今回は以前有料で公開したnote、「美容整形 二重まぶた編」を、改変して記事化する。
「二重にしたい」「今より幅を広くしたい」なんて野望を抱く人に読んでほしいし、
とくに、そんな野望を抱きながらアイプチやメザイクを常用している人には、是非とも、はやめに目を通してほしい内容となっている。
さて、私が働いていた美容外科には職員割引制度があり、ほとんどの施術を破格の料金、もしくは実質無料で受けることができた。
そのうえ他の一般企業と大きく異なり、職員全員が美容整形にオープン、そして肯定的であるため、ダウンタイム休暇なるものを取得することができ、整形後には堂々とお休みが取れる。
一般企業のようにダウンタイム中のバレや休みの心配をする必要がないので、人によっては顔面大改造を平気で行ってしまうような状況だった。
そんな状況で二重手術を行うと仮定したら、皆さんはどんな施術を受けるだろうか?
皆さんの答えは分からないが、私自身、クリニックに勤める前であれば、全切開を、第一候補としたと思う。
理由は二重術の中でも全切開は永久的で仕上がりも綺麗だというイメージが強く、対象的に値段の安い手軽な埋没法はすぐに二重が戻ってしまいそうだと感じていたためだ。
全切開は、二重術の中で最もダウンタイムが長く、値段も高い。
しかし美容外科で働いていた私には、ダウンタイム休暇と割引があるわけだから、全切開の想像し得るデメリット全てを補える。それならわざわざ埋没法を選択する理由なんてないのでは?と、考えていたのだ。
しかし、実際働き始めて驚いた。
二重手術を決意するスタッフの八割以上が、全切開ではなく、埋没法を選択していたのだ。(あくまで私のいたクリニックの中での話ではあるが、かなり規模が大きいクリニックである)
どうしてだろうと、初めはいささか疑問だったわけであるが、その理由はオペの数をこなせばこなす程、自分の中で、明確になった。
なんといっても埋没法程最高な手術なんて、他にはない。
その当初私は、埋没法にはメリットしかないと言っても、過言ではないと感じていた。
さて、私が埋没法をごり押しする理由を説明する前に、まずは代表的な二重術の種類と、それぞれをおすすめする瞼の説明をしたいと思う。
いい加減なクリニックになんとなくでカウンセリングに行くと、必要もないのに高額な施術やオプションをすすめられたり、ダウンタイムについての説明をはぐらかされたりする。
「自分の瞼がどんな種類なのか」そして「どんな二重になりたいのか」を明確にしてからカウンセリングに挑む方が、理想に近い瞼に、最安価でたどり着けると思うのだ。
目次
代表的な二重術の種類
二重の美容整形には、大きくわけて4つの施術がある。
- 埋没法 メザイクの内側バージョン。瞼の裏に糸を埋没(埋め込む)させる
- 脱脂+埋没法 瞼に少し切り込みを入れ、そこから脂肪を取り除いて重みを取ってから、さらに埋没法を行う。
- 部分切開(+埋没法) 瞼の皮膚の一部に切り込みをいれ、二重を形成。埋没法と一緒にすると、かたがつきやすくモチが良くなる。
- 全切開 二重になりたい幅のぶんだけ皮膚をチョキチョキ切除して、縫いつける。
【上から下にかけてダウンタイム長くなる】
埋没法以外の施術をおすすめする瞼とは
さて、基本的には「二重にするなら埋没法」が口癖の私ではあるが、勿論そうではないケースも、あるにはある。
ということで、上に記載した2ー4の、埋没法以外野オペ式を勧める、特殊な例の説明を行いたいと思う。
これらに当てはまらないのであれば、基本的には埋没法を選択しておけば間違いはない。
まず、鏡を用意してする。
ぱっちり目を開いた状態で自分の目を見てみて、瞼が腫れぼったく感じたなら、その腫れぼったい部分を、指でつまんでみてほしい。
中に何かが詰まっていて、ぷにぷにもしくは硬いと感じた場合、そこには脂肪が詰まっている。
脂肪が詰まった一重の場合、埋没法ではかなり幅の狭い二重しか作れない。
仮に幅広い二重を作ったところで、脂肪の重みや反発に負け、一重に戻ってしまいやすいのだ。
だからこの場合は、2番の「脱脂+埋没法」をおすすめする。
ダウンタイムは少し伸びるが、脂肪を除去することで瞼の腫れぼったさが消え、
そこからさらに埋没法で皺を作れば、すっきりパッチリの可愛らしい目元を手に入れることが出来る。
ただし、とくに脂肪で腫れぼったくもないにも関わらず、とりあえずで脱脂をしたり、
ドクターが脂肪を取りすぎたりした場合、瞼が痩せたような不自然かつ不健康な二重が出来上がるので、注意して欲しい。
次に腫れぼったいと感じる瞼を指でつまんだ時、ふにふにとした感触で薄っぺらく、なおかつ伸縮性がある場合、そこにあるのは、余った皮膚だ。(ちなみにアイプチやメザイクを長期間使用しつづけていると、この皮膚がたるんでこの状態になりやすい)
余分な皮膚がたるんだ状態で埋没法をしてもだらしない目元になったり、せっかく作った二重の上に皮膚が乗っかり、奥二重のようになってしまうため、この場合は基本的に4番の「全切開」をおすすめする。
余分な皮膚を取り除いて切り貼りするので、綺麗ですっきりとした二重が完成する。
ただし全切開は、とにもかくにもドクターによって技量がまちまちなうえ、やり直しが聞かない。
吟味してドクターを選び、尚且つどんな二重にするのかをしっかり相談しておかないと、皮膚を切り取りすぎると、アイプチを失敗した時のような、人工的で醜い二重になってしまう。(私が見た一番酷い例は、皮膚を切除しすぎて、瞼が完全に閉じなくなってしまっていた)
そして3番の部分切開は、今の状態に関わらず幅広い二重にこだわる場合に適応すると良い。
切り込みを入れることで、本来糸が耐えきれずに二重に戻ってしまうような幅の二重形成が可能になる。
そして部分切開でも不十分な程の、外国人のような二重瞼を手にいれたいという特殊なケースの場合のみ、皮膚がたるんでいなくても全切開を行うことをおすすめする。
ここまで説明すると分かると思うが、埋没法以外の術式は基本的に訳ありケースに適応されるのであって、むやみやたらに選ぶべき施術ではないわけである。
私は美容外科に勤める前、この部分を大きく勘違いしていて、「ただ糸を埋め込むよりも、切開した方が綺麗な仕上がりになるに決まっている」と、思っていたのだ。
それは料金が高く、ホームページ上では、やたらめったに崇められているからである。
お金があるなら全切開にした方が良いと、思い込んでいた。
しかしそれは大きな間違いであり、今となっては、むやみやたらに切り貼りするのは、断じておすすめしない。
それは不自然な二重を作るだけの無意味な行為であり、綺麗な二重近づく術ではないのである。
埋没法のメリットと、ダウンタイムの本当
埋没法は、かなり画期的な手術だと思っている。
なにしろやり直しがきく。顔面の美容整形において、料金も安く、ダウンタイムも短く、そのうえ簡単になかったことにできるオペ等、埋没法の他にはない。
二重整形に抵抗があり、メザイクやアイプチを繰り返している人には注意喚起したいが、瞼にそのような負担をかけ続けていると、皮膚が伸びたり荒れたりする。
そのようなメイクを行なっている人がいざクリニックにきた場合、瞼がのびきり、切除するしかない状態に陥っている場合が、かなり多い。(最悪の場合オペも受けられない。非常にもったいない)
アイプチやメザイクを繰り返すくらいなら、瞼が傷んでしまうまえに、安いクリニックでも良いから埋没法(二点どめ)を行なってしまう方が良い。
メザイクなんてとくに。わりと高いし、手間もかかるし、そのうえ化粧の仕上がりは汚く見えるので、そんなことを繰り返すくらいなら、さっさと埋没法を決意をすることをおすすめする。
と、埋没法をごり押ししている私だが、ひとつだけ注意をしておきたいことがある。それはダウンタイムだ。
巷のクリニックでは「一切腫れない」「その日には外出できます」なんてうたっているところも多いが、本当のところ、だいたいは腫れる。
というのも、術中にどれくらい瞼に力を入れてしまったとか、そういうことも大きく関係するので一概にはいえないが、少し異物が入っただけで腫れてしまうのが瞼なのだから、瞼に傷を入れる埋没法なんて、手術をした日には、腫れて当然なのである。
ついでに当たり前だが、手術をする前には瞼に相当量の麻酔も注入するわけだから、当日はそのぶんで、余計に浮腫みもある。
腫れないから次の日はデートだとか、週末には大事な用事があるだとか、そんな予定の組み方はしない方が良い。
だいたい普通の人で、一週間は泣き腫らしたくらいの腫れがあると覚悟した方が良いので、大事な予定はそれ以降に入れることをおすすめするし、職場にどうしても怪しまれたくないなどの場合は、片目ずつの施術をおすすめする。
(因みに痛がって瞼に力を入れまくったスタッフは、一ヶ月半腫れた)
ダウンタイムについては苦情が多く、私のいたクリニックでは「あんまり腫れません」なんて説明しすぎたあまり、術後に大泣きしていた患者さんもいた。
(その日に遠距離恋愛中の彼と会う予定だったらしいが、キャンセルするしかない程、かなり腫れたらしい)
二重整形は美容整形の入門で、手も出しやすい。印象も変わるので、憧れる人も多いと思う。
だからこそ余計な手術で失敗しないよう、自分の瞼について知り、理想像をしっかりと持ったうえで、カウンセリングに挑んでほしいと思う。
おすすめのクリニックを紹介するが...
埋没法に関しては、難しいオペではないという前提があるため、正直「滅茶苦茶こだわらない限り、どこでも良いんじゃない?」というのが、本音だ。
例えばボトックス等の薬剤が絡んでくる施術や、反対にもっと大掛かりなオペになると、「安い理由」があったりもするので、それなりの価格のクリニックをお勧めするのだが、埋没法はそもそも針と糸と麻酔液くらいしか使わないうえ、オペもあっという間に出来てしまうので、かかるコストが少ない。
よって埋没法は、「クリニックの値段」で決めるよりも、「クリニックにいるドクター」によって決めた方が良い。
このオペは、値段によって質が下がることは少ないが、ドクターによって「下手くそ」な施術をされる可能性は、ゼロではないからだ。
安くても高くても良いから、それぞれのクリニックごとにドクターの症例を見て、自分の理想に近い作品を多く作り上げている先生を見つけるのが、何よりの成功の秘訣だ。
「どこでも良い」というと美容垢に殺されてしまいそうだが、もちろん細かいところをこだわりたい方は、じっくりとカウンセリングができるクリニックを探していくのも手だと思うし、「とりあえず二重になりたい」くらいの方なら、安価なクリニックで施術しても良いのではないかと思う。
クリニックごとにカウンセリングに特徴(しつこいとか、たんぱくとか)もあるので、そのあたりの相性で選んでみるのも手かもしれない。
湘南美容外科
安価。安いのにカウンセリングが丁寧なことで有名な湘南美容クリニック。
因みに私も現役時代、「調査目的」でカウンセリングを受けさせられたが、しつこい勧誘もなく素晴らしい対応だった。
高須クリニック
言わずと知れた高須クリニック。価格は高いが、施術が上手いドクターが多い。(個人的意見)
私の先輩ナースも、ここに憧れて転職していく人が多かった。
リッツ美容外科
価格は高いが、高須と同じく「リッツブランド」を確立している。カウンセリングも施術も丁寧で、美容マニアが通っているイメージがある。
yuzuka
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