仕事 考え方

パパ活女子は、犯罪者?話題のパパ活について、実態やその違法性について調査してきた

2018年6月22日

目次

パパ活をしている女性へインタビュー

yuzuka 今日はよろしくお願いします。

理香さん よろしくお願いします。

 

yuzuka 今回の取材では、交際クラブの運営者様への取材、弁護士さんへの取材を、既に行っています。双方の意見を聞いたうえで、たどり着いた結論は「全ては自己責任」という言葉でした。

そこで、実際に交際クラブに登録されていらっしゃる女性のお話を伺い、「パパ活の実際」について、より深く、考えようと思っています。

理香さん はい。是非、ご協力させてください。

 

yuzuka では早速、理香さんのパパ活歴を教えていただいても宜しいですか?

理香さん パパ活は2年くらいで、現在は5人のパパがいます。

yuzuka 5人……。理香さんは、「パパ活自体は成功されている」訳ですね。

理香さん そうですね。いろいろとありましたけど、金銭的な面で言えば成功している方だとおもいます。

 

yuzuka 理香さんがパパ活を始めたきっかけって、なんだったんでしょう。

理香さん 私はもともとホステスとして働いていて、担当してくださっているスカウトの方がいたんです。そのスカウトの方に、なんとなく「風俗で働いてみよっかな」って相談したら、「身体売るなら、風俗よりパパ活の方が稼げるよ」って言われて。

yuzuka 風俗よりもパパ活の方が魅力的にうつったわけですね。

理香さん 風俗って、毎日給料にむらがあるって聞いたんですよね。パパ活は、パパさえ掴めてしまえば、安定してお金を稼ぐことができると思って。それで、交際倶楽部を紹介してもらいました。

 

yuzuka なるほど……。5人のパパとの契約内容って、どうなっているんでしょう?

理香さん それぞれ個人に合わせて、対価を設定しています。マンションを買ってもらって、クレジットカードを渡してもらっている人もいれば、毎月50万円。という、月極で銀行振込をしてくださる方もいますね。

 

yuzuka 結構な額ですよね……。因みにその契約に、身体の関係は伴いますか?

理香さん 伴います。というか、伴わないで大金を引き出し続けるのは、逆に手間がかかると思いますね。

男性側は、あくまで愛人を求めているんです。勿論個人差はあるにしろ、女性側に恋愛感情を抱いているケースが多い。疑似恋愛の対価として金銭を支払っているわけですから、身体の関係が発生しないと、愛を感じられず、我慢ができなくなるんです。

「僕達って本当に付き合ってるの?」とか、「本当に愛してる?」とか。SEXを与えない代わりに、会う時間を増やせとか、メールを返せとか、束縛に走る方も多いですね。

結局要求が多くなって、ストーカー化したりとか、そういうのもあって、管理が大変です。

 

yuzuka 身体の関係があった方が、簡単に相手を満足させられる。ということでしょうか?

理香さん そうですね。個人によってやり方はあると思いますが、私はそういうやり方をしています。

 

yuzuka 今までに、キケンな目にあったことって、ありますか?

理香さん ありますね……。実家に愛のメッセージの書かれたハガキを送りつけられたり、私に本気になることで奥さんと離婚して、私が結婚を断ったら、「死んでやる」って騒がれたりしたこともあります。巷では「パパ活は何もせずにお金を貢いでもらえる」ってイメージが先行してますけど、そういう方って、かなり少ないんじゃないかと思います。

 

yuzuka ストーカー化するケースって、多いんでしょうか?

理香さん 多いと思います。家は教えないとか、行動範囲は教えないとか。プロとして徹底しないと、行き過ぎた愛情表現をしてくる方がいますからね。一度、宿泊するホテルを教えてしまったことがあって……。その人の自宅からは遠かったので、まさか何もしてこないだろうと思っていたのですが、チェックインしようとロビーに行ったら、その方がソファに座っていて……。私に気がつくと、号泣しながら「会いたかったからサプライズで来たんだ」と抱きしめられたのですが、あれは心底ゾッとしましたね。

yuzuka 怖すぎます……。

理香さん 向こうはあくまで「相思相愛」だと思っているんです。愛情表現なんだって言われますけど、度が過ぎるとストーカーですからね。私自身、いつ刺されてもおかしくないなって思っています。

 

身バレのリスクが、風俗よりも高い

yuzuka 理香さんが思う、パパ活の一番危険な部分って、どこだと思いますか?

理香さん 身バレ、流出ですね。

yuzuka そうなんですか!?交際倶楽部って会員制ですし、風俗のようにネット上に公開されるわけではないので、リスクが低いと思っていました。

理香さん 風俗って、公開される前提で、顔にモザイクや加工をほどこしますよね?プロフィールも、ダミーであることが多い。でも、交際クラブのプロフィールには、加工なしの写真や動画が貼られていて、プロフィールも事実である場合が多いんです。

確かに公に公開されるわけではありませんが、そういう情報が、登録している全ての男性の携帯から見られますし、スクリーンショットもできます。実際にパパ自体が、他の女の子の話を垂れ流すって、結構あるんです。逆恨みとか、ただの自慢とか。「こんな女とヤったよ」って、男性にとってはステータスなので……。

 

yuzuka 理香さんにもそのような経験がありますか?

理香さん あります。私はタレント活動もしていたのですが、私自身のプロフィールをネット上に貼られたこともありますし、同じ事務所の女の子のプロフィールを見せられて、「この子も登録してるよ」って教えられたこともしょっちゅうです。

最近、女子大生のパパ活が流行ってるみたいですけど、「同じ学校の子が登録してるよ」ってバラされる可能性も、想像以上に高いと思います。「会員制だから大丈夫」ってのは、ちょっと楽観的すぎるかなって思いますね。

 

yuzuka 確かに……。取材で面接を受けた時、交際クラブのプロフィールって、学歴から今の職業まで、全て事実を記載されるので、怖いなって思いました。

理香さん 「身分のある方だから流出なんてさせないよ」ってのは一理あると思うのですが、プロフィールを見て有名人が登録していたりすると、話題のひとつとして、軽い気持ちでおしゃべりしちゃったりするんでしょうね。聞く分には楽しいんですけど、自分の情報も垂れ流されているって思うと、怖いですね。

 

奥さんに訴えられたことってあるの?

yuzuka 弁護士の方に取材をした時に、結局パパ活で一番怖いのって、奥さんにバレて損害賠償を請求されることだっていう話になったんですけど、理香さんがそのような危険に遭遇したことって、ありますか?

理香さん あります。パパの1人に、愛人用の別宅を借りている方がいたんです。普段、奥さんはその家に来ないんですけど……。私と会うようになって「残業だ」と帰宅する時間が遅くなることが増えて、怪しんで別宅を調査されたみたいで。タオルが増えていたり、洗面所の様子から不倫を疑われて、騒動になったみたいですね。結局そのマンションを解約することで離婚は免れたみたいですが、奥さんの疑惑は止まらず……。その方とはまだ愛人関係を続けていますが、探偵をつけられている可能性も考えて、地方でのみ会うようになりました。

yuzuka 理香さん自身の存在に気づいたわけではないのですね。

理香さん 今のところ相手が誰だという特定には至っていないようですが、今後バレる可能性は高いと思います。私はホステス歴も長くて、その辺のリスクも考えているので、事前に損害賠償を請求された場合はそのお金を負担してくれるようにと一筆書かせたりしていますし、証拠物も残さないように徹底しています。そういう可能性を考えずに軽い気持ちでパパを作っている若い女の子を見ると、「おいおい」って、怖くなったりしますね。

 

パパ活をおすすめできるか

yuzuka いろいろと危険はありながらも、理香さんがパパ活を続けられているのは、やっぱり「おいしい」からなんでしょうか?

理香さん そうですね……。金銭的な面でいえば、確かに月百万円以上の利益は得ています。だけど、楽に稼げているかっていうと、そうじゃないんです。毎日のように送られてくるメール、その内容も、情緒不安定な内容が多いです。「いつ会えるの」とか「愛してると言って」とか……。そういう電話やメールの管理をして、毎週のように別の男性と会ったりするのは、想像以上の労力を使うんですよね。勿論、彼氏なんて作る余裕はありません。

私がパパ活を続けているのは、「楽だから」じゃなくて、「それ以外にないから」なんです。

私自身は水商売で生きていくと決めて、そこに全ての力を注いでいます。それくらいの覚悟がないと、「パパ活」って、できないし、しちゃいけないと思うんです。

 

普通の女の子に本当の意味でのパパ活はできない

yuzuka 最近は、若い女性がお小遣いほしさにパパ活に手を伸ばしていますが、それ自体には否定的なんですね。

理香さん そうですね。所謂「普通の女の子」には、手を出してほしくありません。絶対に心が歪んでいくし、偏った男性嫌悪も生まれると思います。それに、「ちょっとお小遣い稼ぎをする」だけでパパ活って、リスクが高すぎると思います。それから、男性の理想の女性を演じるって、想像以上に大変です。

yuzuka 理想の女性を演じる……。

理香さん パパ活でお金を引き出すには、相手の理想の女性にならなくてはなりません。

例えば、「たくさんご飯を食べて喜んでほしい」と言われたら、例え自分が少食でも、お食事に付き合わなければなりません。残したり嫌がると、「失礼な奴だ!」って怒り出すような男性もいるんです。面倒くさいメールや電話にも、永遠に付き合わなければならないですよね。お店で働いていると「今はオフだから」って言い訳ができるけど、パパ活の場合、365日、恋人を演じ続ける必要がありますから。

それに、いくら倶楽部を退会しても、誰かの携帯に残されたスクリーンショットって、一生残るんです。何かの拍子で流出してしまったら、ネット上から消すことはできない。だから、やっぱりしっかり考えて、リスクも理解して、そのうえで「それでもやる」って強い意思を持った方にしか、おすすめできませんね。

 

yuzuka 365日、誰かの理想の女性を演じ続けるって、想像を超えるストレスですし、そこに流出のリスクを考えると……。対価が充分だとはいえませんよね。

理香さん 性病、妊娠、契約違反にストーカー。愛人契約って、全て個人間でのやりとりで、法律にも、誰にも守ってもらえません。そこを理解して、しっかり考えて足を踏み入れてほしいですよね。あ、それから……。

yuzuka なんでしょう。

理香さん 愛人倶楽部は、若ければ若いほど需要があります。女子大生だと瞬間的にオファーが埋まりますが、年齢が上がるにつれて、オファーの数が著しく減っていくのが分かるんです。いつまでも甘えられる仕事じゃないってのも、分かっていてほしいですね。若さや女がなくなった時、私たちにはなにも残りませんから。それってすごく、恐ろしいことですよ。

 

yuzuka 理香さんは老後とかって、どう考えてらっしゃるんですか?

理香さん 私は今、男性からお金を搾取しまくって、全て貯金しています。老後はそれでご飯さえ食べれたら、良いかなって。人の愛を弄んでいる私達に、普通の幸せなんてないですよ。

yuzuka なるほど……。私も風俗嬢として働いていたときは「将来は公園で鳩に餌でもやってるんだろうな」って考えてました。

理香さん 「普通の人生を捨てる覚悟」。大げさかもしれないですけど、必要なことだと思います。

 

まとめ:パパ活をしたい"あなた"へ

綺麗な洋服、整った髪の毛、長い睫毛にムダ毛の見当たらない肌。

 

私達が「女」でいるのには、想像以上の金がかかる。

雑誌で見かける「あたりまえの女の子が送る日常」の真似事をするためには、

普通の仕事だけじゃあ、どう考えたって間に合わない。

 

だから私達は、身体を売る。若さを売る。女を売る。

 

「パパ活」

風俗よりもライトで、キャバクラよりも厳しくなくって。

それでいて大金が稼げるという、夢のような誘い文句。

 

「不特定多数と寝るわけじゃないし」

「ちょっとお小遣いが欲しいだけで、どっぷりハマってるわけじゃないし」

 

そうやって見ないふりをして、気付かないふりをしている貴女。

ちょっと立ち止まって、しっかり考えてほしい。

 

肉体関係を伴うパパ活は、必ず誰かを傷つけるということ。

訴えられたとしたら、賠償責任を問われるということ。

 

流出、性病、妊娠、詐欺……。

リスクには溢れているのに、あなた達はその時、誰にも守ってもらえない。

 

誰かの愛する人を弄ぶその「仕事」は、やっぱり、まともではないから。

 

世の中には、「なんとなく」や「勢い」で飛び込んで良いものと、そうでないものがある。

そしてパパ活はきっと、後者だ。

 

「働くな」とは言わない。

だけど、覚悟はして欲しい。あなたの一度の選択が、あなた自身の心を、人生を、壊してしまうかもしれないから。

 

yuzuka

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yuzuka

作家、コラムニスト。元精神科、美容整形外科の看護師で、風俗嬢の経験もある。実体験や、それで得た知識をもとに綴るtwitterやnoteが話題を呼び、多数メディアにコラムを寄稿したのち、peek a booを立ち上げる。ズボラで絵が下手。Twitterでは時々毒を吐き、ぷち炎上する。美人に弱い。

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