映画大好きライターのかしなもです。
よく「かなしも」に間違われるんですが、正しくは「かしなも」なので、そこんとこよろしくお願いします。
と、さっそく本題へ。
今回も女の子におすすめの映画を紹介していこうと思うのですが、「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせガール」という、めちゃ長いタイトルの映画を紹介していきます。知ってますかね?
タイトルが長いし、奥田民生が女の子受けするの?って思った方も一部おられることでしょうが。(奥田さんすみません。そういうことではないです)
でも大丈夫。
めちゃくちゃ面白いし、何と言っても水原希子ちゃんがとても可愛い。可愛すぎる。ってことでいきますよ!どうぞ。
今回の「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」は、U-nextさんで視聴可能です。
U-nextは今回の映画以外にも約14万本もの動画が視聴できるようになっており、月額料金が高い分、満足できるサービス内容になっています。個人的に一番おすすめの動画視聴サービスなので、この機会にどうぞ!
目次
まずは、「あらすじ」を
本作は、奥田民生に憧れる雑誌編集者の妻夫木聡演じるコーロキが、出会う全ての男を狂わせていくファッション広告の広報である水原希子演じるアカリに一目ぼれし、文字通り全てを狂わされていくラブコメディです。
奥田民生の泥臭さや、誰が何と言おうが自分を通す男気に憧れを抱いているにも関わらず、アカリに好かれたい一心でストーカーまがいの行為をしてしまったり、ありとあらゆる醜態をさらしてしまいます。
こうなりたいという願望と、目の前のことで精いっぱいという自身の器の小ささの間で葛藤を続けていく、そんな感じの映画です。
キャストが豪華
妻夫木聡(コーロキ)
アカリに狂わされていく、奥田民生になりたいボーイを演じるのは妻夫木聡さん。
奥田民生に憧れる小さな男を見事に演じていました。何よりも、立ち食いそばが本当によく似合っていましたね。
冒頭のコーロキは奥田民生の楽曲を聞きながら、本当に嬉しそうに立ち食いそばをすする。その姿からなぜか、「この人本当に民生好きなんだな。民生好きで幸せなんだな。」と感じさせられました。
その姿が陽とすれば、陰の姿のコーロキも印象的でした。
その陰の姿とは、コーロキがアカリに振られ、編集部でのミーティングに参加しているシーン。げっそりやせ細り顔が黒ずんでいる。
仲間にも「変なクスリやってないよね?」と言われてしまうほど。メイクの技術もあるかもしれないが、あそこまで腑抜けなコーロキを演じられる妻夫木聡はやはりすごいっす。
天海あかり(水原希子)
出会う男全てを狂わせていくガール(女の子)のアカリを演じるのは水原希子さん。
天性の美女と言われるような立ち位置を演じ、ぶりっ子や、小悪魔や、悪女・・・様々なガールを使い分け演じられていました。
私びっくりしたんですが、水原希子さんって「誰もが認める美少女!」という印象を持つ人は少ないんですね。どちらかというと、女性にうける女優というイメージがあるみたいです。
それはわかるけど、万人に通づる絶世の美女ですよね...。彼女は。
どうやら体形が細身すぎて、一般的に男受けしないよう?です。
まあそんなことはさて置き、劇中では男性、女性問わずメロメロにさせるアカリを見事に演じられておられました。
そう思わせたのは、彼女が持ち合わせた愛らしさと、コロコロ変わる表情ではないでしょうか。
いろんな表情を持つ女性はモテる。(あくまで持論だが・・・)愛らしさと表情、そしてエキゾチックな顔立ちから感じるミステリアスさで、狂わせるガールを完璧に演じていましたね。ぜひとも見てほしい。全員がほれる。
私なりの考察&感想を紹介
「ん?というシーンも多いが面白かった!」というのが正直な感想です。
「ん?」その1
まず、「ん?」と思ったのは、アカリとコーロキが付き合いだした瞬間から始まる、奥田民生の楽曲に合わせて展開されるキスシーンの長さ。
個人的な考察では、あのシーンで、恋愛にのめり込むコーロキの愚かさや、奥田民生の魂をすぐさま忘れアカリに狂わされていくコーロキの小ささを表現したいのかな?とも思ったが、それにしても長かったなという印象ですね。
「ん?」その2
もう一つ「ん?」を挙げるとするなら、アカリに狂わされたもう一人の男、新井浩文演じる、コーロキの先輩であるヨシズミの存在。
ヨシズミはアカリにコーロキと二股をかけられたことに怒り、コーロキの家のポストを壊したり、血をつけたりと嫌がらせをする。
ある夜中、コーロキが編集部で、安藤さくら演じるコラムニスト、ミカミの原稿が上げててくるのを待っているときの事。
真っ暗な中から突然コーロキの横にヨシズミが現れる。
この文章だけ見ると、「なんか怖いな...復習でもしに来たのかな...」と感じまるでホラーのようですよんw。
でも、ぜひ映像で見て欲しいのですが、あまり怖くないんです。
「あんなにポストぼこぼこにしてた人が、まるで、やってる?(のれんをまくりながらなイメージね。)のような現れ方をしてくるかね。」と思ってしまいました。
あえて、そのフランクな演出で怖さや、気味悪さを表現したかったのかもしれないけど、あまりそうは捉えられなかったっす。
一方で、もちろん面白かった点も多くあります。
オタク気質に共感
まず、個人的にコーロキのオタク気質に深く共感しました。コーロキはことあるごとに、「民生だったたらこうするんだろうな。民生だったらこれが出来るだろうな。」と、民生を神のように崇めている。
特別民生がそれが出来ているところを見たり聞いたりしたわけでもないのに。
「神だから何でも出来る。なんでも楽勝なんだ。」と本気で思っているんですね。
そして、自分とその作り上げた「理想の民生」と比べ、勝手にへこむ。
このコーロキのオタク気質には、深く共感することが出来るんですよ。
私自身、石原さとみに憧れるガールなんですが。
上司にイライラすることがあると、「はぁ、さとみならこういうときも口角上げてるんだろうな。スンとした態度でとことん仕事するんだろうな~。」と、会ったことも喋ったこともないのに、「理想のさとみ」を身勝手に作り上げ、自分自身と比較し、改めてさとみを尊敬します。
そのような習慣があるからこそコーロキのオタク気質には共感でき、映画を観ていて、「わかるわかる~。」と楽しむことが出来ました。
男の単純さ
アカリが男たちを狂わせていくシーンも大変面白かったです。それぞれの男の理想の女を見事に演じ分けるアカリを素直に尊敬しました。
そしてまんまとアカリに狂わされていく男たち・・・「そんな単純?!」と思わず突っ込みたくなるほどでしたね。
言ってしまえばアカリは、それぞれの男に、それぞれの男に合わせた言い方や表現で、「〇〇さんだけよ。」と伝えているだけのように思えます。たったそれだけのことで、あれよあれよと男は狂わされていくのです。
しかし、「たかがそれだけのこと、されどそれだけのこと。」なのかもしれません。
頭ではわかっていても、いざそれを実行に移すことのできる女子は多くはないのではないでしょう。
現実にこの行動をするとすれば、「痛くないかな?引かれないかな?」などの不安もあるし、自信もない。アカリにおいては抜群のルックスがあったこと、その瞬間は目の前の男に本気で恋をしているということが、この単純なことを行動に移すことの背景にはあるはずです。
アカリの武器は、「単純なことを心の底から正直に行動できる自信」だったのでしょう。
まとめ:女の子以外でも、どんな人でも楽しめる映画
恋愛が少なからず仕事や、学業に影響した経験がある人は多いのではないでしょうか。
目の前のことに集中したいのに、好きな人や恋人のことを考えてしまう。少し連絡が来なくなると、「何してるんだろう?何かしたかな?」などと嫌でも考えてしまう。
多少なりともそのような経験をしたことがある人は、アカリに翻弄されるコーロキの姿を見て共感しながらも、「自分も情けなかったなー。」と笑える部分が多くあると思います。
また、理想の人として掲げて神のように崇めたり、自分と比べてしまうような、言わば”推し”のような人がいる人深く共感できますね。
「好きな人と同じも好きになるよねー。」だったり、「好きな人と同じ考え方したくなるよねー。」など。若かりし頃に憧れた芸能人”推し”がいた人にはぜひ見てもらいたいです。
オタクの気持ちをコーロキが細かく演じてくれ、見ていて大変に楽しかった。
一方、「こんな風に美女に狂わされてみたかった。」なんていう男性ももしかしたらいるのではないでしょうか。(私は女なので、あくまで予想ですが...)
現実的にはここまで人生狂わされたくないし、厄介な揉め事には巻き込まれたくない。
しかし、映画の中でみるからこそ、ここまで翻弄されてみたいなという願望がある男性は少なからず存在しそう。
美女のわがままなら聞ける!とか、むしろ美女にわがまま言われたい!など。そのような願望がこっそりある人にも、ぜひアカリに映画の中で狂わされてみてほしいです。以上、おすすめですよ!
視聴はこちら:U-nextで視聴が可能!奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール
かしなも
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