みなさん、こんにちは。おっちょこちょいOLのきじ田とらみです。
突然ですが、私はADHDという発達障害を持っています。
関連記事:ADHDな私が、何とか社会人として自立できた奮闘記
そのため整理整頓がすごく苦手です。
1ヶ月以上掃除機をかけないことなんてザラにありましたし、一度着たけど洗濯する程汚れてもいない服が床に錯乱して、足の踏み場がありませんでした。
かばんの中もすごく汚くて、必要な時に必要なものを取り出せないことがザラにありました。
定期券が取り出せなくて、通勤電車を逃したことは何度もありますし、かばんの中でボールペンが暴発して、ハイブランドの小物が汚れてしまったり、かばんの四隅にはゴミが常に溜まっている状況でした。
仕事にも支障が出ている状況。
でも、こんなこと、相談できるのは身内しかいない…… いうことで、身近な頼れる人物に教えを斯うことにしたのです。
白羽の矢が立ったのは、国内最大手の航空会社でCAをしている妹でした。
目次
自分自身での問題解決は断念!スマートな身のこなしのプロに教えを斯う
突然ですが、私はかなりのシスコンです。
私の妹は、うっかりもので不器用な私とは正反対のしっかり者で、貧乏な家庭環境にも負けず、でこぼこコンビで支え合って生きてきました。
今は、幼い頃からの夢だった、国内最大手の航空会社のCAとしての夢を叶え、次はコンサルとして起業する夢を叶える為に奔走していう野心家な妹です。
妹は貧乏な家庭で育ちながら、語学を習得する為の1年以上の留学や学びを深める為の複数回に渡る海外旅行など、自分が後悔しない生き方をする為に、スマートな身のこなしで、できるだけ効率よく短い時間でお金を稼いでいました。
高級アクセサリーメーカーでは、接客で売上を伸ばし、学生バイトでは携わることのできない、「ブライダル向けの最高級アクセサリーのライン」の接客に任命されたり、卒業後には社員にならないかと提案されたり。
あと、大手化粧品メーカーのエステサロンでも、きめ細やかな接客で人気を確保、歩合制で結構がっつり稼いでいました。留学先でも、施術を施してファンを作っていたほど。
周りの友人達が時給1000円前後でバイトをする中、2000円近い時給で効率よく稼ぎ、勉強に時間を割いていたのです。(深夜バイトなどはしていません)
世間知らずの学生が、社会人のもまれながら、富裕層であるお客様から評価をされるには、「スマートな身のこなし」を身につける必要がありました。(CA時代のエピソードは、今現役で働いている事もあって、今回は割愛させていただきます。)
そんな妹が教えてくれたかばんの極意は、以下の二点でした。
- お客様や上司、ビジネスパートナーから、何かを尋ねられたり求められた時に、それを素早く対応できること。
- いいものを身につけながら、それをいつでも最上の状態で管理すること。
色々と学んだことはあったのですが、生活必需品の収納術と、アクセサリーの管理方法でした。
生活必需品の収納術
最近流行の丁寧な暮らしの教本では、「できるだけものを持たない生活」がもてはやされていますが、それは不足の事態にすぐにコンビニや量販店があることが条件。
必要な時に必要なものが取り出せないのは、かえって自分の範囲を制限してしまっているというのが、妹の持論でした。
なので、日常生活で不足の事態がおこっても動揺しないよう、使うものを厳選して、それをスマートに使いやすくバッグに収納する。
自分を商品と見立てて、自分の価値を下げるようなものはできるだけ持たない。いつでも自分の能力が売り込みできる準備をしておく。というものでした。
私は必要なものをピックアップしました。
それを机に並べて、収納するとかばんの中がぐちゃぐちゃになります。
ところが、妹が収納すると、とてもスマートに収まり且つ取り出しやすくなるのです。
妹が、ものが多いタイプの私にアドバイスしたのは、縦入れ収納と、透明な収納ポーチを使うことでした。
こうすると、かばんの中を俯瞰で見た状態で把握しやすくなり、中のものを取り出しやすくなります。
また、中身が見えることで、収納するべき場所がすぐに分かるので、かばんの中が乱れるリスクがかなり減ったのです。
アクセサリーを管理する
妹は高級アクセサリー店でアルバイトをしていたので、アクセサリーの管理方法を熟知していました。
売り物の在庫管理と同じように、ひとつひとつ小さなジップ袋に入れて、ポーチに収納していたのです。
私は思わず、思ったことを口に出しました。
「袋に入れてたら貧乏臭くない? アクセサリーボックスに直接入れておいた方が気分上がらない?」
そこで帰ってきた答えは、
「見た目はもちろん大切だけど、アクセサリーは私にとって、凄く大切なものだから、いつも最上の状態で保管しておきたい。他人から見ると、貧乏臭く見えるけど、収納方法はひけらかすものではないし、いつも一番いい状態で身につけられるようにしておきたいから。」
その一言にドキッとしたのでした。
自分の持ち物の管理方法が走馬灯のように頭をよぎったのです。
- よく書き物をするはずなのに、すぐに紙とペンが取り出せない
- アイデアを得る為の大切な本がぼろぼろになるような状態で収納されている
- 会社員で書類を持ち運ぶはずなのに、クリアファイルが入っていない
- 勤務先の販促物がかばんの奥でくちゃくちゃになってすぐに取り出せない
ただ単に、片付けができないから、と半ば諦めて生活をしていたのですが、自分の持っている指針が明確になっていないから、必要な管理ができていないのだと気づいたのです。
そして、目的別の管理方法を考えた時、かばんの使い勝手がすごく良くなりました。
もちろん、大雑把な性格はこんなにすぐには変わらないので、前日に使ったハンカチがそのまま入っていたり、家計簿に転機していないレシートがかばんに丸まって入っていることはあるのですが、必要なものがすぐに取り出せないといったことはかなり減ったのです。
最後に:それぞれに異なった原因がある
いかがだったでしょうか?
私はもの心ついたころから整理整頓が苦手で、色んな整理術の本を読んできました。そして、なかなか身に付く事なく、28歳まで生きてきました。
同じ「整理整頓ができない」という特性でも、人それぞれに個性があるように、それぞれに異なった原因があると思います。
もし、あなたが整理整頓ができないことに悩んでいらっしゃれば、自分が片付けられない原因を探しながら、色んな方法を試してみてください。
きっとどこかに、あなたにぴったりの整理整頓術があると思います。
この記事が、あなたのお役に立てば幸いです。
次回は、汚部屋歴20年以上のADHDな私が、カーメーカーのエンジニアから伝授された片付け術 を紹介したいと思います。
きじ田 とらみ
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