普通に生活しているだけなのに、いつの間にか性器にプツッとできものが…。
これは一体なに?ニキビ?イボ?気になりますよね。
また痛みもない場合、放置していいのか?
よく見えない部分で勝手に薬を塗るわけにもいかず、悩んでいる方も多いと思います。
今回はそんな性器のできものの1つである「尖圭(せんけい)コンジローマ」という性病について、実際に感染したことのある私の経験を交えながら詳しく書いていきます。
もし今現在、そのできものに悩まされている場合は、ぜひ最後までお読みください。(あとすぐに病院へいくことをおすすめします)
目次
尖圭コンジローマってなに?
尖圭コンジローマとは、HPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスに感染し、性器の周辺に尖った形の、小さいイボができる性感染症のことです。
20代の男女にもっとも多くみられ、セックスの経験がある人ならだれでも感染・発症する可能性があります。
初期の場合は、痛みやかゆみを感じることが少なく、感染していることにすら気が付かないことも多いそう。
私も20代前半にかかったときは、痛くもかゆくもなかったため、しばらくの間、全く気が付くことができませんでした。
どうやったら移るの?
性行為にて感染するのですが、イボができ始めるのは感染から平均2.8か月ほど先であり、すぐにはできません。
その間、かゆみや痛みを感じにくく、いつ感染して発症したのか、誰にうつされたのかを特定するのは難しいと言われています。非常に厄介な病気ですよね。
HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染すると、どんな問題があるの?
痛みやかゆみもない尖圭コンジローマですが、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染すると、どんな問題があるのでしょうか。
このウイルスはイボをつくるだけでなく、子宮頸がんや陰茎がんの発症に関わっていると言われています。(詳しくは下記の病院のホームページをご覧ください)
HPV(ヒトパピローマウイルス)には100以上の種類があり、そのうちの一部が尖圭コンジローマを引き起こすのだそう。
また、イボを放置すると、人によってはイボが増えていくのだとか...。
- 参考:NIID国立感染症研究所
- 参考:持田製薬医師監修ページ
尖圭コンジローマのイボができた私の体験談
冒頭でも言いましたが、20代前半の夏、シャワーで体を洗っている時、尖圭コンジローマができていることに気が付きました。
痛みもかゆみもなく、はじめはニキビができたのだと思っていたのですが、数日経ってもそのイボは治らなかったのです。
そこで不安になったわたしは、コソコソと鏡で自分の性器を観察し、インターネットで必死に性器にできたイボを調べました。
ただそこでは何なのかを判明させることはできず...。
そして、なんとなく婦人科に行くのが恥ずかしいと感じていたのもあり、イボを放置することにしました。
当時は実家暮らしだったため、『家族にバレるのでは?性病だったらどうしよう...』と、怖くて病院に行けなかったのです。
しかし、放置して間もなく、1つあったイボが2つ3つと増えていきました。
「このままではイボが増えるのではないか」と恐れ、あわてて婦人科へ!
勇気を出して婦人科へ!治療は呆気なかった
田舎の産婦人科でしたので、正直にお話するのが恥ずかしかったのですが、無論、先生は慣れておられました。
すぐに触診・視診をしていただき、「尖圭コンジローマですね」と一言。
イボを溶かして消す塗り薬をいただき、消えるまで使用することになりました。
え?塗り薬で終わり?というのが正直な感想で、「こんな事ならさっさと婦人科へ行くべきだった...」と後悔しましたね。
ただもっとイボが大きくなったり、症状が進行していたら、この限りでなかったみたいで、それは不幸中の幸いでした。
麻酔をせずにイボを液体窒素で凍らせたり、電気メスを使って処置することになっていたみたいです。マジ、恐い...。
ちなみに当時付き合っていたパートナーには話しましたが、
先ほど書いたように、「HPV(ヒトパピローマウイルス)が誰からいつ感染したのか特定することは難しい」と先生から聞いていたので、その場では簡単な説明だけを行いました。
予防!尖圭コンジローマを防ぐには
尖圭コンジローマを予防するには、性行為を行わないことが一番ですが、一生セックスをしないというのは無理がありますよね。
なのでまずはコンドーム!コンドームを使用することで、感染する確率がグッと下がるそうです。
そして普段から自分の性器周りをお風呂場や手鏡にてチェックするようにしましょう。
尖圭コンジローマは、先端が尖った小さなイボですので、手で触ると少しチクっとした違和感があります。
そんな少しの変化にも気が付くよう、日常的に性器周りのチェックをしてみてはいかがでしょうか。
一生モノの体ですから大切にしましょう。
もしイボができたら!病院選びのコツ
最後に、「尖圭コンジローマができたかもしれない...」と思った際の、病院選びのコツをご紹介しておきましょう。
基本的に尖圭コンジローマは、婦人科・産婦人科・泌尿器科・皮膚科にて診ていただけます。
中でも日常的に性器を観察されている婦人科・産婦人科・泌尿器科をおすすめします。気兼ねなく診てもらえるでしょうし、こちらとしてもハードルが下がるからです。
また、わたしの経験上、性病検査や性病の処置は、婦人科・産婦人科の先生の方がササッと診断してくれます。
セックスについて詳しく聞かれるということもなく、スムーズな対応をしてくれることがほとんどです。ぜひご参考ください。
まとめ
今回は尖圭コンジローマについてわたしの経験を交えてまとめました。
20代の男女に多くみられる病気のため、性病の経験もあまりない時期でとても不安になってしまう方が多いかもしれません。
日ごろから自分の性器の変化に気づくよう心がけることも大切ですが、少しでも不安になったら医療機関へ相談するのがおすすめです。
早めに医療機関を受診することで、わたしのように簡単な治療で済むかもしれません。勇気をもって病院に行きましょう。
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