こんにちは!韓国在住 美容ライターのleomariです。
前回はボトックスについての記事を書きましたが、今回はボトックスと並んで人気のフィラー(ヒアルロン酸注入)施術について書きたいと思います。
メスを入れず簡単にシワを改善したり輪郭を変えたりできるフィラー施術は近年ものすごく人気であり、フィラー株は右肩上がりになっています。
このフィラー施術の人気に火をつけたのが、アメリカのセレブモデルである、カイリー・ジェンナー。
ぽってりとしたセクシーな唇が特徴的な彼女ですが、唇へのヒアルロン酸注入を告白したことがきっかけで、彼女に憧れる若い子達の間で、リップフィラーが急増したというわけです。
今ではアンチエイジング施術として、特にアメリカや韓国ではもはや当たり前にみんながやるようになっています。気になる方はどうぞ、記事をご覧ください。
目次
フィラー(ヒアルロン酸注入)施術とは
フィラー(filler)とは文字通り「充填剤(じゅうてんざい)」を意味します。
この充填剤として一番一般的なのが、ヒアルロン酸を主成分とした「レスチレン」と呼ばれる製剤です。
フィラー施術のほとんどがこのヒアルロン酸注入によるものなので、単に フィラー施術 ≒ ヒアルロン酸注入 と認識されていることがほとんどだと思います。
皮膚下の主に真皮層にヒアルロン酸を注入し、顔の輪郭を変えたり、シワを改善することができ冒頭で述べた通り、近年人気がある施術法です。
さて、この記事では先ほど言った、ヒアルロン酸注入によるフィラー施術について述べていきます。
フィラー(ヒアルロン酸注入)施術の主な注入箇所とその効果
ボトックスが筋肉を麻痺させてシワを軽減するのに対し、フィラーは皮膚にボリュームを与えることにより輪郭を形成したりシワを軽減してくれます。
注入されるヒアルロン酸は人体にも存在する成分でして、親水性にとても優れています。また自身の重量よりも数百~数千倍の水分を引き寄せる性質があるんですよ。
その性質を利用し、皮膚に注入することによって、肌にハリとボリュームを与えることができるのです。
主な注入箇所
ほうれい線・おでこ・鼻筋・鼻先・ほっぺ・あご・涙袋・唇など。
そう、顔のほぼ全部位に注入できちゃうんです。
目の下に注入してクマを改善したり、涙袋を作ったり、こめかみの凹みを平らにしたり、ぷっくりセクシーリップにしたり、口角を上げたり、おでこにボリュームを与えて丸くしたり、あごを形成したり、鼻先をツンとさせたり…。
わりと細かいところまで自由自在にデザインできてしまうのがフィラー(ヒアルロン酸注入)施術の良いところです。
なので韓国では、自分に似合う鼻の高さや頬、おでこの丸み、あごの形などを一度フィラー施術で試してみてから実際の外科手術をするって人が多いです。
絵で言うならフィラーが下書き、外科施術がペン入れってとこでしょうか。
フィラー(ヒアルロン酸注入)施術の料金はどれくらい?
ヒアルロン酸の製剤にもいくつか種類があり、その種類や注入量によって料金は大きく変わります。
注入量単位で料金を提示している病院もあれば、部位別に提示している病院もあったりでバラバラです。
またどのくらいの量を注入しなければいけないのか、というのも実際診断してもらわないとわかりません。
近所の病院や評判の良い病院など、複数の病院に実際に足を運び診断してもらいましょう。
一応いくつか病院のWebサイトをまわって価格を調べてみたところ、目安として、0.1㏄あたり1万円前後、1㏄あたり10万円前後で料金提示しているところが多かったです。
フィラー(ヒアルロン酸注入)施術のメリットとデメリット
メリットは戻すことができる点
施術の結果に満足できなかったり、やっぱり元の顔に戻したいなって思ったら、なんと戻すことができるんです。
ヒアルロニダーゼという酵素を注射することによりヒアルロン酸を溶解でき、これによって元通りにできます。
先述のカイリー・ジェンナーもつい最近、唇のフィラーを除去して元の薄くて可愛い唇に戻ってました。
このように容易にリセットできるのがヒアルロン酸注入の一番のメリットと言われています。
デメリットは永続的ではない
ヒアルロン酸は少しずつ体内に吸収されていくのでその効果は永続的ではありません。
ボトックスと同じで、永続的な効果を望むなら定期的に何度も打たないといけません。
持続期間は一般的には2年程度と言われていますが、製剤の種類や注入量、注入部位によって大きく異なります。
1か月しか持たなかったという人もいれば10年も残ってるって人もいるんです。かなり個人差が大きいようなので、そこは注意してください。
副作用についても知っておこう
傷跡が残らない、ダウンタイムもほぼ無い、注射するだけですぐ終わる!気軽に綺麗になれる!
とあまりにも簡単な施術のように考えているのならそれはちょっと誤解だし危険です。
ヒアルロン酸注入の副作用として、浮腫、紅斑、あざ、かゆみ、痛みといった現象が起こる場合があります。
こういった軽度の副作用は時間の経過とともに消えていく場合が多いのですが、ごくごく稀に施術部位の感染症、炎症、壊死が起こる場合もあることは認識しておきましょう。
また、目や鼻の周りに注射したヒアルロン酸が血管に入り込んでしまうと失明する恐れがあります。
失明を引き起こす可能性のある部位は、眉間、ほうれい線、鼻の順で可能性が高く、韓国の食品医薬品安全処という行政機関では、眉間へのフィラー施術は控えるように勧めています。
さすがに、壊死、失明などになると、副作用というより施術失敗の部類になりますが、簡単にみえる施術でもこういったリスクが伴うということはちゃんと知っておきましょう。
失敗を防ぐ為にも病院選び、医者選びはとっても大事です!
最後に余談:顔だけじゃなくあんなところにもできる!
顔への施術はもはや当たり前になったフィラー(ヒアルロン酸注入)施術。
最近は特殊な部位へのフィラー施術に興味を示す人も多くなっているそうです。
代表的なのは胸とか、膣とか、ペニスとか…。
要するに、おっぱいを大きくしたり、膣の締まりを良くしたり、おちんちんを大きくする目的のフィラーです。
さすがにこの辺はまだ一般的ではなく賛否両論なんだとか。
フィラー施術自体安全性が高いので、特殊部位へのフィラーも問題無いという見解で積極的に施術を勧めている病院もれば、逆に否定的な医者もいます。
例えば膣にフィラー施術をしてボリュームアップさせたところで性感が良くなる可能性は無いとか、粘膜下へのフィラー施術は副作用が生じた場合でもそれを除去するのは難しいという意見もあります。
ペニスへのフィラー施術も、瞬時に大きくなるのは男性にとっては嬉しいことですが、勃起時の剛性のバランスが変になる可能性があるとか...。
こんな感じで医者の間でもまだまだ意見が分かれているようです。
どうやらフィラー(ヒアルロン酸注入)施術の可能性はこれからも伸びしろがありそうですね!!
ということで終わり。
leomari
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