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妊活に関する疑問すべてに答える!妊娠の確率を高めるためにできること

2019年11月8日

ぴくあぶ編集部です。どうも。

今回は妊活についてです。

 

いやいや、「妊娠するにはこのツボを買いましょう」とか、そんなスピリチュアルなものじゃないですよ。

なぜか妊活の話になると、こういったスピリチュアルの話になりがちでして、そういったのを否定したく今回は実際に妊活を経験された方(現看護師)に記事を書いていただきました。

 

もし子どもを授かりたいけど、なかなか上手くいかないという方がおられましたら、ぜひお読みください。

絶対に焦らないことと、諦めないことが大事ですよ!

 

目次

妊活とは。その方法など

そもそも「妊活」という言葉。ここ数年で、いきなり定着してきたと思いませんか。

そのため「妊活と聞いてもよくわからん!」って方もおられることでしょう。

 

一応、辞書では、妊娠についての知識を身につけたり、体調管理を心がけたり、出産を考慮した人生設計を考えたりすること、みたいな感じで書かれています。

 

ちょっと分かりにくいので、具体的な行動例を書いてみましょう。

  • 夫婦で妊娠を望み、定期的な性交渉を行う
  • 妊娠を考え、葉酸サプリなどを飲み始める
  • 妊娠に効くという漢方や鍼灸・よもぎ蒸しなどを色々試す
  • 自然に妊娠せずに産婦人科で相談や検査をしている
  • 不妊治療中である

などなど。上記すべてが妊活。

不妊治療をしている、していないに関わりません。

 

このように、大きいテーマである「妊活」の中に、「不妊治療」があると思ってください。

じゃあ「不妊治療とは何なの?」となると思いますが、これは、子どもができない症状を人為的に改善する治療のことです。よく聞く、「人工授精」や「体外受精」がそれに当たります。

 

不妊治療はあくまで治療であって、妊活の全てではないということです。

 

だいたいの全体像がわかったところで、再度今回のテーマを確認しましょう。

今回のテーマは「妊活のすべて!妊娠する確率を高める方法」です。不妊治療に関係なくできること全てを、私の経験と医師から聞いたことを合わせ解説、紹介していきます。

 

不妊治療を解説!(タイミング法について)

そして一番はじめに解説するのは、やはり皆んなが気になる不妊治療についてです。最終、ここへ行き着くことがほとんどですし、これを知ってからの方が妊活すべてを理解しやすいと思います。

その後、後半にて妊活全般のよくある質問に答えていくとしますね。

 

さて、不妊治療といっても、実は段階があり、「人工授精」「体外受精」の前に、「タイミング法」と呼ばれる、比較的行いやすい治療が存在します。

不妊治療の始まりは基本的にココからです。それでも厳しかった場合に、人工授精等を考えます。

 

なのでタイミング法について解説するのですが、そもそも人工授精や体外受精については今回解説しません。

医療に関わる、専門的過ぎる範囲のため、よかったら病院のホームページ等でご確認ください。またどうせなら直接病院で聞く方がいいと思います。

 

「タイミング法は専門的じゃないのか!」と言われるとそんなことはありませんが、人為的・医療的の程度があまりに違います。

あくまで排卵日を治療によって把握する、といったもので、夫婦二人で排卵日を予測することの延長にあるものだと思っています。

 

ただ思われる通り、専門的なことに間違いはないので、今記事と同じく病院のホームページ等でも確認していただけますと幸いです。

あくまでご参考程度にお願いします。

 

さてさて、前置きが長くなりましたが、この「タイミング法」とは、先ほど少しいったとおり、排卵日を人為的に把握するものです。

 

排卵検査薬で排卵日を予測

例えば、排卵検査薬というものがあります。

これを使った治療では、LHという排卵前に出るホルモンを検出し、排卵日の約1日前を知ることができます。(排卵日はわかりますかね?精子を受け入れ、子どもができやすい日のことです)

 

具体的な方法としては、

排卵予定の数日前から(または生理が終わった後から)、1日1~2回、同じ時間に尿をかけ、陽性になるまで変化を確認していくというものです。

 

排卵日が分かれば、その期間、夫婦生活を営む。この不妊治療はコレだけです。

これによって子どもを授かる確率を上げるという治療法になります。

 

妊娠の確率をあげる!排卵日の把握法

タイミング法の解説から気づいたと思いますが、正確さは違えど、自分たちで排卵日を予測し確率をあげることはできますよね。

それは立派な妊活なのです。こちらを「自己流妊活」という言葉で表されたりします。

 

自分たちでおおよその排卵日を予測し、夫婦生活のタイミングを排卵日に合わせるという方法です。

排卵日を予測するため、「基礎体温」「おりものの変化」を調査します。こちらについても、具体的にお伝えしておきましょう。

 

基礎体温を把握しよう

女性は排卵周期に合わせ、体温が「低温期」と「高温期」と呼ばれるものに分かれます。

そして低温期の最後から高温期になるまでの間に、基本「排卵」されるため、その期間中、定期的に夫婦生活をもつことで、子どもを授かる確率があがるのです。

 

ちなみに、理想的な二相(高温期と低温期)に分かれているかどうかを確認することで、無排卵の可能性や黄体機能不全(妊娠を維持するホルモンが不足している状態)の可能性なども見えてくるらしいですが、

ごめんなさい、ここら辺の詳しいところは先生に聞いてみてください。

 

おりものの変化で排卵日を予測

個人差やホルモンバランスの変化で変わりやすいため、これのみで断定こそはできませんが、おりものの変化も排卵期予想に十分参考になると思います。

排卵が近づくと、おりものは精子をスムーズに受け入れる役割があるため、徐々に量が増えていくのです。

 

また卵の白身のように、とろっとしており伸びるおりものに変化をしていきます。

参考の一つとして確認する習慣をつけても良いでしょうね。

 

最も大事なのは、定期的な関係をもつこと

上記説明をしてきましたが、個人的に一番大切なことは、定期的に夫婦生活を行うことだと思っています。

精子は女性の身体に入ってから平均3日程生きることができます。ですから、2日に1回や1週間に3回程度夫婦生活を行うと、常に精子と卵子が出会える状態をつくることができるということです。

 

妊活を意識しすぎてしまうと、排卵日前後にしかタイミングを取らず、逆に妊活前よりも夫婦生活の回数が減ったというご夫婦も多いのです。

排卵日を把握することは大切ですが、あまり意識して狙い過ぎないこともとても大切ですよ。

 

また妊活についての余談ですが、今やその方法は様々存在しますよね。

例えば、妊活漢方・妊活ヨガ・子宝整体などなど。「妊活」に効果があるとして勧められることがありますが、正直、何を信じて良いのか、本当に効果があるのか迷いますよね。

 

「妊活に効果がある!」と謳われていると、全て取り入れなければいけないのでは?と感じてしまうかもしれませんが、そうではありません。

自分が健康的な身体になるための一つの方法としてあるだけです。

 

例えば、肩が凝っている場合に、ある人はすぐに整体やマッサージ店にいくでしょうし、自宅にて身体を動かし体操をする人もいます。

またお風呂でゆっくり浸かり身体を温める人もいるでしょう。

 

お金をかけるORかけない等も含めて考えは人それぞれです。

また全てを取り入れようと思うと、時間や金銭的にも難しいですよね。

 

ですから、自分に何があっているのか、何をしてみたいのか。

自分が納得する方法を見つけることが必要です。

 

ちなみに「妊活」というワードを用い、大変悪質な商売をしている団体・個人もいます。

この事についてはまた後日紹介しますが、常に疑ってかかるくらいで大丈夫です。気をつけてくださいね。

 

妊活について、よくある質問などに回答

続いて妊活全般の、よくある疑問にお答えしていくとしましょう。

 

妊活中の食事はどうしたら?

当たり前ではありますが、今まで以上に、健康的な食事を心がける必要があります。

栄養が不足している状態だと不調の原因になりますし、また痩せ型の女性は妊娠しにくいというデータもあります。なので、1日3食規則的な食事は絶対条件です。

 

というか、コレだけで十分。

あとは夜中に暴飲暴食をする、逆にまったく食べない等、無茶な食事をしないであれば大丈夫です。

 

そして気をつけてほしいのが、妊活には「豆乳が良い」や「パイナップルを食べると良い」などの本当に正しいのかよくわからない情報を信じないことです。

もちろん中には効果的なものもあると思いますが、結論として、「妊活に効果がある!」「これを食べておけば妊娠しやすくなる!」と断言できる食材は存在しません。

なので間違ってもそういったものに大金を使うようなことはしないでくださいね。

 

ビタミンEを摂ろう

ただ中でも積極的に摂取するべき栄養素があります。

例えばビタミンEです。こちらには抗酸化作用という、老化を遅らせる働きがあります。別名、「若返りのビタミン」なんて言われていますが、ご存知でしょうか。

 

また動物実験等で、ビタミンEが不足することにより生殖能力が低下することが分かっているようです。

つまりは、生殖機能に大きく関わる栄養素ということ。(ただし、何でもそうですが、摂り過ぎは意味ないですよ)

 

ビタミンDを摂ろう

次にビタミンD!こちらも重要。

ビタミンDには免疫作用を調整する役割があります。病気になりにくいとか、そういうのです。そしてこちらも研究により、ビタミンD不足がAMH(卵巣予備能)低下が関係していることがわかっています。

つまりは、妊娠の確率を下げないためにビタミンDが必要なのです。

 

亜鉛を摂ろう

最後は、男性にとってよく必要だと言われる「亜鉛」です。

こちらは女性にとっても必要な栄養素であり、細胞分裂を促し、粘膜を作る役割があります。なので受精卵や赤ちゃんの成長をサポートしてくれる栄養素となるのです。

 

これ以外にも必要な栄養素は様々で、何かが不足すれば身体の不調の原因となる可能性があります。

これらをきちんと補おうと思うと、毎日の食事がかなりストレスとなりますし、現実的に問題難しい面もあるでしょう。

 

ですから、まずは色々な食材をバランス良く摂ることを心がけましょう。

そのうえで、偏りのない範囲で妊娠に良いと言われる食材を意識して食べることは良いかもしれません。

 

40代以降でも妊娠は可能?

よく聞かれるのが、「40代でも自然妊娠しますか?」ということです。

これについて、間違いないなく妊娠は可能です。まあでも簡単ではありませんよね。45歳以上では、生殖医療を受けても妊娠率は極めて低くなってしまうからです。

 

そして40代前半であれば、1年間の自然妊娠率は36%と言われており、約50%が流産してしまうらしいです。

なのでもしあなたが40代前半で妊娠を望んでおられるのであれば、すぐに不妊治療専門の病院に受診し、医師に相談するようおすすめいたします。

 

よくある妊活サプリは効果ある?本音で回答

これもよく聞かれる事ですが、「妊活サプリ等に意味はあるの?」について。

そもそもこれはサプリ全般の話ですが、サプリは薬ではなく、あくまでサプリであって強制的な力はありません。栄養素を補う程度です。これをどう捉えるかですよね。

 

つまりは、栄養素の不足している女性が、妊活サプリを飲むことで、妊娠しやすくなる可能性は多少なりとも上がることはあると思います。

ただ妊活サプリの広告などで書かれている「サプリを飲めば、妊娠できる!」なんていう謳い文句は間違いなく嘘です。これには絶対に気をつけてくださいね。

 

ちなみにこれは実体験ですが、産婦人科医師などの専門家の中でも、意見は分かれます。

上手くサプリメントを取り入れることを勧める医師もいれば、サプリメントは不要と言う医師もいるのです。妊活雑誌やかかりつけ医などの専門職などに聞いてみて、納得できる方法を選ぶのがベストではないでしょうか。

 

男性に手伝えることは?

男性陣のみなさん、手伝えることはたくさんあるのでご安心ください。

まずは、協力的な態度を示しましょう。考えてはいても、行動に移さなければ女性には伝わりませんよ。

 

自分なりに調べてみて、妊活に効果的なものを取り入れてみること(サプリメント、下着の選び方、湯船に長く浸からない、携帯をポケットに入れないなど)です。

その姿勢だけでも、女性は孤独な妊活のストレスから救われます。

 

また、妊娠のためには何よりも夫婦生活のタイミングを取ることが一番大事です。

排卵日はいつ頃か、そのことを男性も把握し、その週は早く帰宅するやお酒を控えるなど、協力してあげていただきたいです。

 

そして最後は、なかなか自然妊娠に至らない場合、必要であれば男性も受診をすることです。

不妊の原因の半分に、男性の要因も関係していることが分かっています。

 

精液検査などと聞くと抵抗があることも分かりますが、実は男性に不妊の原因があることは珍しくありません。

女性が様々な負担のかかる不妊治療に取り組む前に、必ず男性も検査をするようにしましょう。

 

まとめ:まずは基本を。諦めないで!そして現実逃避しないで

現在、不妊治療はかなり進んできています。40代でも妊娠を望み、それを叶えているご夫婦はたくさんいるのです。

様々な情報が行き交う中、どの情報を信じて良いのか迷うことも多いと思いますが、自分がしたいと思えたり、感じている不調を解消してくれそうなものであれば、ぜひ取り入れてみても良いでしょう。

 

ただし!まずは基本から。3食の食事をバランス良く取り、栄養を蓄えてください。

一つの情報にとらわれることなく、まずは健康的な生活を整えるようにしましょう。

 

そしてなかなか自然妊娠に至らない場合、不妊治療が必要となるかもしれません。

まずは夫婦ともに検査を行いましょう。

 

特に30代後半~40代の女性であれば、必要に合わせてスムーズにステップアップを考えていくことが必要です。

病院にかかることは抵抗があるかもしれませんが、ご夫婦で子どもを望んでいることが共通の想いであれば、勇気を出してご夫婦でぜひ受診をしてくださいね。

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