【経歴】
・日本医科大学大学医学部を卒業
・初期臨床研修医を経て、脳神経外科を専攻
こんにちは。日本医科大学の医学部を卒業し、現在は脳神経外科医をしている小田です。
普段は医療記事の監修をしているのですが、今回、医師の働き方や転職に関する記事を書くこととなりました。
医師の働き方は現在変換期であると思っておりまして、というのも前までハード過ぎたんですよね。
そもそも医師の数が絶対的に少ないのにも関わらず、高齢化現象により患者は増え続けている。そりゃ医師は大忙しなわけです。ただ医師も一人の人間であることは間違いなく、例えば私も数年前にそういった働き方改善の観点から転職を行いました。
今回はそのときのことについて書いていきます。
今まさに転職を、と考えている医師の方はどうぞ参考にしてください。また医療系の転職に強いと言われている「エムスリーキャリア(m3キャリア)」にて転職をしたので、今回はこちらを主軸に転職時のことを書いていきます。
どのようなサービスを提供してくれるのかや、そもそも転職サイトと先輩などからの紹介だと、どちらがより好条件で転職できるのかなどを客観的に書いていくつもりです。
もちろん転職サイトを使う上での注意点等も書くので、転職前の方はとくに読んでほしいです。ではいきます。
目次
転職サイト「エムスリーキャリア」について軽く解説
転職サイトを使って転職したことが結論ではありますが、今回転職に使ったエムスリーキャリアについて何の説明もないままだと全体像も分からないと思います。
なので、まずはエムスリーキャリアについて軽く紹介しておきますね。
エムスリーキャリアは、東証一部上場企業エムスリーグループが運営されている医師専門の転職支援サービスです。
年間利用者数が約1万人、医師会員数は総計で約27万人、公開求人は常時約20,000件とも言われています。これはその時のエージェントに聞いたことなので確かだと思いますが、大分規模が大きいですよね。
つまり、医師専門の転職支援サービスでは最大手の会社になると思います。
会員数と比例し、エージェント(担当者)側が保有している情報も豊富で、地域や診療科目、勤務形態に関わらず、どんな条件でも検索できたことが印象的でした。
なので医師の方々にとっては大分重宝されるものだと思います。
そして使い方は非常に簡単。というか、大体の転職サイトと変わりません。
まず公式サイトの申込みフォームから必要事項を入力し、無料の会員登録を行います。
登録後はキャリアコンサルタントと、オフィスにて面談日程の調整をしますが、ここが少し面倒かもしれません。
個人的なものかもしれませんが、面談日程とかは勢いでしてしまった方がいいです。メールでのやりとりを有効的に使えない(返信が気になって他が手につかないタイプの方)と、段々と転職活動が怠くなってくるので。笑
一応、地方在住の方や時間的に難しい方には、面談なしのパターン(自分で求人検索をする)もありますが、ここは面倒でも面談はしておいた方がいいかもしれません。
エージェント(つまり、仲介担当者)の方とも結局は人付き合いになります。この方の力量によって良い転職先が見つかるかどうかが決まると言っても過言ではないからです。
ちょっと面倒だなと思ってもここは頑張りましょう!勢いです。
そもそも何故転職を考えたのか
さて、なぜ私がそもそも転職を考えたのか。
これは冒頭でも少し言いましたが、その現場での働き方を続けていると近い将来「死ぬな」と思ったからです。いや、大げさではなく。
また今この記事を読んで、転職を考えている医師の皆さんもそうではないでしょうか。
ここら辺が一般企業の方の転職理由とは少し違う点だと思います。医師界の過剰な勤務負担は皆さんの想像を絶するものなのです。ね?
あと医療事故などのリスクもそれに引っ付いてくるわけで、早いこと全体的な改革に出た方がいいと思うのですが...。
(ちなみに医師の役半分が週60時間以上の勤務、そして医師の約8割が何らかのヒヤリ・ハット体験があると言われています)
まあこのように私の場合は当時の働き方に自分の未来はないと思ったのですぐさま転職を考えました。
一般的には加齢にともなった業務変更、日常業務の負荷を軽減するためなどで転職へ踏み切る医師が多いそうですが、そういった方々もささっと転職を考えた方がいいですよ。
人生は有限なので、我慢してやってる時間がもったいないです。
あと、「医局からの転職=逃げ」という考えも古いです。自分にあった働き方を医師も模索するべきだと考えています。
転職サイト「エムスリーキャリア」を選んだ理由とそのメリットについて
次に数ある転職サイトの中で、私が「エムスリーキャリア」を選んだ理由について書いていきます。
転職サイトを使っての転職を、と考えている方はここをとくに注目してほしいです。
まずそもそも医師専門の転職サイトは母数自体が少ないです。
最近では「転職」というのが人気ワードに入るくらいに一般業界における転職は流行っていますが、医師業界に関して言えば、まだまだでして。やはり転職=出世コースから負けたくらいにしか認知されていません。
それゆえ、医師の中で役立つ転職サイトは以下くらいです。
- エムスリーキャリア(今回紹介している転職サイト)
- リクルートドクターズキャリア
- 民間医局
- マイナビドクター
- 医師転職ドットコム
本気で転職を!と考えている人はひとまず全てに登録しておいて損はないと思います。
案件が多いことにデメリットはないからです。数多くの案件から選べる状況を作りましょう。
そして私がこの中でエムスリーキャリアを選んだ理由は、いくつかありますが、エージェント(担当者やコンサルタントとも呼ぶ)の質が高かったことがまず一つです。
実は、エムスリーキャリアのエージェントは全員が医療経営士の資格を持っています。
その為、エージェントの方は豊富な経験を持っており、彼らの経営的視点や経営的知識を持ってそれぞれの医療機関と条件交渉を行ってくれるため、我々の希望を的確に伝え、また的確に交渉を行ってくれやすいのです。
実際、お願いしたときもそれをまじまじと実感しました。
また、もし希望に沿う求人が見つからなかったとしても、その時、そのリストにない案件は、直接医療機関へ連絡を取ってくれ、新たな求人を探してくれます。これも結構大きいですよね。
先ほど案件は多い方がいいと言いましたが、エムスリーキャリアの場合はエージェントがどんどん案件を増やしてくれると思っていただいて構いません。これは大きいメリットですよね。
そして、もう一つの選んだ理由は非公開求人が多いという点です。
非公開求人とは、サイトなどで一般に公開されていない求人情報のことであり、上記にもありますよう主にエージェントが独自に紹介してくれる求人を言います。
非公開求人情報の多くは一般に公募されている求人情報よりも質が高く、より条件の良いところへの転職が可能となります。
他の転職サイトもそういった仕組みはあるものの、もっとも積極的に非公開である案件等を回してくれました。
つまりまとめますと、これからあなたはエージェント(担当者)と二人三脚で転職活動していかなければなりません。つまりはその方はあなたのバディーです。
その方はもちろん優秀な人がいいですよね?私の体感ではありますが、そういった優秀な方がエムスリーキャリアには多かったように感じます。
ちなみに非公開求人情報が多にのには、医療機関との信頼関係が厚いことが理由らしく、それは恐らく本当なんだろうなと思いました。
具体的な年収や勤務地など、自分の希望条件通りの求人がはじめの段階で見つかっていない人ほど、エムスリーキャリアがいいと思いますよ!
デメリットや注意点など
ただもちろん、メリットがある反面、デメリットもあるのでそこも読んだ上で活用しましょう。
エムスリーキャリアは電話やメールにて求人情報を受けとる(他の転職サイトもほとんどそう)のですが、メールの回数が他よりも少し多い、というかしつこいかなと思います。
実際、他の転職した医師からは、業務で忙しいのに求人情報メールがしつこい、求人電話が強引に感じるなどと言った意見も聞きました。
ただまあこれに関しては、例えば他の転職サイトである「リクルートドクターズキャリア」などもそのように言われており、どこも転職者探しでいっぱいいっぱいなので仕事熱心なんだな、くらいに思いましょう。
関連記事:リクルートドクターズキャリアを使って転職活動したので、その転職サイトの評判などを紹介
まとめ:こういう人におすすめ!
上記のようにエムスリーキャリアは豊富なコンサルタント、求人情報を有していますので、その好条件を生かした転職がしたい人におすすめです。また二度言いますが、まだ転職先を絞れていない人ほどここがいいと思います。
あまり年収などの希望を伝えにくい人が多いと思いますが、そういうのもエムスリーキャリアのエージェントは本音を聞き出してくれるので、ガンガン言いましょう!
ちなみに具体的な数字をいうと、私の場合、年収にして100万円以上アップしました。
それでいて休みは増えたので、ほんと転職を考えている方はすぐさま取り掛かった方がいいと思いますよ。
寄稿者
最新記事 by 寄稿者 (全て見る)
- コスパ良好!みんなが気になるプチプラの日焼け止め3つを試してみた - 2021年6月22日
- 【2021年最新版】ラブドールの選び方とおすすめのラブドール10選を紹介 - 2021年6月9日
- クッションファンデーションが崩れやすい理由と崩れを予防するためのポイントを紹介 - 2021年5月9日