恋人との幸せなセックス、ひと時の快楽はとても幸福な時間ですよね。
信頼できるパートナーとの幸せな時間に、まさか自分が梅毒をうつされているなどとは考えもしないはず。
まさか自分が大切なパートナーに梅毒をうつしていたら、と思いながら性生活を送る人は少ないと思います。
しかし、案外梅毒は身近な性病なんです。
近年日本において梅毒の感染者が増加傾向にあることをご存じでしょうか。
とくに梅毒は症状がわかりにくく、自分の体をしっかりと観察していないと異変に気が付きにくいです。
「梅毒は昔の病気で、今は関係ない。私が感染するわけがない」と思い込んで検査をしないでいると大変なことになりますよ。
ということで今回、風俗歴10年の梅毒感染経験を持つ私が、梅毒のその恐ろしさについて説明します。
半分、医療に関わることも書いていきますが、私は医師免許を持つ医師ではありませんので、その部分に関しては、医師の確認をしてはじめて知識として理解するようにお願いします。
書き手がこんなことを言うのもなんですが、医療に関わる部分については半信半疑で聞いてもらって大丈夫です。
(私もめちゃくちゃ調べてはいるけどね?)
目次
梅毒って、どんな性病?
梅毒とはどのような性病なのでしょうか。
梅毒はキスやセックスなどの粘膜の接触で感染することが多い性病です。
感染した場合は、数週間から半年以内に目立つ症状が出ることがほとんどです。
しかし、人によって症状が軽かったり無症状の期間があったりすることから、気が付かないうちにたくさんの人にうつしてしまう恐れがあるのです。静かにゆっくりと進行していく性病であり、それがとても恐い!
また、治療をせずに放置してしまうと、失明や神経症状だけでなく、命にかかわる危険があります。
しかも妊娠中の母親が感染していた場合、その子供にも先天梅毒という症状が出てしまうのです。
恐ろしいことに、1度治療しても梅毒は再感染してしまいます。
梅毒についての正しい知識を持ち、再感染の予防と定期的な検査が必要ですよ。
梅毒が感染!その仕方とは
そんな梅毒はどういった行為で感染しやすいのか、感染の仕方について説明します。
梅毒にかかっている相手の粘膜や皮膚と直接接触することで感染します。セックスだけでなくキスや、オーラルセックス(フェラチオ・クンニリングス)でも移す可能性があるということです。
性行為の方法次第では、性器以外の部分にも感染することがありますよ。
先ほどもチラッと言いましたが、無症状の期間でも感染源となるため、気づかないうちに移してしまう恐れがあるのです。
梅毒の現状。流行状況について
1943年に抗生物質のペニシリンによる治療が確立されてからは、患者は激減していたはずの梅毒。
しかし、ここ最近の日本において、恐いことに梅毒は流行しているのです。
だいたい2015年頃から増加傾向にあるみたいで、国立感染研究所の調査によると、2019年はなんと7000人台に迫る報告数でした。
一般的に梅毒は昔の病気だというイメージがあり、自分には関係ないという思い込みがあるかもしれません。
でも、昔の病気ではなく現在増加中の性病なのでいつでも誰でも感染する可能性があるのです。だから気をつけてくださいね。
梅毒の症状とその怖さについて
それでは、梅毒の詳しい症状とその怖さを見ていきましょう。
梅毒の症状は感染後から1期、2期、3期、4期と分けられています。
1期(感染から約3週間)では、梅毒にかかっている相手と直接接触した部分に症状が出始めます。
感染した部分に「しこり」ができる場合があり、それが性器の場合は、ふともも付け根周辺のリンパが腫れてきます。
ただこのしこりは、つぶれて傷になったり、そのまま消えてしまうこともあり、このとき治療をしなくても症状は自然に消えていくのです。
また恐いことに、この1期の時期に梅毒検査を行っても、陽性反応がでないことがあります。
続いての2期(感染後数か月後)では、梅毒の病原体が全身にまわり、手のひらや足の裏、体の全体にうすい赤い発疹ができることがあります。(だいたいの人がここで気づく)
この発疹は症状が軽い場合、アトピーやあせもと間違われることがあるそうです。
発疹がはっきりしている場合は気が付きやすいですが、ここで気が付かないことも多々。
これも治療をしなくても数週間で自然に消えてしまうという恐怖。
そして3期(感染後3年~10年)では、皮膚や骨、筋肉にゴムのような、弾力あるゴム腫が発生することがあります。
「梅毒で鼻がおちる」というのは、このゴム腫が鼻の組織を破壊するために起きる症状のことです。
最後の4期(感染後10年以上)では、臓器に障害が広がり失明や麻痺、認知症のような神経症状などが現れ、最後は死に至ることもあるのです。
このように感染から半年程度は、自然に症状が消えてしまうことから、梅毒は静かにゆっくりと進行していく病気と言えます。
めちゃくちゃ怖くないですか?
なのでちょっとでもおかしいな?と思ったら、しつこく病院にて検査することをおすすめします。
とくに妊娠している女性!
先ほど言いましたが、梅毒にかかっていた場合には、生まれた子供にも感染し、死産や早産の原因となってしまうことがありますよ。奇形児が生まれるリスクもあり、母子ともに危険にさらされるので、本当注意してください。
梅毒の検査と治療方法
そんな怖い梅毒ですが、早期に発見できれば、有効な抗菌薬があるため3~4期には進行することはほとんどありません。
梅毒に感染したかどうか調べる方法は、婦人科や泌尿器科の医療機関、地域によっては保健所の無料検査があります。保健所の無料検査は地域によりますが、匿名で個人情報が保護されているため、安心して検査を受けることができますよ。
また、パートナーと一緒に検査を受けることも大切です。
感染から3週間程度では、梅毒を検出できないこともあるため、4週間程度たってから検査を受けるようにしましょう。
なかなか感染時期が分かりにくいものですから、3ヵ月に1回や半年に1度パートナーと一緒に定期的に検査を受けることも大切ですね。
このように、梅毒の治療には、主に抗菌薬を使った薬物療法が主となります。
抗菌薬の内服期間は医師が判断するのですが、進行によっては1か月以上薬を飲むこともあり、長期戦となりますが勝手にやめてしまうと治療の意味がなくなってしまうので、必ずお医者さんの指示を聞いて最後まで治療を行いましょう。
治療期間が終了すると、梅毒の再検査となります。
ここで体内の病原体の数値が下がっていたら治療完了。数値が下がればパートナーに移す心配はありません。
もちろん、医師の判断で治療完了となります。
当たり前ですが、治療中の性交渉は避けましょうね。
梅毒を防ぐにはどうしたらいいの?
最後に梅毒の予防方法についてのお話です。
パートナーとの性行為のときはしっかりとコンドームを着用するようにすることが基本となります。
ただし、もしも梅毒に感染した傷口がコンドームの外にあった場合はやはり感染を防げません。
また、梅毒はオーラルセックスやキスでも感染しますが、エッチの最中の雰囲気が気になってしまいますよね。
絶対にキスをしないカップルなんていませんから。
ですから、パートナーと一緒に定期検査へ行くことが最大の予防法となるでしょう。
面倒くさがらず行くようにしてくださいね。
ちなみに、1度治療をしたからといって免疫ができるわけではありません。
梅毒は何度でも再感染する病気です。
症状がなくてもみんな梅毒に感染している可能性があるのです。
恥ずかしがらずに勇気をもって検査をしてみてください。正しい知識で梅毒から身を守りましょう!
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