことを気にしていつでも帽子をかぶったりとかです。
始終これらのコンプレックスを気にしていたり、人がそのことを容易に触れられないようなはりつめた空気が存在してしまっていることが問題、ということです。
ただ、人が気にしないからと言って、自分が気にしないようになれるかというとそうではないですし、身体に持つコンプレックスは自分自身がそういう自分を好きになれないから発生するのであり、それらを解消するにはまず、自分がありのままの自分を受け入れなければいけません。
身体的コンプレックスを解消したい
一朝一夕とはいかずとも、自分の身体を自分で受け入れることは必ずできます。それにはまず、世界には多種多様なボディタイプがあることを知ることが大切です。
多くの人が、雑誌やテレビなどのメディアで「美」だとされるものをロールモデルにしてしまっていますが、それらの概念は作り上げられたもので、世の中にはいく通りもの「美」の在り方があります。
太っている人がアジアでモテにくいと言われていますが、南米にいくとその真逆。太っている人ほどめちゃくちゃモテる!なんてことがあるということです。
つまり、「〇〇でなければならない」という決まりなどないことを知ることが必要です。
また、人の身体は色々な要素が組み合わさって複雑なバランスで存在しているので、どんな服装をして、どんな髪型で、どんな姿勢で、どんな表情でいるかによって、全くの別人のようになります。
今はコンプレックスに思う体のパーツや特徴があったとしても、あなたに一番似合う組み合わせの装いを見つけていくことによって、磨かれ、素敵になるはず。
鏡を見ることをやめず、自分に興味を持って、どんな時に自分が素敵に見えるかを研究してください。そうすることでいつしかコンプレックスだった要素にも愛着さえ感じられる時が来るはずです。
控えめな性格が...。内面コンプレックスを解消したい
口下手で、引っ込み思案で、緊張のために思っていることを上手く伝えられないから、自分には恋愛なんてできないと感じている人は、まずそうした性質はむしろ美点であるということを知っておいてください。
人見知りや口下手を始め、上手く人と話せないという性質は、他人へのリスペクトから生じることが多いです。
相手を大切に思うあまり、色々と考えすぎてしまって言葉が出なくなっている場合には、必要なのは慣れだけです。そんなにすぐには慣れることはできないかもしれませんが、大体の場合はそんなに気にしなくても、人はあなたが思うより、あなたの人を尊重する考え方や慎み深さを理解してくれているでしょう。
加えて、人は余計なことを沢山喋りかけられるくらいなら、喋らないでいてくれた方がいいという人の方が多いくらい、考えなしに自分の話ばかりする人には辟易しているものです。
口下手で話すのが苦手なら聞き上手になろう
単に寡黙で口数の少ないタイプというならそのままで大丈夫ですが、コミュニケーション自体が苦手なために、人と話す時に何を話していいかがわからなくなり、間が持たないという人は、自分が話さなければいけないという考え自体を捨ててしまうといいかもしれません。
相手の話を引き出し、上手に聞いてあげることに専念し、質のいい聞き手になることを目指してみるのです。
大げさな感嘆や相槌などがなくても、落ち着いて相手の話をきちんと理解することを心がけ、興味を持って話を聞いてあげることさえできれば、十分どころか、最高の友人、そしてもちろん素敵な恋人になれるはずです。
また、特定の相手と長く時間を過ごすうち、お互いの呼吸やタイミングを掴めば、沈黙も怖くなくなります。大切なことは中身のない会話を滞りなくすることよりも、一緒にいて居心地のいい人間になることです。
趣味コンプレックスを解消したい。納得してもらう必要なんてない
もしも相手が仮にあなたの趣味に興味を持っていなかったとしても、付き合いにはなんの問題もありません。
あなたは相手にその趣味の詳細について包み隠さずつまびらかに説明して聞かせる必要がないのですから。聞きたい!っと言ってきたら聞かせてあげる程度で大丈夫。
問題なのは、あなたが誰かに対して、「自分の趣味を理解してくれるわけがない」と勝手に卑屈な反感を育ててしまっている場合です。
まず、理解してくれないに決まっていると一方的に決めつけることにはなんのメリットもないですし、そもそも本来は理解してもらおうとする必要さえありません。
そうして勝手な敵意が育ってしまう理由には自分の趣味を馬鹿にされるのではないかという恐怖がある場合が多く、そこにもまた、どこで聞くのかもわからない「一般的な声」が一役買っています。
「気持ち悪い」「暗い」と言われることを恐れて相手に敵意を持ってしまう現象もまた身体的コンプレックスと同様に本末転倒の現象を引き起こします。
対面の人間関係において趣味や嗜好自体はあなたが相手に理解を求めない限り、その人がまともな人なら、そのことにとやかく言うことはしないでしょう。
相手がまず見るのはあなたの人柄であり、相手への態度であり、一緒にいる時の言動です。
あなたがどんな趣味や嗜好を持っていようと、それが社会的に犯罪とされるものでない限り、まっとうな考え方ができるきちんとした人なら、それを理由にあなたをジャッジしたりはしないはずです。
仮にもしあなたが傷つくようなことを言ってくるような人がいたなら、そんな人はつきあうに値しませんので眼中に入れる必要はありません。
くれぐれもあなたの方から先に扉を閉めてしまう行為は悲しいことなので、やめましょう。
夢中になれる何かを持っているのは魅力的なこと
受け入れられないどころか、それが何であれ、夢中になったり、打ち込めたりするものを持っていることは大変な強みです。
専門性のある深い知識や、根気や集中力、思考力が育てられる場合もあります。
マイナーな趣味を持つ人が嫌がられているという場合の多くは、その趣味を持っていること自体よりも、その趣味についてのうんちくを相手の興味あるなしにかかわらず延々と話して聞かせるなどの押し付け行為にあります。
目を輝かせて何かに打ち込んでいる姿は、対象が何であれ、そこに純粋な喜びや情熱がある限り、誰にも馬鹿にできるものではありません。
忘れてはいけないのは、必ずしも相手に理解を求める必要はないということと、どんな趣味であれ、恥じる必要はないということです。
ただし、誰かとお付き合いをし、将来を考えるということになったとき、起きている時間のほとんどを使うような趣味、稼いでいるお金の大半を注ぎ込まなければならないような趣味に関しては、相手の理解なしには続けられるものではないので、持続可能なかたちを探る必要がありますね。
まとめ
コンプレックスは自分が自分に押し付けてしまっている固定観念の鎖のようなもの。
あなたを縛っているのはあなた自身なのですが、実はそうしてもがく経験というのはあなたに一味も二味も旨味、渋味を加えてくれるものなのです。
最初から何の劣等感も持たずに意気揚々と生きてきたという人がいたなら、年齢を重ねるごとに、あなたの深みのある魅力はその人の面白みのない人間性を簡単に凌駕することでしょう。
人生は思ったよりも複雑で面白いものですよ。では。
サマー
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