美容

美容ライターが教える!肌荒れとの上手な付き合い方

2018年3月13日

はじめまして、美容エディター、ライターとして活動している河津美咲です。

いきなりの登場で誰だこいつー!って感じだと思うので、簡単に自己紹介をさせてください。

1992年生まれ、九州の田舎出身で、美容の仕事がしたくて東京に出てきました。

美容学校に2年通ったあと、都内の美容室で勤務したのですが、

「ヘアだけじゃなくて美容全般の仕事がしたい」と思い、一念発起。

 

かねてより愛読していた美容雑誌の編集部に電話をかけ、

アシスタントとして働かせてもらえることに。

 

その後はそこで修業させてもらいながら、

現在は美容エディター、美容ライターとして働いています。

 

という、ちょっと変わった経歴で今の仕事をしている私ですが、

実は、昔からたびたび肌荒れに悩まされてきました。

私の人生は、常に肌荒れとの戦いだった、と言っても過言ではないほど。

まずは、思い出すだけでもツラい、肌荒れとの戦いの歴史についてお話しさせてください。

 

目次

肌さえキレイなら……と思う日々

突然ですが、昔から、私は自分の顔がすごく嫌いでした。

顔というか、身体も全身含めて、コンプレックスだらけだったんです。

 

よくブスだと言われていたし、スタイルだって悪かった。

スポーツをずっとしていたので、日焼けで真っ黒だったし、洒落っ気もなくてダサくて。

誇れるものが何一つなかった。しかも、肌も荒れやすくて、

「こんなにブサイクなのに、肌まで汚かったら生きている価値なくない?」と、

思ったりしてツラかった記憶があります。

 

だから、ブスでも、デブでもいい。

多くは望まないから、せめて肌だけはキレイになりたい、と思うようになったんです。

だって、そこだけは努力でなんとかできそうでしょう?

 

顔の造形や生まれ持った体型を変えるのは難しくても、

そして、変えようとすること自体が非難されることでも

 

肌は努力次第でいくらでも変われると思ったし、

肌をキレイにすることに関しては誰からも文句を言われないから。

誰も責めたりできないから。

 

まずはできることからだ、と思ってスキンケアを頑張るようになりました。

それが、私が美容を好きになり、美容の仕事を志すようになった理由です。

 

肌荒れの歴史が始まった高校時代~20歳まで

一番初めに肌に悩んだのは、高校生のときだったと思います。

いわゆる、思春期ニキビってやつですね。

家系的に、皮脂が出やすく肌が刺激に弱い体質だったので、当時は悩まされました。

多感な時期なので肌が荒れているのがものすごく嫌で、その頃からガッツリ美容雑誌を読むようになりましたね。

 

とはいえ、雑誌に載っているような高い化粧品を買えるわけもなく、当時は大人しく近所で評判の病院に。

 

そこでは、脱脂力の強いオリジナルの化粧品を出され、一時的にではありますが、肌荒れも改善。

難を逃れたかに思えました。まぁ、皮脂が原因の思春期ニキビですから、正しい処置だったと思います。

 

でも、しばらくは好調だった肌も、上京してから一変。また謎の肌荒れに悩まされるように。

 

そのとき、ネットから得た情報で「ピルがニキビに効く」と知ってすぐさまトライ。

幸いにも原因と対策が合致したのか、そのときも結果はすぐに出ました。

安心したのもつかの間、ほどなくしてまた原因不明のニキビに悩まされました。

ピルは飲み続けていたのに、効かなかった。

「なんでだろう?」と考え、いろいろなスキンケアを試してみたけれど治らず、原因は不明なまま。

 

実は、当時、人間関係で多くのストレスを抱えていて、それが原因で胃の調子を崩していました。

病院に行くと逆流性食道炎だと診断され、薬を処方されました。

その薬を飲み始めてから、なんと肌荒れもすっとよくなったんです。

 

肌荒れの原因って、本当にどこにあるかわからないですよね。これが20歳くらいのときの話です。

でもこのときはまだ、本当にどうしようもなくてツラい、という気持ちは味わっていませんでした。

ここから先の戦いが長かったんです。

 

間違ったケアによる、肌荒れの落とし穴にハマった20代前半

美容室に就職してから、かなり多忙な日々を過ごしていました。

怒られることも多く、ストレスを感じることも多かった。

同時に肌荒れもどんどんひどくなっていきました。

 

このときは、ピルだってまだ飲んでいたし、別に胃も痛くなかったし、

今度こそ、どうしたらいいものか迷いました。

 

就職したてでお給料も少なかったけど、

肌が荒れていることにはどうしても耐えられず、化粧品を買い漁りました。

 

デパートに行くのが至福で、いろんな化粧品を使っていることが誇らしく、

自分に手をかけているということに酔っていました。

 

雑誌も読み込んでいて、とにかく正しいといわれるスキンケアを実践しまくって、

肌を回復させようと躍起でしたね。

 

でも、肌はまったく回復することはなかった。

 

何故なら、むしろそのスキンケアこそが、私の肌を荒らしていた原因だったから……。

 

当時のスキンケアはというと……、

オイルクレンジングでしっかりメイクをオフ→もこもこの泡がたつ脱脂力の高い石けんで洗顔をし、

とにかくニキビの原因である皮脂をオフする

 

ということに命を懸けていました。泡洗顔を2回続けてやっていたこともあります。

週に1回のスクラブ洗顔も忘れなかったし、とにかく「皮脂は悪者だ!」と思い込んで、除去するのに必死でした。

まさに、これが間違いですね……。

 

みなさんはご存知だと思いますが、肌は水分と油分のバランスがとても大事です。

そのバランスを無視し、肌のバリア機能を全力でぶち壊すスキンケアを行っていたわけです。

金と手間をかけて肌を荒らすなんて、アホすぎる……、間違いに気づいた時にはそう思いました。

だって、本当に長いこと悩んでいて、お金だってたくさんかけて、

枕カバーをいつも清潔に保ったり、髪の毛が顔にかからないように気を配ったり。

 

いろんなことに気を配りまくっていたのに、結局全部悪いのはスキンケアだったんだから。

 

でも、誰も教えてくれなかった。学校の授業じゃ正しいスキンケアの方法なんか、一回も教わったことありません。

 

でも、社会に出たら、

女性は当然のごとく化粧をすることをマナーとして求められるし、できていない人は非難される。

 

化粧をしたらそれを落とさなきゃいけないし、

でもクレンジングという行為は肌へ負担をかけることが多くて、

それが原因で肌が荒れてしまう人だっている。

 

肌が荒れていると、それだけで「=不潔な人」というレッテルを貼られかねない。

なんて理不尽な世の中だよ、と思います。

そんなに必要なスキルなら、せめて学校で教えてくれよって。

 

どうしてすべて自己責任なのか。自分で学びに行くしかないのか。

しかも、今の時代、情報って溢れすぎていて、正しい情報を掴み取るのも、すごく大変ですよね。

 

あたかも正しいかのように、間違った情報がそこらじゅうに転がっている。

その情報に踊らされて、悩んでいる人や私のように自分で自分を苦しめている人達がたくさんいる。

私はそれがとても許せないんです。

 

だから、せめて私だけは正しい情報を発信したい。

そういう思いで、美容を伝える、という仕事をしようと思いました。

初回からすごく長ったらしく書いてしまって恐縮なのですが、私はそんな気持ちで書いています。

すこしでも、みなさんの役に立つ情報をお届けできたらいいな。

 

リアルで、ちょっぴり泥臭くて、でも中身のある連載をやっていきたいと思っています。

これから、どうぞよろしくお願いします!

 

河津美咲

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河津美咲

美容専門雑誌のアシスタントを経て、ライター、エディターとして活動開始。 講談社「VOCE」をはじめとした雑誌、ウェブメディアで執筆、編集作業に従事している。

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