喜びや不安、そして切なさ。
恋愛には上記のような思いはつきものですよね。大好きな人から来るLINEに一喜一憂、かと思えば、別れ際にはものすごく嫌いになっていたり、「一体、恋愛とは何なのだ!」と、つい知らぬおっさんに問いかけたくなります。
さて、そんな単純かつ複雑的なモノが見れる映画、恋愛をリアルな様に描いているものがあるとすれば見てみたいですよね。
ということで今回は、今恋をする(したい)女の子におすすめの恋愛映画を5つ集めてみました。ネットフリックスなどにあると思うので、ぜひ見てみてほしいです。
目次
「あと1センチの恋」 2014年/イギリス・アメリカ
監督:クリスチャン・ディター 出演:リリー・コリンズ/サム・クラフリン
一つ目は現代的な恋愛を描いた「あと1センチの恋」です。
18歳のロージーとアレックスは幼なじみ。誰よりも近くで過ごしてきた2人でしたが、アレックスに恋人ができたことを知ったロージーは、クラスの男の子と勢いで関係をもち、妊娠してしまう。
そんな無さそうで実はよくあるストーリーから始まります。
何も知らないアレックスはアメリカの大学へ。
ロージーはイギリスに残り娘を出産。離れ離れになった2人はそれぞれ別の人生を歩み始めますが…
ふとした運命のいたずらで12年もの間すれ違ってしまった男女の恋を描いたラブストーリー。切ないですね。
傍目には羨ましいほどの絆で結ばれていた2人。恋人になれる瞬間はたくさんあったはずなのに、中々恋人になれない2人がもどかしく、タイミングの大切さを痛感させられます。
そしてすれ違いを繰り返した12年という長い年月を描いたこの作品には、どうしても忘れることができなかった人への言えなかった言葉、伝えることのできなかった思い。そして恋をする痛み。
そんな切ない思いと切ない瞬間がたくさん詰まっています。恋する女子は共感必至、のラブストーリーです。
「メリーに首ったけ」 1998年/アメリカ
監督:ボビー・ファレリー/ピーター・ファレリー 出演:キャメロン・ディアス/マット・ディロン/ベン・スティラー
1988年なので少し古い映画。
若き頃のキャメロン・ディアスが主演です。
冴えないテッドはハイスクールの人気者メリー(キャメロン)に憧れる1人。ある日メリーの弟を助けたことがきっかけで、メリーからプロムに誘われます。
しかしプロム当日アクシデントが発生、テッドは入院することに。
結局プロムに出席できないまま、テッドはメリーと離れ離れになってしまいます。
そして13年後。メリーを忘れられないテッドはメリーの行方を探し始めますが…
メリーに首ったけの5人の男たちがメリーをめぐって繰り広げるおバカな騒動を描いた爆笑ラブ・コメディ。
次々におバカなことをやらかす男たち。でも恋をすれば誰しもその人を手に入れたいと願うもの。
男たちがおバカな騒動を繰り広げるのは、それもこれもメリーに恋をしたから。
そう思うと、このおバカな男たちにちょっぴり切なさを感じてしまいます。
ネタバレになりますが、最終メリーが選んだのは、イケメンではないけれど誰よりも誠実なテッド。
キャメロン・ディアス演じるメリーはチャーミングさが際立ちますが、このように人の本質を見極められるところが魅力なのです。
そして男たちが一番惹かれたのはメリーの優しさ。
爆笑しながらも、恋に大切なのは案外誠実さや優しさかもしれない。そんなことを気づかせてくれる作品です。
「ブリジット・ジョーンズの日記」 2001年/アメリカ・イギリス
監督:シャロン・マグアイア 出演:レニー・ゼルウィガー/コリン・ファース/ヒュー・グラント
出版社に勤めるブリジット・ジョーンズは、実家で開催された新年パーティーで弁護士のマークを紹介されますが、お互い良い印象を抱かないままパーティーを後にします。
そしてブリジットは今年こそはダイエットを成功させ、堅実な彼氏を見つけようと誓い、日記をつけ始めますが…
同名のベストセラー小説を映画化、恋に仕事にポジティブに生きるブリジットの姿が世界中の女性の共感を呼んだラブ・コメディ。
プレイボーイの上司・ダニエルと恋人になれたのも束の間、ダニエルの二股が発覚。傷心のブリジットでしたが、ドジ続きのブリジットを優しい眼差しで見守るマークと急接近。
マークは堅物ですが、ダニエルに負けないくらいのイケメン、かつ誠実な男性。
そしてそんなマークにありのままの君が好きだと言わしめたブリジット。
ブリジットの魅力は等身大の自分で生きているところ。
ありのままの自分で生きることは中々難しいことかもしれませんが、その人の持つ個性はその人だけのもの。
その魅力に気づいてくれて、そんな君が好きだと言ってくれる人こそ運命の人なのかもしれません。
恋をするとつい無理をしたり、卑屈になったりしてしまうもの。そんな自分に自信が持てない人にはぜひおすすめしたい作品。
ポジティブなブリジットの姿は、自分らしく生きて自分らしく恋をする勇気を与えてくれます。
「世界の中心で、愛をさけぶ」 2004年/日本
監督:行定勲 出演:大沢たかお/長澤まさみ/森山未來/柴咲コウ
続いては日本映画。
台風が迫る中、突然いなくなった婚約者を追って故郷の高松に帰郷した朔太郎。
そこには高校時代の恋人・亜紀との忘れられない思い出が眠っていました。
片山恭一のベストセラー小説を映画化、日本中にセカチューブームを巻き起こした大ヒット作。
高校時代のサクとアキを演じた若き日の森山未來と長澤まさみが、眩しいほどの輝きを放つ作品です。
そして「死」という、抗うすべのないものに立ち向かおうとする若い2人の純愛が切なすぎるんですよね。
何もかもが煌めいていた2人の恋愛に、突然忍び寄る病魔。そしてあまりにも残酷な別れ。倒れたアキを抱き、「助けてください」と叫ぶサクにただただ涙。
忘れられるのが怖いと言うアキが、サクと撮った結婚写真にも胸が締め付けられます。
サクとアキの姿には、今生きているこの瞬間の尊さを考えずにはいられません。
今当たり前に存在しているものがずっと在るとは誰にもわからない。だからこそ今すぐ大好きな人に愛を伝えたくなる、そんな作品です。
「勝手にふるえてろ」 2017年/日本
監督:大九明子 出演:松岡茉優/渡辺大知/北村匠海
最後に紹介するのは、割りかし最近の映画です。
24歳のこじらせ女子ヨシカは、中学時代の同級生イチに10年間片思いを継続中。そんなある日、会社の同期である「二」に突然告白されたヨシカ。
しかし、どうしてもイチのことが忘れられないヨシカは同窓会を計画します。
そしてイチとの再会の日がやってきますが…
原作は綿矢りさの同名小説。
生きることが下手なOLヨシカの脳内恋愛とリアルな恋愛の行方を描いた一風変わったラブストーリーです。
人生をこじらせた妄想女子にして、どこまでも自己評価の低いヨシカ。
そんなヨシカに二がひたむきな思いをぶつけるラストシーンは必見です。
「ヨシカを見つけた俺ってかなり冴えてる」。
「かなりちゃんとヨシカが好き」。
イチに突っかかるヨシカに対して、胸が震えるような言葉を連発する二。
空気の読めないヘラヘラした奴だった二の真剣な表情はカッコいい男そのもの!そんなニの姿は、大切な場面では逃げずに相手に真摯に向き合うことの大切さを教えてくれます。
最後に:恋愛は素晴らしきもの!失恋したときこそ見てほしい
失恋したときの「死にたい」ぶりはスゴイですよね。わかる。
けどね、失恋って必ず乗り越えられる。
そんなときこそ、今回紹介したような映画を見てみてほしいです。
途中、切なさ全開でもっと悲しくなるかもしれないけど、最後に笑って見終わり気分はスッキリするはず。ぜひ見たら感想教えてくださいね!
サクラ
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