「感じるココロとカラダをつくる」がモットーのライター、ぽかべ(@poka_resort)です!
結婚を考えた時、「この人と、このまま一生やっていけるのだろうか」と不安になりますよね。
今回は、そんなご相談が届いていますのでご紹介します。
病気の彼と結婚ってどう思いますか?
今は普通ですが、いずれ失明する可能性が高く、また遺伝性の病気です。(付き合った当初は知りませんでした)
わたしもきちんと働いてはいますが、この人をずっと支えられるだろうか?と思うと不安しかありません。
でも今も大好きです。
彼はできれば結婚したいようです。
未来が怖くてたまりません。
目次
ぽかべの回答「不安に向き合うしかない」
わたしの回答によって相談者さまのだいじな進路が変わるかもしれない...という責任をひしひし感じながらも、以下、思ったことをお伝えさせていただきますね。
まず、ご相談者様は”わたしもきちんと働いてはいますが...”と書いてくださったとおり、「金銭的な面での不安」が大きいのかなぁと思います。
暮らしていけるのだろうか...私が頑張らねば...
そう思ってしまう気持ち、わかります。
ここで、わたしが尊敬している大学の先輩からもらった言葉を引用させていただきますね。
不安とは、その対象がはっきりしていないもの。
恐怖とは、その対象がはっきりしているもの。
どういう意味かと申しますと、「おそれる気持ち」には種類があって、不安と恐怖にわけられるということです。
なんとなく「こうなったらどうしよう...」と感じている未知のモヤモヤが不安です。
経済情勢だったり、未来に起こりうる病気だったりがこのパターン。
いっぽう、森の中で突然クマに出会ってしまったときなど、目の前にあらわれた具体的なものをおそれる気持ちは恐怖です。
相談者さんはまさに今、未知の不安を感じていらっしゃるのかとご推察します。
不安を解消するためには?
一般論ばかり申し上げてしまい恐縮ですが、不安を解消するためには「分解して具体的に考える」しかありません。
例えば、彼氏さんが失明してしまったらどう生計を立てたらいいんだろう...という不安については、こんな風に分解して考えることができるかと思います。(あくまで私の考えた一例ですが)
- いま失明したら、雇用し続けてもらえるのかどうか
- 雇用条件は変更になるのかどうか
- その場合の給与は
- 万が一解雇されてしまった場合の勤め先はどんなものがあるか
- そのリスクを見越して今から身につけるべきスキル・資格は?
- 副業はしておくべきか?するならいつ頃から?
- 高齢(◯才以上)で失明した場合で雇用してもらえる仕事があるか
- 国からの補助金で使用できるものはどれか
- 使用できる条件は?
- 補助金と合わせたら、月間世帯収入はおよそいくらになるのか
- 失明した場合の臨時支出はいくらか?
- その臨時支出にむけて今からいくら貯金すべきか
など。
これらを事前に考えておけば、「この場合にはこんな風に対処すればいいんだな」と金銭的な準備もしておけるので、それにともなって不安がだんだん軽減されることと思います。
自分一人で考えるのは難しい...と感じたら、保険業者さんや行政の窓口に相談してみるのが良いと思います。また、境遇が似た経験者さんが集まりそうな地域のコミュニティに参加してみるのもいいかもしれません。
今のうちから、人のチカラをどんどん借りて、相談者さんの理解者を増やしていきましょう。頼れる相談相手にもなってくれるはず。
リスクがあるのはみんな同じ
将来のリスクは、たとえパートナーに身体的ディスアドバンテージがなくてもすべてのカップルが考えておくべきこと。
うつなどで急に働けなくなったり、急病にかかるリスクは誰にでもありますよね。
しかし、多くのカップルは「自分はこれからも健康である」という慢心からか、あまりこういった準備をしていないように思われます。
でも、準備をしておくことは大切ですし、一緒に暮らしていこうとする覚悟は急にできるものではなく、こういった共同作業をする中で初めて生まれてくるものではないでしょうか。
ある日、事故で急に車椅子生活になった男性の恋愛を描く「Perfect World(パーフェクト・ワールド)」松坂桃李さん主演のドラマ最終回のなかで、こんな印象的なセリフがありました。
身体障害を理由に、彼女のつぐみの実父から結婚を断られたシーンで主人公が言った言葉です。
「(自分の体で結婚相手を)守れるとは思っていません。でも、どうすれば つぐみさんを守ることができるか、どうすればできるだけ危険を避けられるか、前もって考えておくことはできます。
できないことがあらかじめわかっている分、準備をしておくことができます。」
相談者さまが不安を乗り越えるには、不安な気持ちを彼氏さんに打ち明け、いっしょに具体的な準備をすすめておくことが不可欠だと思います。
また、この部分が少し気になりました。
”今は普通ですが、いずれ失明する可能性が高く、また遺伝性の病気です。(付き合った当初は知りませんでした)”
付き合った時になんで病気のことを言ってくれなかったの?という部分がしこりになっているようなら、その正直な気持ちを彼氏さんに打ち明けておいた方がいいと思いました。
胸にしまい込んでいても、そのモヤモヤが自然に消えることはありませんし、いつか爆発してしまうかもしれないからです。
勇気がいる話し合いかもしれませんが、今のうちに腹を割って伝えておきましょう。
大変なことも多いとは思いますが、すべてのカップルが踏ん張れる理由は「それでも相手のことが好きだから」という気持ちです。
相談者さんは、「彼が大好き」と書いてくださっていますね。この文字から、とても力強い感情を感じます。想いあっているふたりなら、きっと大丈夫!
...と、ここまでずっと解決策や励ましの言葉を並べてきましたが、最終的には、相談者さまの人生は相談者さまの人生であるという事実は、ずっと忘れずにいてほしいなと思います。
自分が責任をもつべきは、自分の人生。
他人の人生に責任をもつ必要は(本当は)ないですし、いくら頑張って責任をもとうとしても、もてるものではありませんよ。
相談者さまにできることは、自分自身の「愛したい、支えたい」という気持ちに従うことだけなのかもしれません。
もしも、その心の火が消え去ってしまい、反対の行動をするのはどうしても限界だ...と感じたら、「自分の人生に責任を持ちつつ、その場から立ち去ってもいい」のです。
相談者さんも、彼氏さんも、目の前の選択は自分でするものだということは、ぜひ忘れずにいて欲しいなと思います!
陰ながら、ずっと応援しております!
ぽかべ|ラブライフカウンセラー
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