美容 考え方

インスタ女子を見て凹んでない?幻想に惑わされないようにしてね

こんにちは、韓国在住美容ライターのleomariです。

 

みなさんはインスタを見ていて

「うわ、美男美女ばっかり...世界にはこんなに美男美女がいるの?私は可愛くないのに...」

と凹んだ経験ありませんか?

 

結論から言ってしまうと、インスタにいる美男美女、あれは幻です。

UMA(未確認生物)です。

仮想世界にしか存在しない仮想生物です。

だから幻の美男美女を見て、あなたの自尊心が傷つけられる必要は微塵もありません

 

目次

つくられた非現実的な美

インスタを見ているとスタイル抜群の美男美女ばっかりでびっくりしますよね。

今の時代、アプリひとつで肌を綺麗に、脚も長く、目も大きく、鼻も高く、ウエストは細く、と理想的な美を簡単に演出できるようになりました。

こういった写真加工はインスタなどのSNSだけではありません。

 

例えば私の住んでいる韓国では、公的書類に添付する証明写真まで、写真屋さんが勝手にフォトショップで綺麗に修正してくれます。

筆者の外国人登録証の写真も、勝手に欠点が消されていてちょっと美人になっています(笑)。

 

その他、ファッションモデルの写真や、結婚式などの個人的なフォトアルバムも、脚はキャプテン翼かってくらい細長く、ウエストはきゅっと、胸は大きく加工修正するのが常です。

日本だとプリクラの加工がすごいですよね。あれはもう宇宙人生成器と呼んでもいいくらい。

 

写真に限らず、Youtubeなどの動画も、照明やフィルター、ソフトウェアを使えば美肌は簡単に演出できます。

リアルタイムで動画の美肌加工、細身加工してくれるアプリやソフトウェアも最近どんどん開発されています。

 

こういった加工によって、現実に存在するはずの無い「美」がネット上にはたくさん存在するようになりました。

まるで世界にはスタイル抜群の美男美女しか存在していないかのように、非現実的な美がネットには溢れています。特にインスタは加工自撮りのオンパレードで非現実の巣窟となりました。

そんな非現実的な美と自分を比べて落ち込んだり、はたまた加工された自分が本当の自分だと錯覚したりと、「虚構美」はあなたの自尊心にまで影響してきます。

 

みんながセルフィーする理由

出先で自撮り、家の中でも自撮り、食べたごはんや購入した品物までパチリ。

やりすぎると「インスタ蠅」とも揶揄される、どこにいても自撮りしてSNS共有する行為は、特に30代以下の若い世代、中でも女性の間で目立ちます。

 

ただ写真を共有するだけじゃなく、自分の写りを気にして加工を施すのもあたりまえ。

もちろん実物より可愛く美人に、そしてスタイルも抜群に仕上げて。こういったナルシシズムの流行は若い世代の自尊心に強い影響を与えています。

 

そもそもなぜ自撮りするんでしょう?加工までしてSNSに共有するんでしょう?

理由は6つあると思っています。

  • 思い出をより良く残したいから
  • 社会競争(自分は他者より優れていることをアピールするため)
  • 誰かの気を引きたい
  • 気分を変えたい
  • 自尊心を高めるため
  • 集団主義(周りに合わせるため)

こんな感じでしょうか。

あなたもどれかに当てはまるのではないでしょうか。

 

人間は社会的な動物です。

コミュニティの中で、他者と自分を比べ社会的競争をしながら生きています。

 

他者との比較は、なにも相手より優れようとするだけじゃなく、自己を認識する、生き方を考える、生きる意味を見い出す、といった目的もあります。

自撮りしてSNS共有する行為は現代的なコミュニケーションの一種なのでしょう。他者と自分をつなぐものであり、他者と自分を比較するツールになっているのです。

 

なぜ実物より良く見せようとするのか

程度の差はあれ、おそらくほとんどの人が自分の写真を加工するのではないでしょうか。

なぜ実物より良く見せようとするのか?

それはひとえに、「自分の社会的評価を高めたいから」に尽きると思います。

 

特に女性の場合は容姿の美しさがそのまま社会的評価につながりがちです。

悲しいけれどそれが有史以来の人間の性(さが)。

 

よくSNSで見かける「可愛い!」「綺麗!」「なんでそんな美人なの?」といったコメント。

耳触りが良く気分も良くしてくれるそんな言葉たちは、自分イケてるという自信に繋がります。例え加工された姿に対する誉め言葉でも、「現実の自分」への誉め言葉だと都合良く解釈できるんですね。

 

そして現代の特徴として、ネット上で美しければ人気者になれてしまうっていうのもあるでしょう。

何者でもなかったあなたのファンが世界中にできる可能性が"今は"存在しているんです。すごい時代ですよね。

 

マーケティングも消費もネット上で完結できてしまう時代、人気者になれば企業から広告モデルの依頼が来るかもしれません。

実際ネットから有名になった人は世界中に溢れるほどいて、今じゃTVに出る有名人より影響力があります。

 

現実の容姿関係無く、ネットではいくらでも超美人に演出できるので、誰もがその可能性を手にすることができるってことです。

そんなビジネスのチャンスを掴もうと野心的に美を演出する人も山ほどいます。

 

幻想に惑わされないように

前述したように、ネットに存在するスタイル抜群の美男美女は90%幻影です。

そのことが悪いといっているのではなく、そんなものを見て自尊心が傷つく必要はないんだよ!ってことを言いたいのです。

時間と精神の無駄です。ムダムダムダムダ。

 

むしろあなただってその90%になって、SNSも写真加工も自尊心を高めるツールとして利用してやりましょう。

しょせん仮想世界なのですから。

みーーーんな幸せで綺麗な自分を演出している仮想空間に過ぎません。

 

夢の国です。ユートピアです。

つくられた虚構の美と幸せで成り立っている世界です。

 

外見美はてっとり早く他人からの評価(いいね!)を得られますからね。

加工だろうが整形だろうが、本人がやりたいならやればよいと思います。

 

でも忘れちゃいけないのが、人の魅力は決して外見だけではないってこと。

虚構美に溢れたネット主流の現代社会では忘れがちの価値観です。

「外見美」は人間の魅力の一要素にしか過ぎないということ。

可愛い服もペラペラだったらゴミと一緒です。

 

おしゃれな家具もチャチかったらすぐ壊れて粗大ゴミ行きです。

人も一緒かと思います。

 

どんだけ外見を加工や整形で整えても中身が無ければ人は一瞬で離れていきます。

仮想世界でどんだけ美人気取って人気者気取っても、現実世界は別に存在します。

 

存在しない「非現実的な美」に心を惑わされて、整形依存になったり、身体醜形障害になったりしないように。

幻は幻であることを認識して、仮想世界を楽しみましょう。

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leomari

韓国在住ライター。主婦業の傍らアパレル業やBTCトレードをして生活。トレードは大損中。早く辛い辛い異国生活を終えて日本でゆったり農業をするのが夢。

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