美容ライターのカシバタです。
2020年も引き続き韓国からのお届けとなります。みなさん、今年もよろしくお願いいたします。
さて新年一発目の記事は「リップティント」についてです。
リップティントといえば、韓国からやってきた色落ちしにくいリップアイテム。
色落ちを気にさせない有能さと引き換えに、色鮮やか過ぎる故、「秋冬には使えない…」と嘆く人が多い。
ただ最近のティントリップは、シックで繊細な色合いのものが増えており、そういった難点を払拭されています。
ということで今回は韓国女子間で特に話題の3つのリップティントをご紹介。
ティントの塗り方や落とし方も合わせてしっかりご説明していきますよ。
目次
リップティントっていったい何者?
そもそもリップティントというのは、グロスや口紅とどう違うのでしょうか。
これに関して、まっ先に思いつくのが「落ちにくいこと」だと思います。唇の皮膚を染めることで、長時間落ちにくくなるのです。
そしてリップティントと一口に言えど、その形はさまざま。
口紅のようなスティックタイプやグロスタイプ、サラッとした水のようなリキッドタイプが存在します。
リップティントのメリットとデメリット
お次に、そのメリットとデメリットを解説します。
知っているようで知らないリップティントのおさらいをここでしておきましょう。
リップティントのメリット
- 一般的な口紅やグロスより落ちにくいので、化粧直しの頻度が減る
- 一度塗ると発色が長時間続く
- 唇の皮膚を染める特性上、元の唇の色によって発色の度合いが変わる
何度も言いますが、落ちにくいのが最大のメリットです。
食べ飲み関係なくしっかり色が残ってくれるので、デート時や仕事などで長時間化粧直しができないときに嬉しいアイテムとなります。
また唇の元の色によってハッキリと発色したり、穏やかに発色したりと人それぞれなのもリップティントの魅力。
マット系ティントよりもシアー系が唇の色を反映しやすいので、自分だけのオリジナル発色を楽しむのもいいですね。
リップティントのデメリット
- 唇のシワに入り込んだり唇が荒れていたりするとティントが落ちにくくなる
- 唇の色素沈着を起こす可能性がある
- 元の唇の色に発色が左右されるので、 思った通りの色にならない場合がある。
メリットとデメリットは表裏一体!ということで、デメリットはズバリ落ちにくいことでしょう。
とくに唇のシワに入り込んでしまったティントを落とすのはひと苦労です。
私も何度かしっかりクレンジングできずに、唇に真っ赤な縦じわが残ったことがあって…。
「なんか口が赤い?」と尋ねられて、何とも恥ずかしい思いをしたことがあります。
また落ちにくいがために、唇の色素沈着を引き起こす可能性も考えられます。
ティントが直接的原因の場合もありますが、間違ったクレンジング方法によって引き起こることが多々らしいので心当たりある方は気をつけてください。とくに唇をゴシゴシする人は注意。
そしてさらに言えば、唇の色を反映したティントの色も素敵ですが、メイクによってはティントそのままの色を出したいときもありますよね。
その場合、ティントを塗る前にコンシーラーで唇の色をしっかり消さなければなりません。これもひと手間が必要なので、正直ちょっと面倒には感じてしまいます。
これらがリップティントのデメリットですが、塗る準備段階やクレンジングの方法を工夫するだけで防ぐことは可能です。
それを記事後半にてお伝えするので、ぜひ最後までお読みください。
リップティントが唇の縦じわに入り込まない方法や、頑固なティントもスルッと落とせる方法をご紹介します。
ぜひチェックしてね。
おすすめの秋冬リップティント3選
では、さっそくこの秋冬にとくにおすすめのリップティント3種類をご紹介しますね!
実際に試してみて、秋冬に使えると思ったリップティントをピックアップ。どれも韓国オンニ(お姉さん)には絶大な人気を誇るアイテムです。
Bbia(ピア):ラストベルベットティント
Bbiaは主に通販や韓国のドラッグストア的ビューティショップで展開しているブランド。
韓国の美容系YouTuberさん達が「全然落ちない!落ちにくい!」とこぞって絶賛したのが、こちらのラストベルベットティントとなります。
「全然落ちないってちょっと大げさすぎない?」なんて半信半疑で試しましたが、
本当に落ちにくいです!
#12スイートボス(オレンジブラウン系)を朝に塗って一日過ごしてみたんですが、お昼を食べても色はしっかり残りました。
結局午後4時まで化粧直しナシで十分なレベル!
発色も申し分なく、パッケージと同じ発色が一度塗りにて可能。香りも、外国のロリポップを思わせるような甘い感じで色気があります。
あまりにも発色が良すぎるので、レッド系などの鮮やかな色は量に気をつけないといけませんよ。
どちらかというと、フルリップで塗るよりもグラデーションに使うのがいいかもしれません。
ちなみに1年前の時点でシーズン1から、シーズン5までの全25色が発売されています。(日本ではシーズン4までの20色が発売中)
3CE(スリーシーイー) :ベルベットリップティント
韓国のファッションブランド「スタイルナンダ」のコスメラインである「3CE」。
こちらは、もうご存知の方も多いでしょう。ぴくあぶでも複数回紹介してきました。
関連記事:韓国コスメ『CELEFIT』のアイシャドウ・リップ・クレンジングをスウォッチとともに紹介
3CEのリップティントは既に数多く発売されており、どれも大人気。
そんな中、今回はありそうでなかった発色をもつ、ベルベットリップティントシリーズをご紹介します。
こちらのティントは本当に色展開が素晴らしいのです!
まるでソフトフォーカスがかかったような儚いマットな唇が、このティントで叶っちゃうかもしれません。
韓国のリップは2年ほど前から「MLBB」が大流行していますが、これは「My Lip But Better」を略した言葉です。
日本語にすると「素の唇ように自然、かつ唇の美しさを引き立たせるリップカラー」を指します。このMLBBカラーが揃っているのが3CEのベルベットリップライン。
とくに大人気なのが、「イタリア、シチリア島の芳醇な赤ワインのよう」と表現されている、マルサラカラーの#DAFFODIL。
くすんでトーンダウンしたワインカラーにピンクが1滴混じった感じが、大人っぽく落ち着いた印象に仕上げてくれます。
シリーズは肌なじみのよいMLBB色なので、フルリップでもグラデーションリップでも可愛い唇になれますよ。口が悪いんですが、唇だけ赤くて目立つ「くちびるおばけ状態」にならない嬉しいティントです。
私の場合、#DAFFODILと黄みベージュの#NEW NUDE、ピンクベージュの#NEAR AND DEARを持っていますが、どれもお気に入り。
ベースをよく#NEW NUDE、唇の中側を#DAFFODILにしたグラデーションリップにしています。
テクスチャーがホイップクリームのように軽く、スルスルと塗れるのに仕上がりがマット。本当に使いやすい!
また公式サイトが可愛いので、ぜひ覗いてみてください。
公式サイト:https://m.jp.stylenanda.com
CLIO(クリオ):ヴェールティントデュイ
キラキラグリッターアイシャドウやカバー色に優れたクッションファンデ「キルカバーシリーズ」で有名なCLIOから、去年の秋に発売されたリップティント「ヴェールティントデュイ」をご紹介します!
こちらはティントは透け感のあるツヤ系リップティント。
なんと水分量40%というこのティントは、ティント特有の唇を染める機能はキープしつつ、ぷるんとつややかな唇になれちゃうという一石二鳥アイテムなんです。
個人的にオススメなのが#7サンディービーチと#10モーヴシャワー。
#7サンディービーチは、トーンダウンした秋らしいベージュピンクのMLBB色となります。誰にでも似合いそうな色合いなので、カジュアルにもオフィスなどの落ち着いた場面でも使えそう。
#10モーヴシャワーはモーヴピンクですが、ペールティントデュイ唯一偏光パール入りです。
実際に付けると青系偏光パールがキラキラで、さすがクリオ! 透け感があるので大げさにならない絶妙な感じがたまりません。ブルーベース肌の人には超オススメです。
ちなみに韓国女子の間での人気色は#2のレッド、#5のコーラル系だそう。
やっぱりレッド系は韓国女子の間で大人気ですね。
こちらのティントは香りがピーチっぽいと感じました。
ティント自体にもお菓子のような甘みがついているので、うっかり舐めすぎないように注意ですよ。
リップティントの適切な塗り方をご紹介
リップティントは普通の口紅やグロスとは違い、しっかりと前準備が必要です。
なぜならば、「唇を染める」という特性上、唇に荒れや皮向けなどがあると、色残りや唇の荒れの原因になってしまうからです。
ティント前にはリップクリームやワセリンなどで保湿をしっかり行い、唇の荒れを落ち着かせるのがティントの色残りを防ぐポイント。
「ティント前には保湿必須!」を覚えておいてください。また唇トラブルがひどい場合は、ティントを使わないほうがいいかもしれません。
そしてティントは発色が良いものが多いので、塗るときはまず下唇から少しずつ様子を見て塗ります。
もちろん、フルリップで塗る場合もこの手順を守ってください。
ちなみに、レッド、バーガンディーのような強い色の場合、唇全体を塗るフルリップよりも中央からぼかしていくグラデーションリップのほうがおすすめです。
リップティントを塗る手順:基本のグラデーションリップ
- ティントを塗る前に必ずリップクリームやワセリンを塗り、10〜20分ほどそのまま置く
- リップクリームをティッシュオフし、ティントをまず下唇の中央に置く(唇の色を消したい場合は、ティッシュオフ後コンシーラーを塗ってください)
- 唇をすり合わせるように軽く「まっ、まっ」として、下唇の色を指などでぼかす
- 上唇の色が足りなかったら足して、指で外側に向かってぼかす
- 余分なティントはすぐにティッシュオフせず、しばらく置いてからティッシュオフが色の持ちがいいです
※指でぼかす場合、ティントが指に着色して取りづらくなる恐れがあるので、あらかじめクレンジングティッシュなどを手の届くところに準備しておいてください。
私のオススメはベージュ系ティントをフルリップでベースにして、レッドなどの強い色を中央からひろげるグラデーションリップ。
一色だけのグラデーションより落ち着いた印象になります。
リップティントの適切な落とし方をご紹介
唇の縦じわに残ったティントで苦労した私のようにならないため、リップティントの落とし方もしっかりチェックしましょう。
落ちないからと言って、ゴシゴシこするのは厳禁!唇の皮が剥けるなどさらなるトラブルを引き起こします。焦らず時間をかけて落とすようにしましょう。
準備するものと、その手順
準備物:クレンジングウォーター、コットン、綿棒
手順:
- コットンにたっぷりクレンジングウォーターを染み込ませ、唇に貼りつけるようにして10〜20秒そのまま置く
- コットンを剥がし、唇に残ったティントを優しく拭き取る
- 縦じわなどの細かい部分のティント残りは、綿棒にクレンジングウォーターを染み込ませ丁寧に拭き取る
- ティントが落ちたら、普通のメイクを落とす手順で洗顔すればオッケー
ほとんどのティントはこの手順で落ちますが、中には本当に頑固で落ちないティントも...。
その場合はティント専用リムーバーの使用をおすすめします。
ティント専用リムーバーは、有名なところではエチュードハウスやミシャなどで手に入ります。
私はミシャのものを使ってますが、簡単にスルッと落ちて時短にもなるのでおすすめです!
エチュードハウス:オールフィニッシュ リップティントリムーバー
ミシャ:オールキルティントリムーバー
以上です。本当、おすすめなのでぜひ一本ご用意を。
まとめ:自分に合うティントを探す楽しみがある
今回は韓国でメジャーなリップティントの中から、人気のものを中心にお伝えしました。
リップティントはほとんどのメーカーから発売されているため、種類が多すぎて流行を追いかけるのも大変なくらいです。
逆に言えば、種類豊富なのは自分に合うティントを探す楽しみがあること。まるで「宝探し」みたいですね!
ぜひあなたにベストマッチする秋冬ティントを探してみてくださいね。
カシバタ
最新記事 by カシバタ (全て見る)
- 合言葉は素肌感!アラサー世代におすすめの韓国クッションファンデーション2選 - 2020年1月13日
- 韓国の韓方(ハンバン)ダイエットを徹底解説!-10kgを達成したけど、その後リバウンドした話も... - 2020年1月9日
- リップティントの適切な付け方と落とし方を解説!おすすめリップティント3つのご紹介 - 2020年1月6日